6月の大阪・岡山へ(0)ぷろろーぐ [鉄分の濃い旅行記録]
学生時代の自分、もちろん普段から勉強などするはずもなく。
定期テストが近づいてくると、もう大慌て。「良い成績」をとりたいのではない。
「進級」とか「単位」とか...、それだけで十分、という極めて控えめな学生だった。
そんな頃、テスト前日になって「あぁ、勉強しないと!!」と思った時、いつも
決まって“机の片付け”からはじめていた。机の回りを片付けているうちに、
何だか懐かしいものを発見してしまい、それを見て楽しんでいるうちに...
でも、やはり人間の性質というのは変わるものではないみたい。
仕事が多忙を極めるようになってくると、まず思うのが「出撃したい!!」。
忙しくなればなるほど仕事外のことが気になってくるのである。
まぁ、つまり、現実逃避。帰ってきたら大変なことが待っている...と分かっていても
出かけずには居られない性格なのである。
【2016年6月11日12時40分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前電停付近
6月10日は「路面電車の日」。少々強引な語呂合わせだが、全国の路面電車事業者は
その前後に車庫公開などのイベントを開催するのが恒例となった。
都電荒川線の荒川電車営業所、富山県は万葉線の米島口、行きたいところは
いろいろあったが、ネットの告知が早かったことが“決め手”となって...
…… ……
「ちん電」こと阪堺電気軌道。昭和3年に製造されたモ161形が“いまなお現役”。
今年の春は、これを撮るべく大阪を訪れたのだが、冷房使用期間に入ると同車は
運用を離脱することになっている。
【2016年6月11日10時48分】 阪堺電気軌道・あびこ道車庫
車庫に留置中の姿であっても撮ることができれば幸い。
我孫子道の車庫、普段は撮れないものを撮ってこようと計画をはじめたのだった。
それならば...
お土産付きのプランが同社のサイトに出ていた。事前に申し込むといろいろな特典付き。
入場に制限のあるイベントではないので、そのまま行っても大丈夫だが...
1つの楽しみとして申し込んだのだった。
代金引換で自宅にクーポン類が送られてきたのは6月初旬。
でも、なかなか決まらなかったのがその後のこと。イベントは土曜日のお昼。
当日朝のヒコーキで大阪入り、終了後は伊丹からヒコーキに乗れば当日中には
東京に戻ってこられる。
でも、せっかく大阪に行くのなら...
【2016年5月7日9時36分】 津山線・岡山駅
そう、5月の大型連休後半、水島臨海鉄道のキハを撮りに訪れた岡山。
岡山駅で「とりあえず撮った」のがディスティネーションキャンペーンに協賛して
津山線で運転されていた臨時快速「みまさかノスタルジー」。
普段の快速「ことぶき」のキハ47形を旧国鉄一般型気動車色(朱色ツートン)に
塗り替えただけの列車だが...、しかも、キハ47形は<変態鉄>と同世代。
昭和50年代に入るとすでに末期的状況に近づきつつあった国鉄内部、「合理化」として
ローカル線のディーゼル動車は塗り分け塗装を止め、タラコ色塗り潰し
(首都圏本部の車両から、この“合理化塗装”になったため「首都圏色」と呼ばれる)
に変更されており、キハ47形ははじめから全てタラコ色塗り潰しで登場した。
つまり、車体塗色はマニア目線で見れば単なる「嘘っぱち」。
さらにJR西日本所属のキハ40系列は“延命工事”を実施、異物感の非常に強い
安っぽいサッシ窓に変更されてしまい、写真を撮るのも...う~ん。
【2016年3月3日8時00分】 高徳線・オレンジタウン-志度(後追い)
お隣、四国のキハ47形が冷房装置以外は国鉄時代に近いスタイルで走っている。
だから、JR西の同形を撮りたいとは絶対に思わない<変態鉄>なのである。
でも、でも、である。
5月に岡山駅で貰ったパンフレット。
その一節に<車内放送マニア>でもある<変態鉄>にとっては衝撃の一言。
(赤いアンダーラインはブログ筆者による)
そう、「車内放送には懐かしい鉄道唱歌のメロディを...」、
岡山にも乗り入れてくる「やくも」号あたりから取り外したチャイムを転用したのか
車内放送装置にオルゴールを組み込んでいる!?
これは録りに行かないと!!
俄然、テンションが上がったのである。ただ、「ノスタルジー」は
ディスティネーションキャンペーン関連の臨時列車なので、同キャンペーンが
6月で終了するとその後の運転は期待できないわけで...
仕事などのスケジュールも調べると、たぶんコレが最後の乗車機会になりそうで。
【2016年6月11日17時49分】 岡山県岡山市・岡山駅西口(運動公園口)
大阪に行った“ついで”で岡山に立ち寄る...という何とも無謀な計画を立てた。
ただドッジラインもビックリの“超緊縮財政”を強いられている<変態鉄>、
大阪-岡山間の移動もできれば新幹線は避けたいわけで...
<鉄>でありながら、鉄路を避ける不思議な旅になったのだった。
そして、乗らないと車内放送は録れない。ということで、津山の折り返し間合いは...
【2016年5月8日6時07分】 津山線・岡山駅
岡山駅の跨線橋の窓ガラスに映っていたこちら。
津山駅に隣接する機関区の扇形庫が「つやま学びの鉄道館」としてリニューアルオープン。
大阪の交通科学館が閉館して、京都梅小路に移転することになったとき、
その収蔵車両の選から漏れた機関車たちがやって来たのである。
以前は定員制で事前予約が必要だった見学も、開館日も増え、展示も充実。
ということで再訪することにしたのである。
それならば、大阪で気になっているあのローカル線も...
1泊2日の短いスケジュールながら非常に濃厚なプランを考えたのだった。(つづく)
…… ……
おいっ、出発すらしないのかよ...
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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定期テストが近づいてくると、もう大慌て。「良い成績」をとりたいのではない。
「進級」とか「単位」とか...、それだけで十分、という極めて控えめな学生だった。
そんな頃、テスト前日になって「あぁ、勉強しないと!!」と思った時、いつも
決まって“机の片付け”からはじめていた。机の回りを片付けているうちに、
何だか懐かしいものを発見してしまい、それを見て楽しんでいるうちに...
でも、やはり人間の性質というのは変わるものではないみたい。
仕事が多忙を極めるようになってくると、まず思うのが「出撃したい!!」。
忙しくなればなるほど仕事外のことが気になってくるのである。
まぁ、つまり、現実逃避。帰ってきたら大変なことが待っている...と分かっていても
出かけずには居られない性格なのである。
【2016年6月11日12時40分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前電停付近
6月10日は「路面電車の日」。少々強引な語呂合わせだが、全国の路面電車事業者は
その前後に車庫公開などのイベントを開催するのが恒例となった。
都電荒川線の荒川電車営業所、富山県は万葉線の米島口、行きたいところは
いろいろあったが、ネットの告知が早かったことが“決め手”となって...
…… ……
「ちん電」こと阪堺電気軌道。昭和3年に製造されたモ161形が“いまなお現役”。
今年の春は、これを撮るべく大阪を訪れたのだが、冷房使用期間に入ると同車は
運用を離脱することになっている。
【2016年6月11日10時48分】 阪堺電気軌道・あびこ道車庫
車庫に留置中の姿であっても撮ることができれば幸い。
我孫子道の車庫、普段は撮れないものを撮ってこようと計画をはじめたのだった。
それならば...
お土産付きのプランが同社のサイトに出ていた。事前に申し込むといろいろな特典付き。
入場に制限のあるイベントではないので、そのまま行っても大丈夫だが...
1つの楽しみとして申し込んだのだった。
代金引換で自宅にクーポン類が送られてきたのは6月初旬。
でも、なかなか決まらなかったのがその後のこと。イベントは土曜日のお昼。
当日朝のヒコーキで大阪入り、終了後は伊丹からヒコーキに乗れば当日中には
東京に戻ってこられる。
でも、せっかく大阪に行くのなら...
【2016年5月7日9時36分】 津山線・岡山駅
そう、5月の大型連休後半、水島臨海鉄道のキハを撮りに訪れた岡山。
岡山駅で「とりあえず撮った」のがディスティネーションキャンペーンに協賛して
津山線で運転されていた臨時快速「みまさかノスタルジー」。
普段の快速「ことぶき」のキハ47形を旧国鉄一般型気動車色(朱色ツートン)に
塗り替えただけの列車だが...、しかも、キハ47形は<変態鉄>と同世代。
昭和50年代に入るとすでに末期的状況に近づきつつあった国鉄内部、「合理化」として
ローカル線のディーゼル動車は塗り分け塗装を止め、タラコ色塗り潰し
(首都圏本部の車両から、この“合理化塗装”になったため「首都圏色」と呼ばれる)
に変更されており、キハ47形ははじめから全てタラコ色塗り潰しで登場した。
つまり、車体塗色はマニア目線で見れば単なる「嘘っぱち」。
さらにJR西日本所属のキハ40系列は“延命工事”を実施、異物感の非常に強い
安っぽいサッシ窓に変更されてしまい、写真を撮るのも...う~ん。
【2016年3月3日8時00分】 高徳線・オレンジタウン-志度(後追い)
お隣、四国のキハ47形が冷房装置以外は国鉄時代に近いスタイルで走っている。
だから、JR西の同形を撮りたいとは絶対に思わない<変態鉄>なのである。
でも、でも、である。
5月に岡山駅で貰ったパンフレット。
その一節に<車内放送マニア>でもある<変態鉄>にとっては衝撃の一言。
(赤いアンダーラインはブログ筆者による)
そう、「車内放送には懐かしい鉄道唱歌のメロディを...」、
岡山にも乗り入れてくる「やくも」号あたりから取り外したチャイムを転用したのか
車内放送装置にオルゴールを組み込んでいる!?
これは録りに行かないと!!
俄然、テンションが上がったのである。ただ、「ノスタルジー」は
ディスティネーションキャンペーン関連の臨時列車なので、同キャンペーンが
6月で終了するとその後の運転は期待できないわけで...
仕事などのスケジュールも調べると、たぶんコレが最後の乗車機会になりそうで。
【2016年6月11日17時49分】 岡山県岡山市・岡山駅西口(運動公園口)
大阪に行った“ついで”で岡山に立ち寄る...という何とも無謀な計画を立てた。
ただドッジラインもビックリの“超緊縮財政”を強いられている<変態鉄>、
大阪-岡山間の移動もできれば新幹線は避けたいわけで...
<鉄>でありながら、鉄路を避ける不思議な旅になったのだった。
そして、乗らないと車内放送は録れない。ということで、津山の折り返し間合いは...
【2016年5月8日6時07分】 津山線・岡山駅
岡山駅の跨線橋の窓ガラスに映っていたこちら。
津山駅に隣接する機関区の扇形庫が「つやま学びの鉄道館」としてリニューアルオープン。
大阪の交通科学館が閉館して、京都梅小路に移転することになったとき、
その収蔵車両の選から漏れた機関車たちがやって来たのである。
以前は定員制で事前予約が必要だった見学も、開館日も増え、展示も充実。
ということで再訪することにしたのである。
それならば、大阪で気になっているあのローカル線も...
1泊2日の短いスケジュールながら非常に濃厚なプランを考えたのだった。(つづく)
…… ……
おいっ、出発すらしないのかよ...
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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