再びの「水曜日のキハたちへ」20160406(2) [いすみ鉄道 国鉄型キハ]
自分のような<徒歩鉄>の場合、せっかく撮影地にたどりついても、
すでに先客がいたり、あるいはそこが思い描いていたような場所でなかったり...、
それでも、撮影地を変えるのはなかなか困難なのである。
もうすぐ、お目当ての列車がやって来る。
「仕方なく」、“完敗”を確信しながらも、とりあえずカメラを構える
ということが少なくない。
全長27 kmあまりの、いすみ鉄道。車庫はその真ん中付近、大多喜駅にある。
平日のキハ代走運用は10時に、大多喜から大原ゆきとして出発、上総中野まで
全線を1.5往復、最後は上総中野からの大多喜ゆきとなり、15時半に入庫する。
だから、<徒歩鉄>にとって撮影できる機会は最大で5回、その1回目は城見ヶ丘の
陸橋で“負け”を確信しながら撮っていたのだが...
【2016年4月6日9時09分】 いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜駅
という訳で、1ヶ月以上遅れて、4月6日の「いすみ鉄道撮影記」。
今シーズン、自分にとって最後の<サクラ鐵>のチャンスだったが...
…… ……
2016年4月6日(水)晴れのち曇り
【2016年4月6日9時46分】 いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜-城見ヶ丘(後追い)
1回目の撮影チャンス、10時の上り第512D列車は城見ヶ丘の陸橋で、限りなく
“不戦敗”に近い形で、完膚無きまでの撃沈。
次のキハ、下り第513D列車は大原駅での折返し間合いが長くとられており、
大多喜周辺には11時半に戻ってくる。それまでに次の撮影地を探さないと...
トボトボと船子を過ぎて増田橋を渡り、大多喜町からいすみ市へ。
国道457号線沿いには水田がひろがっており、クルマの流れが途絶えると
鳥のさえずりだけが聞こえるような、そんな中をカメラバッグを提げて歩いた。
普段の自分なら、線路周囲に障害物が少ない場所を探して斜め前方からの列車写真、
それで良いのだが、いすみ鉄道にはこれほど頻繁に訪れている。だから、キハの
アップの写真は既に飽きるほど撮った訳で、季節感とか何かプラスアルファの
要素のある写真を撮りたいわけで...
【2016年4月6日11時14分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉-上総中川
「一面の菜の花」を思い描いてやって来たのは上総中川駅の少し先、
いわゆる“バナナリゾート築堤”だったが、菜の花のピークは既に終わっていたみたい。
あぁ、ガッカリである。
「このまま国吉方面に進むか、大多喜側に引き返すか??」
<徒歩鉄>にとっては、ここで決断を迫られるのである。
下した決断は“名誉ある撤退”!?
上総中川駅の近くのサクラに賭けることにしたのだった。
(と、もうひとつ狙いがあったのだが...)
上総中川駅の少し先、行川踏切付近、駐在所と幼稚園の間あたりからサクラ並木。
でも、意外とゴチャゴチャしていてスッキリした構図が...
【2016年4月6日11時14分】 いすみ鉄道・上総中川駅
最終的に「サクラが見える場所」として選んだのは上総中川駅のホーム。そう、駅撮り!!
ちょうど、いすみ350形単行の上り第14D列車。上総中川駅 11:15発である。
【2016年4月6日11時04分】 いすみ鉄道・上総中川駅
狙っていたのは、この構図。キハの両側にサクラを入れてみようと。
だいたい、狙い通り。この第12D列車が隣の国吉駅でキハの第513D列車と交換。
でも、こういう真正面から撮るのはバランスが難しい。さぁ、どうする!?
【2016年4月6日11時15分】 いすみ鉄道・上総中川駅
まもなく踏切が鳴り出し、向こうのカーブを曲がってキハがファインダーに
飛び込んでくる。
さぁ、どうだ!?
【2016年4月6日11時16分】 いすみ鉄道・上総中川駅
「サクラ×菜の花×キハ」、何とか撮ることができただけでも満足だった。
最近の<変態鉄>、撮影地に困ったときは上総中川駅に来ているような...
振り返れば出発していくキハ28の姿。ホーム上にはたくさんの菜の花。
【2016年4月6日11時17分】 いすみ鉄道・上総中川駅
片面ホームだけの小さな無人駅、でも、そのホームも意外と画になるのだ。
隣の国吉駅が有名だからだろうか、こちらで撮っている人はあまり見かけない。
そんな“穴場”として重宝しているのである。
…… ……
さて、昼前の下り第513D列車、上総中川駅を撮影地に選んだもう1つの理由は...
【2016年4月6日12時03分】 千葉県いすみ市行川付近
KASAYA食堂さん。上総中川駅から歩いて3分ほど。行川踏切のすぐ先にある。
国吉駅で売られる“駅弁”の製造元でもあるのだが、ここがランチをやっている。
非常にボリュームのある定食が1,000円前後の価格で。これも、最近、い鉄撮影での
楽しみの1つになっている。ごはんがお替わり自由であるのも大きなプラスポイント。
満腹になったところで、上総中野から戻ってくる上り第516D列車。
【2016年4月6日12時15分】 千葉県いすみ市行川付近
上総中川駅を過ぎて大多喜方面に歩くと、道ばたに小さなお地蔵さん。
「夜泣き地蔵」である。説明板を一部引用すると
昔から小児が夜泣きして困るとこの祠に詣で、この小石をいただき
小児の枕の下に入れると夜泣きが治ると言い伝えられ...
祠の中には多くの小石が見られる。
さて、その後ろ。築堤上に線路が見えている。この「夜泣き地蔵前」というのも
撮影地ガイドで見かける定番の地点。でも、<変態鉄>は一度も撮ったことが
なかった。珍しい地点である。ごく普通の列車写真だが、でも、一度は。
とはいえ、見渡す限り、2両ギリギリの長さしか確保できそうにない。
たぶん、以前はもっとゆったりと撮れていたはず。そう、コイツ!!
【2016年4月6日12時39分】 千葉県いすみ市行川付近
田んぼの間に太陽光発電。いわゆるメガソーラーの小規模版???
装置には「2014」の陽刻が確認でき、設置されたのは比較的最近と推定できる。
という訳で、足場にあまり余裕がなかったが築堤上を走るキハの姿を。
【2016年4月6日12時39分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川
もうちょっと水が透明だったら、“水鏡”を狙ったのだが、肉眼ではキハの姿が
確かに水面に映ってはいたが、迷った末に通過直前になってそれを外したのだった。
だから、典型的列車写真。でも、これも“納得の1枚”。
ここは今シーズン、田植えは行われたのだろうか??
稲が育っているときに、また撮りに来たい。次は14時の下り第517D列車。
あまり時間に余裕はない。次の撮影地を考えないと... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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すでに先客がいたり、あるいはそこが思い描いていたような場所でなかったり...、
それでも、撮影地を変えるのはなかなか困難なのである。
もうすぐ、お目当ての列車がやって来る。
「仕方なく」、“完敗”を確信しながらも、とりあえずカメラを構える
ということが少なくない。
全長27 kmあまりの、いすみ鉄道。車庫はその真ん中付近、大多喜駅にある。
平日のキハ代走運用は10時に、大多喜から大原ゆきとして出発、上総中野まで
全線を1.5往復、最後は上総中野からの大多喜ゆきとなり、15時半に入庫する。
だから、<徒歩鉄>にとって撮影できる機会は最大で5回、その1回目は城見ヶ丘の
陸橋で“負け”を確信しながら撮っていたのだが...
【2016年4月6日9時09分】 いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜駅
という訳で、1ヶ月以上遅れて、4月6日の「いすみ鉄道撮影記」。
今シーズン、自分にとって最後の<サクラ鐵>のチャンスだったが...
…… ……
2016年4月6日(水)晴れのち曇り
【2016年4月6日9時46分】 いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜-城見ヶ丘(後追い)
1回目の撮影チャンス、10時の上り第512D列車は城見ヶ丘の陸橋で、限りなく
“不戦敗”に近い形で、完膚無きまでの撃沈。
次のキハ、下り第513D列車は大原駅での折返し間合いが長くとられており、
大多喜周辺には11時半に戻ってくる。それまでに次の撮影地を探さないと...
トボトボと船子を過ぎて増田橋を渡り、大多喜町からいすみ市へ。
国道457号線沿いには水田がひろがっており、クルマの流れが途絶えると
鳥のさえずりだけが聞こえるような、そんな中をカメラバッグを提げて歩いた。
普段の自分なら、線路周囲に障害物が少ない場所を探して斜め前方からの列車写真、
それで良いのだが、いすみ鉄道にはこれほど頻繁に訪れている。だから、キハの
アップの写真は既に飽きるほど撮った訳で、季節感とか何かプラスアルファの
要素のある写真を撮りたいわけで...
【2016年4月6日11時14分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉-上総中川
「一面の菜の花」を思い描いてやって来たのは上総中川駅の少し先、
いわゆる“バナナリゾート築堤”だったが、菜の花のピークは既に終わっていたみたい。
あぁ、ガッカリである。
「このまま国吉方面に進むか、大多喜側に引き返すか??」
<徒歩鉄>にとっては、ここで決断を迫られるのである。
下した決断は“名誉ある撤退”!?
上総中川駅の近くのサクラに賭けることにしたのだった。
(と、もうひとつ狙いがあったのだが...)
上総中川駅の少し先、行川踏切付近、駐在所と幼稚園の間あたりからサクラ並木。
でも、意外とゴチャゴチャしていてスッキリした構図が...
【2016年4月6日11時14分】 いすみ鉄道・上総中川駅
最終的に「サクラが見える場所」として選んだのは上総中川駅のホーム。そう、駅撮り!!
ちょうど、いすみ350形単行の上り第14D列車。上総中川駅 11:15発である。
【2016年4月6日11時04分】 いすみ鉄道・上総中川駅
狙っていたのは、この構図。キハの両側にサクラを入れてみようと。
だいたい、狙い通り。この第12D列車が隣の国吉駅でキハの第513D列車と交換。
でも、こういう真正面から撮るのはバランスが難しい。さぁ、どうする!?
【2016年4月6日11時15分】 いすみ鉄道・上総中川駅
まもなく踏切が鳴り出し、向こうのカーブを曲がってキハがファインダーに
飛び込んでくる。
さぁ、どうだ!?
【2016年4月6日11時16分】 いすみ鉄道・上総中川駅
「サクラ×菜の花×キハ」、何とか撮ることができただけでも満足だった。
最近の<変態鉄>、撮影地に困ったときは上総中川駅に来ているような...
振り返れば出発していくキハ28の姿。ホーム上にはたくさんの菜の花。
【2016年4月6日11時17分】 いすみ鉄道・上総中川駅
片面ホームだけの小さな無人駅、でも、そのホームも意外と画になるのだ。
隣の国吉駅が有名だからだろうか、こちらで撮っている人はあまり見かけない。
そんな“穴場”として重宝しているのである。
…… ……
さて、昼前の下り第513D列車、上総中川駅を撮影地に選んだもう1つの理由は...
【2016年4月6日12時03分】 千葉県いすみ市行川付近
KASAYA食堂さん。上総中川駅から歩いて3分ほど。行川踏切のすぐ先にある。
国吉駅で売られる“駅弁”の製造元でもあるのだが、ここがランチをやっている。
非常にボリュームのある定食が1,000円前後の価格で。これも、最近、い鉄撮影での
楽しみの1つになっている。ごはんがお替わり自由であるのも大きなプラスポイント。
満腹になったところで、上総中野から戻ってくる上り第516D列車。
【2016年4月6日12時15分】 千葉県いすみ市行川付近
上総中川駅を過ぎて大多喜方面に歩くと、道ばたに小さなお地蔵さん。
「夜泣き地蔵」である。説明板を一部引用すると
昔から小児が夜泣きして困るとこの祠に詣で、この小石をいただき
小児の枕の下に入れると夜泣きが治ると言い伝えられ...
祠の中には多くの小石が見られる。
さて、その後ろ。築堤上に線路が見えている。この「夜泣き地蔵前」というのも
撮影地ガイドで見かける定番の地点。でも、<変態鉄>は一度も撮ったことが
なかった。珍しい地点である。ごく普通の列車写真だが、でも、一度は。
とはいえ、見渡す限り、2両ギリギリの長さしか確保できそうにない。
たぶん、以前はもっとゆったりと撮れていたはず。そう、コイツ!!
【2016年4月6日12時39分】 千葉県いすみ市行川付近
田んぼの間に太陽光発電。いわゆるメガソーラーの小規模版???
装置には「2014」の陽刻が確認でき、設置されたのは比較的最近と推定できる。
という訳で、足場にあまり余裕がなかったが築堤上を走るキハの姿を。
【2016年4月6日12時39分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川
もうちょっと水が透明だったら、“水鏡”を狙ったのだが、肉眼ではキハの姿が
確かに水面に映ってはいたが、迷った末に通過直前になってそれを外したのだった。
だから、典型的列車写真。でも、これも“納得の1枚”。
ここは今シーズン、田植えは行われたのだろうか??
稲が育っているときに、また撮りに来たい。次は14時の下り第517D列車。
あまり時間に余裕はない。次の撮影地を考えないと... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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