真夏の「いすみ」に“第3のキハ”を(6)国鉄型並びにチャレンジ!! [いすみ鉄道 国鉄型キハ]
すでに9月に入っているのに、相変わらず8月中旬の撮影記を続けている。
まぁ、拙ブログにとっては、それがいつものことなのだが...
【2016年8月14日10時13分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
引き続き、8月14日、いすみ鉄道の話題。
乗車・撮影会の後は、車内で“車掌体験”で楽しんだ後は...
食事休憩を挟んで、13時の「急行2号」との“国鉄型キハ並び”の撮影。
…… ……
2016年8月14日(日)晴れ一時曇り
ちょうど自分の立っている付近で、地上で撮っている方々と運転士さんで相談。
そう、13時過ぎにやって来る「急行2号」との並びシーンを撮影しようということ。
【2016年8月14日13時09分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
キハ30をどの位置に停めたら、急行列車とバランス良く並べることができるか
という綿密な打合せが行われたのである。
キハ30の停車位置が決定したところで、1時間ほどのお昼休みに突入である。
国吉駅前の喫茶店でランチ。リーズナブルでボリュームも十分だった。
【2016年8月14日12時31分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
12時半過ぎに畦道に戻れば、線路際の雑草を刈ってくれていた。
おかげで、キハ30のいる側線周囲が一気にスッキリしてくれて。感謝である。
12時40分頃、キハ30は、ゆっくりゆっくりと打ち合わせていた場所に到着。
参加者の皆さんも徐々に集まってきて。
畦道に一列に並んで思い思いにカメラを構えて。和気藹々とした雰囲気だった。
【2016年8月14日13時00分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
そして13時。まずは下り上総中野ゆきが先に到着。この列車が国吉駅で「急行2号」と
交換する。同じ車両だが先ほどとはちょっと違うポジションでの2列車並びである。
この写真の右隅に、ホンのわずかにキハ28の顔が写っている。
さぁ、周囲にもちょっとした緊張感が。いよいよである。
【2016年8月14日13時06分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅付近
「急行2号」が動き出す。キハ30の影からその姿が見えてくる。
このイベントのために「急行2号」の運転士に徐行指示が出ていたとかで...
ほぼ思い通りの1枚を手にすることができた。
キハ28を先頭にした急行列車がキハ30のローカル列車とすれ違うシーン。
昭和40年台の大原駅などで、実際に見られたのだろうか?!
【2016年8月14日13時14分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
キハはこの後、側線の線路状態と車両状態を確かめるかのように
“国吉支線”を1往復。それを撮ったら、このイベントは終了となった。
このあと、「急行3号」から「急行5号」まで最大3回、沿線で撮影できる。
という訳で、歩いて向かった先は...
そう、かの有名な第2五之町踏切だった。国吉と上総中川の両駅の中間付近に
位置しており、どちらの駅からも徒歩20分ほどだろうか。
線路の向かい側の田んぼが整地されて舗装道路ができたり、撮影ポジションの
国吉側に太陽光発電のパネルが並べられてしまったり...数年間で変化が激しい場所。
雲が広がり、青空が期待できる状況ではなかったこともあって、ローアングルから
稲穂を入れた構図を選択してみた。
【2016年8月14日14時19分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉-上総中川
でも...
ちょっと構図とりを攻めすぎた。撮った瞬間、「撃沈!!!」と思った1枚である。
前側、キハ52の台車付近に踏切の柵がかかっている。自分は、キハ52のアタマを
この柵のちょっと右に置いて、踏切に差しかかる直前で止めるのが好きなのだが...
そう、列車後部の余白をあまり作りたくなくて。攻めすぎたのである。
フツーに撮っている時の“ケツ切れ撃沈”と同じような...
その1時間後、<変態鉄>は姫宮第2踏切に居た。
ケツ撃ちながら、順光となるキハ52を正面がちに撮っておこうと。
【2016年8月14日15時32分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川(後追い)
しかし...
EOSくんの設定を“AIフォーカスAF”に設定していた。
簡単に言えば、被写体をカメラ側で見分けて、それが動くものであるならば、
動体予測オートフォーカス(動きを予測しながらピントを合わせ続ける機能)が
作動する...ことになっているのだが、EOSくんのこの機能、後追い撮影に
めっぽう弱いみたい。いまのカメラとレンズの組合せにして4年以上、
何度も、同じ理由で撃沈を繰り返し、学習してきたはずだった。
(普段は、後追い撮影の場合には必ずマニュアルフォーカスに切り替えるのに...)
あぁ、撮影後の画像を背面のモニターで見た瞬間に“ピン甘撃沈”と気付くくらい
ボケボケの画像だったのである。RAW現像のときにシャープネスを目一杯上げて
誤魔化そうとしてもコレである。
2連続で初歩的なミス。すっかりテンションも下がってしまったのだった。
【2016年8月14日16時17分】 いすみ鉄道・いすみ301号車内
「これなら、次の“5号”を撮っても、きっと撃沈するに違いない!!」
ということで、城見ヶ丘駅に戻ったのだった。16:01発の大原ゆき第66D列車。
車内は家族連れなどで満員、後部ドア付近に立って終点の大原へ。
途中、上総東-西大原間の「ムーミンの池」付近では徐行のサービス。
何度も見ているシーンだが、久々にここで車窓撮影。
【2016年8月14日16時26分】 いすみ鉄道・大原駅
そして、終点の大原駅には16:27着。向かい側のホームで発車を待っているのが
16:33発「急行5号」である。この列車だけは上総中野まで行かずに大多喜で入庫、
実際には“入庫回送”に近い性格の列車で、たぶん、一番、キハのサウンドを
満喫できる列車...のような気がするのである。
急ぎ、大原駅の売店で自由席急行券(300円)を購入。
ここで買うと硬券の急行券、車内精算だと軟券になる。
【2016年8月14日16時25分】 いすみ鉄道・大原駅
この日、最後の列車は準急「房総」だった。
1958年(昭和33年)に設定されたディーゼル準急が「房総」号だった。
ディーゼル動車ならではの“多層建て列車”。両国発で総武線経由銚子ゆき、
内房線(当時は房総西線)経由館山ゆき、外房線(当時は房総東線)経由安房鴨川ゆきを
併結した列車だった。ただ、2年後には「京葉」に改称されてしまう。
【2016年8月14日16時59分】 いすみ鉄道・キハ28 2346号車内
さぁ、キハ28に乗り込んで。“飛越ゴハチ”時代にも何度も乗った2346号車の
ロングシートに身を委ね、30分余りのキハ旅を楽しむのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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まぁ、拙ブログにとっては、それがいつものことなのだが...
【2016年8月14日10時13分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
引き続き、8月14日、いすみ鉄道の話題。
乗車・撮影会の後は、車内で“車掌体験”で楽しんだ後は...
食事休憩を挟んで、13時の「急行2号」との“国鉄型キハ並び”の撮影。
…… ……
2016年8月14日(日)晴れ一時曇り
ちょうど自分の立っている付近で、地上で撮っている方々と運転士さんで相談。
そう、13時過ぎにやって来る「急行2号」との並びシーンを撮影しようということ。
【2016年8月14日13時09分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
キハ30をどの位置に停めたら、急行列車とバランス良く並べることができるか
という綿密な打合せが行われたのである。
キハ30の停車位置が決定したところで、1時間ほどのお昼休みに突入である。
国吉駅前の喫茶店でランチ。リーズナブルでボリュームも十分だった。
【2016年8月14日12時31分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
12時半過ぎに畦道に戻れば、線路際の雑草を刈ってくれていた。
おかげで、キハ30のいる側線周囲が一気にスッキリしてくれて。感謝である。
12時40分頃、キハ30は、ゆっくりゆっくりと打ち合わせていた場所に到着。
参加者の皆さんも徐々に集まってきて。
畦道に一列に並んで思い思いにカメラを構えて。和気藹々とした雰囲気だった。
【2016年8月14日13時00分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
そして13時。まずは下り上総中野ゆきが先に到着。この列車が国吉駅で「急行2号」と
交換する。同じ車両だが先ほどとはちょっと違うポジションでの2列車並びである。
この写真の右隅に、ホンのわずかにキハ28の顔が写っている。
さぁ、周囲にもちょっとした緊張感が。いよいよである。
【2016年8月14日13時06分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅付近
「急行2号」が動き出す。キハ30の影からその姿が見えてくる。
このイベントのために「急行2号」の運転士に徐行指示が出ていたとかで...
ほぼ思い通りの1枚を手にすることができた。
キハ28を先頭にした急行列車がキハ30のローカル列車とすれ違うシーン。
昭和40年台の大原駅などで、実際に見られたのだろうか?!
【2016年8月14日13時14分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
キハはこの後、側線の線路状態と車両状態を確かめるかのように
“国吉支線”を1往復。それを撮ったら、このイベントは終了となった。
このあと、「急行3号」から「急行5号」まで最大3回、沿線で撮影できる。
という訳で、歩いて向かった先は...
そう、かの有名な第2五之町踏切だった。国吉と上総中川の両駅の中間付近に
位置しており、どちらの駅からも徒歩20分ほどだろうか。
線路の向かい側の田んぼが整地されて舗装道路ができたり、撮影ポジションの
国吉側に太陽光発電のパネルが並べられてしまったり...数年間で変化が激しい場所。
雲が広がり、青空が期待できる状況ではなかったこともあって、ローアングルから
稲穂を入れた構図を選択してみた。
【2016年8月14日14時19分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉-上総中川
でも...
ちょっと構図とりを攻めすぎた。撮った瞬間、「撃沈!!!」と思った1枚である。
前側、キハ52の台車付近に踏切の柵がかかっている。自分は、キハ52のアタマを
この柵のちょっと右に置いて、踏切に差しかかる直前で止めるのが好きなのだが...
そう、列車後部の余白をあまり作りたくなくて。攻めすぎたのである。
フツーに撮っている時の“ケツ切れ撃沈”と同じような...
その1時間後、<変態鉄>は姫宮第2踏切に居た。
ケツ撃ちながら、順光となるキハ52を正面がちに撮っておこうと。
【2016年8月14日15時32分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川(後追い)
しかし...
EOSくんの設定を“AIフォーカスAF”に設定していた。
簡単に言えば、被写体をカメラ側で見分けて、それが動くものであるならば、
動体予測オートフォーカス(動きを予測しながらピントを合わせ続ける機能)が
作動する...ことになっているのだが、EOSくんのこの機能、後追い撮影に
めっぽう弱いみたい。いまのカメラとレンズの組合せにして4年以上、
何度も、同じ理由で撃沈を繰り返し、学習してきたはずだった。
(普段は、後追い撮影の場合には必ずマニュアルフォーカスに切り替えるのに...)
あぁ、撮影後の画像を背面のモニターで見た瞬間に“ピン甘撃沈”と気付くくらい
ボケボケの画像だったのである。RAW現像のときにシャープネスを目一杯上げて
誤魔化そうとしてもコレである。
2連続で初歩的なミス。すっかりテンションも下がってしまったのだった。
【2016年8月14日16時17分】 いすみ鉄道・いすみ301号車内
「これなら、次の“5号”を撮っても、きっと撃沈するに違いない!!」
ということで、城見ヶ丘駅に戻ったのだった。16:01発の大原ゆき第66D列車。
車内は家族連れなどで満員、後部ドア付近に立って終点の大原へ。
途中、上総東-西大原間の「ムーミンの池」付近では徐行のサービス。
何度も見ているシーンだが、久々にここで車窓撮影。
【2016年8月14日16時26分】 いすみ鉄道・大原駅
そして、終点の大原駅には16:27着。向かい側のホームで発車を待っているのが
16:33発「急行5号」である。この列車だけは上総中野まで行かずに大多喜で入庫、
実際には“入庫回送”に近い性格の列車で、たぶん、一番、キハのサウンドを
満喫できる列車...のような気がするのである。
急ぎ、大原駅の売店で自由席急行券(300円)を購入。
ここで買うと硬券の急行券、車内精算だと軟券になる。
【2016年8月14日16時25分】 いすみ鉄道・大原駅
この日、最後の列車は準急「房総」だった。
1958年(昭和33年)に設定されたディーゼル準急が「房総」号だった。
ディーゼル動車ならではの“多層建て列車”。両国発で総武線経由銚子ゆき、
内房線(当時は房総西線)経由館山ゆき、外房線(当時は房総東線)経由安房鴨川ゆきを
併結した列車だった。ただ、2年後には「京葉」に改称されてしまう。
【2016年8月14日16時59分】 いすみ鉄道・キハ28 2346号車内
さぁ、キハ28に乗り込んで。“飛越ゴハチ”時代にも何度も乗った2346号車の
ロングシートに身を委ね、30分余りのキハ旅を楽しむのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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鉄道系のイベントは「とりあえずやりました」的な、ファン向けなのにファン心理が全くわかっていないものも少なくないですが、あるまーきさんのレポを拝見していると、い鉄のイベントは毎回そこは「さすが!」の印象を受けますね。
稲穂とキハ30、稲穂と国鉄型キハ並び、素晴らしい写真ですね!
ちなみにわたくしはその時間帯、西畑付近で、晴れ構図で待っていて結局曇られ、しょんぼりしておりました(笑)
by ハヤブサくん (2016-09-08 21:13)
ハヤブサくん さん
コメントありがとうございます。
い鉄のイベントの場合、あまり規模が大きくならず、また、参加するメンバーも結構ファン歴が長い人が多いことも関係しているかも知れません。だから、あれこれ規制されることもなく自由に撮らせてくれますし。
当日は、晴れたり曇ったり...、難しいお天気でした。このキハ30と「急行2号」のシーンは晴れたら逆光になる場所、ハヤブサさんとは正反対の気持ちで待ち受けていました。
by あるまーき (2016-09-09 09:30)