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201510 神戸・四国へ(4)名谷車両基地公開イベント<中編> [その他の鉄話]

ちょっと最近、仕事もプライベートも良くないこと、うまくいかないことばかり
続いている。気晴らしにどこかに<撮り鉄>遠征でも...と思ってもレンズが。

そういうときは、ブログの方も何だか気乗りしない感じで。
この神戸・四国の撮影記もこれ以上記憶が薄れないうちに書き終えてしまいたいのだが
パソコンの前に座ってもなかなか...、キーを打つ手が進まないのである。

まぁ、そんなわけで趣味活動以外の面で、イヤなことが続いている今日この頃。
何とか記事を更新しているのである。愚痴ついでに...

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【2015年10月25日11時10分】 神戸市交通局西神山手線・名谷車両基地

この日の名谷車両基地公開イベント、思った以上の人の数で...
「市電保存庫」の周辺にも絶えることなく人だかりができていた。
こういうときはこういうときで雰囲気の伝わるような写真が撮れればよいのだが...

貴重な保存市電の形式写真は...だったのである。そのことは明後日頃の記事で。


……  ……

2015年10月25日(日)晴れ

神戸市営地下鉄、<変態鉄>にとっては乗車経験はたぶん1~2回。
路線図を見ないとどちらの電車に乗れば良いかもわからないくらいなのである。
もちろん、車両のことなどもチンプンカンプン。

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【2014年12月21日11時30分】 関鉄常総線・水海道車両基地

だからこそ「車両基地公開と言えばコレ!!」、各種形式を一同に並べての車両撮影会、
地下鉄の電車の形式写真が撮れるのでは...と期待していたのだが、そういった
「車両撮影会」のようなものはなかった。

かわりに、運転シミュレータ体験(事前申込、抽選制)や運転台見学など、
普段経験できないこと、入れない場所、といったものに人気が集まっていたようで。
やはり、メインターゲットが<鉄>よりも地元の家族連れ等なのだろうか。

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【2015年10月25日10時06分】 神戸市交通局西神山手線・名谷車両基地

という訳で(← どういうわけだ!?)、昨日の記事に出てきたボンネットバス、
その後ろに白い工場建屋が見えている。家族連れには“地味すぎ”なのだろうか、
ガランとした感じだったが、ここから見学を開始したのである。

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【2015年10月25日9時58分】 神戸市交通局西神山手線・名谷車両基地

まずは、ヘッドマークの展示から。と言っても、前述のように自分にとって
神戸市の地下鉄は数えるくらいしか乗ったことがないわけで、普段のように
思い入れを語るようなことは...

あとから写真を見直してみると、ここにあるのは西神山手線よりも海岸線のものが
中心だったようだ。海岸線は、新長田から分かれて、その名の通り海岸近くを走り、
和田岬などを経て、三宮花時計前を結ぶリニアモーター式の地下鉄。
ちょうど都営大江戸線のような感じといえばわかりやすいか。
その途中の御崎公園駅はサッカーの「ヴィッセル神戸」の本拠地。
だから、その関係のヘッドマークがたくさん並んでいる。あとは周年記念のものか。

なお、海岸線にはこの名谷車両基地からの帰り道、ちょっと寄り道したのだった。

さて、こちらは比較的地味な展示が多く、広いスペースにわずかな見学客。
案内担当の交通局の職員の方もちょっと手持ちぶさた気味な感じだった。

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【2015年10月25日10時03分】 神戸市交通局西神山手線・名谷車両基地

実車の運転台を模した装置と繋がれた台車模型、電車の走る仕組みを知ることが
できるような展示、メカに疎い<変態鉄>としては、これを操作しながら、
交通局職員の方にいろいろ聞いてみたかったのだが、
いくら何でも「大きな37歳児」は対象年齢外だろうと自粛したのだった。

あとは最近、この種のイベントでは定番となった方向幕体験コーナーなど。
でも、地下鉄の電動幕を回して「快速」など珍しい表示を出しては写真を撮っている
<鉄>たちを横目に、<変態鉄>が着目したのはコチラである。

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【2015年10月25日9時59分】 神戸市交通局西神山手線・名谷車両基地

方向幕が本当に布製の「幕」だった時代の簡素な手巻き式の方向幕である。
神戸駅の「神」の字が何とも言えず、渋かった。
ハンドルを少し回す毎に「板宿」「鷹取」「須磨駅」と聞いたことのある名前が。

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【2015年10月25日10時01分】 神戸市交通局西神山手線・名谷車両基地

ハンドルを回すタイプ。特に説明板などはなく、どの車両のものかは分からなかったが、
市バスのものだったかも知れないが、この小ぶりなサイズ、もしかしたら
神戸市電の顔のところにあったものかも知れない。大事なところで聞きそびれて
しまった。でも、LED化された今でも「方向“幕”」と呼ばれる行き先表示器、
その“原点”ともいえるものである。写真では質感がわかりにくいが結構厚い感じの
コシのある生地でできている。

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【2015年10月25日10時02分】 神戸市交通局西神山手線・名谷車両基地

よく昔の市電があった当時の写真に出てくる「楠公前」。
何だか“神戸市電と言えば「楠公前」ゆき”というヘンな刷り込みがされている
<変態鉄>なのだった。ちなみに、「楠公前」というのはどの辺なのか、
それすらよくわかっていない<変態鉄>である。東京都電の方向幕の時のように
グダグダと語ることなど、絶対にできないわけで...

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【2015年10月25日10時04分】 神戸市交通局西神山手線・名谷車両基地

その向かい付近では地元の愛好家団体によるNゲージ鉄道模型のジオラマ展示。
こちらも、人が集まり始める前の段階で見学できた。500系新幹線はやはり
人気なのだろうか。でも、車両のチョイスは関西や神戸にこだわったものではなく
人気車種から165系のような渋い車両まで、幅広く。

ちなみに<変態鉄>の模型活動は長らく休止状態。再開させたいとは思っているが、
時間も場所もない。もうしばらく凍結状態が継続しそうなのである。

さてさて、車庫見学の続き。
地下鉄電車の床下に搭載される機器類も展示されていた。

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【2015年10月25日10時04分】 神戸市交通局西神山手線・名谷車両基地

この大型のドラム状のものは、MG(電動発電機)である。

パンタグラフを経て架線から車両に取りこまれるときの電圧は直流1500V、
これを使ってモーターを回し、車内の照明や冷房につかえる交流200Vを発電する。
神戸市営地下鉄では両先頭車に各1個、1編成あたり2個搭載しているとのこと。

たぶん、この付近は台車回りの検査・修繕を行う場所なのだろう。
床面には線路が敷かれていた。そう、車両工場見学の楽しみの1つは展示品以外を
見てみること。

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【2015年10月25日10時07分】 神戸市交通局西神山手線・名谷車両基地

ところどころに、こんな小ぶりなターンテーブル!? が埋め込まれている。
定期検査で工場に入ってきた地下鉄電車は、大型クレーンで車体を吊り上げられて、
車体と台車を分離、作業服姿の工場職員の方が「エイッ!!」と力をかけて台車を
押してゴロゴロと転がして移動、このターンテーブルで90度方向転換、
台車の検査をするスペースへと持ち帰る...、と、ここは完全に“妄想トーク”。

「そこはダメッ!」、ダメと言われるほど茂みを掻き分けて果敢に見に行きたくなる
のがオトコのコというもの。コーンで仕切られた見学者が立ち入れるゾーンの端から
目を凝らしていろいろなシーンを探したのだった。

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【2015年10月25日10時06分】 神戸市交通局西神山手線・名谷車両基地

ウットリしてしまったのはこのシーン。振り向けばMGたちがずーっと並んでいる。
チョークで書かれた「外し」の文字、この“工場感”にウットリしていた<変態鉄>、
すでに重度の<変態野郎>なのである。

……  ……

嗚呼、徳島にキハを見に行くのが大きな目的だったこの旅。

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【2015年10月25日17時56分】 高徳線・徳島駅

突然のタラコ色遭遇で大コーフンしたときの話題にたどり着けるのはいつのことか。
もうしばらく、お付き合い下さい。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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