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大型連休の阪堺モ161形(8)夕暮れの1枚は...

暑い。それにしても暑い。毎年のように猛暑、酷暑の夏である。もう慣れた...とは言っても35℃を超える日というのは、体に堪えるもの。
自分が子供の頃、まだ夏休みの訪れが楽しみでならなかった当時は、30℃の“真夏日”というのも「すごい暑さ」だった気がする。いつの間にか、その上に35℃の“猛暑日”というのが追加されて。いまや、30℃なら5月でも...、そのうち、40℃超えする日の呼び名も登場するのだろうか。

いや、それにしても暑い。もちろん、大雨被害も大変だが猛暑も辛い。

さぁ、そんな愚痴を書いたところで、自室の冷房を入れて5月の大型連休の阪堺電車撮影記。

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【2023年5月4日16時50分】 阪堺電気軌道上町線・神ノ木-住吉

日中、念願の浜寺運用で、モ162号車の姿を思った以上の出来栄えの画で残すことが出来て。
自分としては大満足のスタートを切ることが出来たのだった。それなら、夕暮れ時の...茜色の陽の光がモ162号車を照らし出す、その瞬間を切り取りたくて。

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大型連休の阪堺モ161形(7)阪堺2大橋梁(その2)

日曜は富山の菩提寺で父の四十九日法要だった。新幹線で富山まで日帰りで往復の強行軍。

それにしても、5月下旬に葬儀、その後は、本当にあっという間だった。あのあたり、こういった法要とか仏事とか、いろいろな仕来りとか習慣とか、知らないことだらけで。最初の頃は「何を問い合わせて良いのか、分からない」みたいな状態からのスタートで。最大の不安だった天候も、何とか傘をさすことなく終わって。

香典返しやら、生前の父の知人や年賀状が来ていた人たちをリストアップした上での通知のハガキの準備、その他諸々。必要なことはたくさん残っていて。
夏休みシーズンに入って、仕事が忙しくなってくるタイミングだが、いましばらく、そちらの方も、てんやわんやの状態が続きそう。

さて、そんな中でもブログは、引き続き、5月の大型連休の阪堺電車撮影記。天気にも恵まれた初日、5月4日は、モ162号車が浜寺運用に入ってくれて。

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【2023年5月4日16時32分】 阪堺電気軌道上町線・神ノ木-住吉

立て続けに、大和川、石津川の“阪堺2大橋梁”でベストショットとも言える画を押さえることができたら、後は夕陽を浴びるモ162号車の姿を撮れれば最高なのだが...

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大型連休の阪堺モ161形(6)阪堺2大橋梁(その1)

何だか最近の拙ブログ、話の流れ上、どうしてもトップ写真が朱色の筑豊色、モ162号車の姿になる。
赤い写真ばかり続いてしまうので、ちょっと気分転換!?

同じモ162号車の以前の姿を。自分は、この濃緑色塗りつぶしのこの塗装は好きだった。撮るには、天候に左右されやすい色合いで“難敵”だったが、いまのモ161号車が纏う“昭和40年代カラー”の緑色とは色調が全然違って。何というか、こちらの方が青みが強い気がする。

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【2016年12月20日11時54分】 阪堺電気軌道上町線・神ノ木電停

電機メーカーの広告塗装に端を発した「雲塗装」は何度となく“復活”しているが、それなら、お酢の広告だった「波塗装」も復活してくれないか...

数年ごとに塗り替えが行われるモ161形車、そろそろ新しい装いになる電車が出そうな気がしていて。今秋あたり期待できるのではないか...と勝手に思っている次第。ライトグリーンの「雲塗装」の復活も期待したいし、この濃緑色の復活も...

そう、そんなことが言えるのも、この5月の大型連休の撮影、自分にとっては非常に実り多い4日間になったと思うから...なのである。
引き続き、堺市内に筑豊色、モ162号車を追って。

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大型連休の阪堺モ161形(5)綾ノ町で再び。

いよいよ明日、富山に行くのだが...。いや、趣味活動ではなく。<鉄>分などまったくない。新幹線の中では寝ているのだろうか。
それにしても悪天候の予報で。それが最大の不安。

ということで、ブログは引き続き5月の大型連休の阪堺電車の撮影記、序盤戦。

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【2023年5月4日12時07分】 阪堺電気軌道阪堺線・綾ノ町電停

4日から7日まで4日間に渡って、もう、阪堺電車だけを全力で撮り続けるという撮影行だったので、何だか似たような写真が連続する撮影記だが...
それでも、撮っているときは必死だった。
でも、そんなことすら、遠い昔のことのように5月下旬から慌ただしい日々を送ってきたのだった。普段通りだったら、記念きっぷを買いに倉敷まで行っていただろうし、何度も撮ったキハのさよなら運行を撮りに水海道にも向かっていた筈。

四十九日法要が済めば、撮影には厳しい真夏の猛暑が襲いかかってくるのである。趣味活動の再開はいつになるのか...

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大型連休の阪堺モ161形(4)こうや号

昔から<鉄>の世界には、車両面は西高東低という認識があって。既に戦前にはそういう言い方をされることがあったようで。
もちろん、私鉄も当時の国鉄も関西圏の方が意欲的な新車が多かったようで。戦前には“流電”モハ52形を運転して、現在の新快速に相当する“急電”を運転して...

阪堺モ161形車だってそう。路面電車としては大柄な車体、連結器を装備して2連運転にも対応し、都市化に伴い旅客需要が年々増加していた平野線で活躍した。東京都電で高性能車が登場するのは...

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【2023年5月4日11時00分】 南海電鉄高野線・帝塚山駅

そんな中、関東の鉄道事業者と見間違えそうな電車をどんどん増やして、昭和の頃からの車両を置き換えているのが南海かも。
いつの間にか、アメリカンなスタイルのステンレス電車もだんだん見かけなくなってきた。

帝塚山駅のホームで、下り区間急行と特急「こうや」号のすれ違い。
堺東駅前にホテルをとった<変態鉄>、帝塚山3丁目付近で撮ったら、いったん“戦線離脱”。堺東のホテルで荷物を預けて午後の撮影に挑もうと、高野線で。

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大型連休の阪堺モ161形(3)帝塚山

なかなか、思い通りに運ばないことだらけで...
まぁ、そう言いながら、いつもギリギリいっぱいのところで何とか凌いでいるのだが...。今度ばかりは、と、思うようなことがでてきており。
どうにか、今週末を乗り切りたいと思う次第。

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【2023年5月4日10時47分】 阪堺電気軌道上町線・姫松-帝塚山3丁目

さて、引き続き、5月の大型連休、阪堺電車撮影記。4日は朝から「筑豊色」のモ162号車が稼働。
ちょうど、伊丹からのバスであべの橋に着いた自分は、着替えなどの入った大きなバッグを抱えたままカメラ片手に歩き回っていた。

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大型連休の阪堺モ161形(1)ぷろろーぐ

3月から4月にかけて、阪堺電車の古豪モ161形車4両を土休日に通常運用に投入することになって。
でも、この時期、<変態鉄>は極めて忙しくなる職業。特にこの時期は土日に休むことなど、絶対にできなくて。阪堺電車の公式ツイッターに、金曜になると土曜の運用予定の車両がどれなのか、その予告のツイートが出て。それを眺めながら、悶々とした気持ちで会社に居る...という日々を送っていたのだった。

最後の最後で4月8・9日に、土日の休みを確保して。
と、その大阪滞在中だった。4月10日に「好評につき期間延長」のリリースが出て。
まさに狂喜乱舞した<変態鉄>だったのである。東京に戻ったら早速、次の撮影行の予定を...

でも、ネックになったのはコロナ禍が過ぎて、需要が戻ってきたことで各地のホテルの料金が強気の設定に戻ってきたこと。本当は、5月3日からフルに楽しみたかったが、そうするとホテル代だけで...

5月4日出発と決めたのだった。その後、5月5日は4両全部が運用入りすることも発表され。

ただ...

週間天気予報をチェックしていて、絶望的な状況になって。特に連休後半ほど荒天の予報で。う〜ん...
直前になって、その傘マークの列の始まりが少しずつ後ろ倒しになってきたこと、それだけに期待して。でも、カメラのレインカバーを新しくして。

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【2023年5月4日10時14分】 阪堺電気軌道上町線・神ノ木電停

5月4日だけは晴れ予報、この日に、何としても“会心の1枚”に出会いたかった。

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信越地方の3セク鉄道を巡って(13=最終回)西武観光「軽井沢10便」

4月に、福井へ福鉄モハ203号車を見に行って、そして、大阪で2泊して阪堺電車の古豪モ161形車を撮って。伊丹から空路、新潟へ。
新潟から長野にかけての第3セクター鉄道を巡る...と、言ってしまえば4泊5日の<鉄>旅だったのである。
でも、その記事を40回以上、引っ張ってきた拙ブログ。毎度、思うのだが、もはや正気の沙汰ではない。

しかしながら、思った以上に多くの方にお読みいただいたようで。自分としては阪堺電車を撮りに行ったのがメインで、3セクの「鉄印」集めは、その“ついで”的なイメージだったが、ブログのPV数は、本人の思いとは逆に阪堺電車よりも3セク旅の方がよく読まれているようで。
尤も、それは阪堺電車が趣味者の間で注目されていないから...ではなく、「撮影記」を称する割に写真がショボすぎる、自分の撮影技能の低さが現れているということで。う〜ん、自分では、自分のことを(このコトバは好きではないが)<乗り鉄>ではなく<撮り鉄>だと思っているのだが...
乗車記、旅行記の方が注目される...というのは、何だか不思議な気持ち。う〜ん。

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【2023年4月12日17時23分】 埼玉県児玉郡上里町五明・関越道上里サービスエリア

その4月のお話、今日で最終回。上田電鉄に乗った後は、軽井沢ゆき電車。そのまま終点まで乗っても良いが、手前の御代田駅で下車。
浅間山バックにしなの鉄道を撮るため...ではなく、ここから高速バスで池袋へ。

長野だけでなく、上田、小諸、軽井沢、しなの鉄道線の沿線からは東京へ向かう高速バスが頻繁に発着しており。西武観光バス・千曲バスが運行する「軽井沢線」の一部の便が御代田駅発着で運転されており、15時半の池袋ゆきがそれ。この便を予約しておいたのだった。

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信越地方の3セク鉄道を巡って(12)城下駅

最近、「コスパ」に加えて「タイパ」という語も定着してきたようで。誰が言い出したのか...
コスパが“費用対効果”なら、タイパは“時間対効果”だろうか。何でも、ネットの動画は倍速視聴が標準で、だから、映画などは「時間の無駄」と感じるのが、いまの若者なのだとか...

<鉄>として、趣味活動に求めてはいけないのが、この2つだと自分は思っている。
確かに、コスパは意識する。ある車両をお目当てに遠くの路線にでかけていって、車庫の様子を見てガッカリ...というときなど、「時間もお金も無駄にしてしまった」と落ち込むもの。そのリスクを最小化するためにも事前の情報収集力が問われる訳で。いまでは、ネットの力で大抵の情報は集められるようになったみたい。「みたい」と書いたのは、自分はその流れに完全に乗り遅れた人間だから。

でも、せめて時刻表くらいはチェックしてから出かけてくれば良かった。

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【2023年4月12日12時09分】 上田電鉄別所線・上田-城下

3年ぶりの“定点比較”的に、上田駅近くで千曲川鉄橋を渡る列車を撮れば良い...と思ったのに、なぜか対岸の城下側で撮った写真があるのは、まさに自分の情報収集力の無さ、行き当たりばったりの行動パターンを象徴しているのかも知れない。

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信越地方の3セク鉄道を巡って(11)千曲川鉄橋

真っ赤なトラス鉄橋が連なっているのは、画的には嬉しいところ。でも、<撮り鉄>にとっては悩ましいというか...
<変態鉄>が一番好きなのは上路式ガーター橋。あれが一番、撮りやすい。まぁ、たぶん、<撮り鉄>の中で上路式ガーター橋が嫌いな人はあまりいないのではないかと思うくらい。

最近は梅雨時も夏の時期も、ゲリラ豪雨とか線状降水帯とか、いままで考えられなかったような激しい雨が降ることが多くなり。
2019年10月の台風で、上田電鉄別所線の千曲川鉄橋も崩落、城下〜上田の1区間が長期運休になった。急遽、折返し駅として代行バスとの乗り換え拠点となった城下駅、2面2線のうち、使われなくなったホームに「湯たんぽ」が展示された。

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【2023年4月12日10時59分】 上田電鉄別所線・城下-上田

コロナ禍、代行バスに乗って、城下駅まで行ってみたのが<変態鉄>。
無惨にも崩落してしまった、ちょうど復旧工事たけなわの千曲川鉄橋を見てきたのは3年前の秋。
(→ こちら

その後、復旧工事が終わって運転再開されたことは聞いていたので、この機会に、残る1区間に乗ってみようと。
坂城駅から上田駅まで、引き続き、しなの鉄道線で。

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