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20240915 阪堺電車「モ161形車&雲形塗装車撮影会ツアー」(3)

今日の話題に入る前に。
ずっと気になっていたキハの引退が発表されており。JRから車輌を譲受することを発表したのが7月。その際に発表されたのが、ひたちなか海浜鉄道、キハ205号車の引退だった。
最近では一般の運用に入ることは、まず無くて、貸切で定期列車に増結されて走ることが時折、あった程度...だろうか。少なくとも、一般に公表される単行運転というのは見かけなかった。

このキハ205号車の単行運用を撮りに行くことができたのは2019年12月のこと。
ただ、夕方の土休日運休の列車のスジを使った走らせた臨時列車だったので、撮るには撮れたが、暗くなってきてからの撮影。ISO値を上げて、とりあえず写し止めるだけで精一杯の状況だった。

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【2019年12月8日14時29分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・那珂湊駅

その日の日中、那珂湊駅のホームで撮ったのが...

本当はもっと明るい時間帯に撮れるチャンスがあった。午前中に小湊鐵道 五井機関区の撮影会があって、そこから駆けつけて午後の運用を撮ろうと...
自分には珍しい“掛け持ち”のプランを組んだのだが...

この日、JR東日本は変電所火災があって首都圏の全路線が麻痺したのだった。何とか土浦まではたどり着いたが、そこで断念。折り返しで帰宅した(→ こちら)。
だからこそ、余計に悔しかったし、再訪のチャンスを狙っていたのだが。結局、撮る機会に恵まれないまま終わってしまいそうな予感。諸々の事情から保存は難しいとは聞いているものの、何とか静態保存でも残してやって欲しい...とは、ひとりの<鉄>としての心境である。

この車輌、水島臨海鉄道から、現在のひたちなか海浜鉄道に譲渡された1両。つまり、水島に残るキハ205号車とは“同僚”だったのである。車籍が残った現役車としては最後となる那珂湊のキハ205号車、その分も、水島のキハ205号車には長く残って欲しいと願う次第。ただ、関東地方には(車籍はないが)“不穏な動き”を見せているキハ20形も居て。そちらの動向も気になるところ。
60年前に製造されたキハが、いまも元気に動いている...ということ自体、スゴい事なのだが。

さて、国鉄キハ20形が全国に導入され無煙化が進められていた時期、阪堺電車...当時の南海大阪軌道線では高性能車としてモ501形車の新製が。1957年(昭和32年)から5両が製造され、戦前製の木製車の置換えに使われた。
いまも5両全てが現役。そのうちのモ504号車は「オレンジ・雲」の塗色が蘇り。これを撮ることが、今回の大阪訪問の最大の狙いだったと言っても過言ではなく。

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