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水島臨海鉄道「CF返礼 写真撮影会」(4)もちろん、機関車も。

今週末から“出撃”できそうになってきて。最大のテーマ(??)は、コロナ禍もあってタイミングを逸してしまい、使うチャンスのない「マイル」。その“消費”も兼ねて、普段よりちょっと遠いところに行ってこようと画策中。
そういうスケジュールを組むには、やはり、「時刻表」が不可欠なのである。ネットでデジタル版の時刻表を見ることもできる。マイナーな路線バスの時刻や経路なども詳細にチェックできるので、それはそれで助かっているのだが、やはり、時刻表は紙媒体の方が使いやすい。
鉄道事業者の中にも、会社のサイトで、そういう、いわゆる「時刻表」を公開しているところもあれば、外部の経路検索サービスのサイトをベースにしたシステムのところもあって。後者は、常識的なフツーの人を想定している分、<変態鉄>のような、おかしな思考は相手にしてもらえなくて。

「歳だ!!」と言われるのは重々承知の上。でも、紙媒体の昔ながらの時刻表は残して欲しい...と切に願っている<変態鉄>なのである。
その“出撃先”として、最後の最後まで迷ったのが、この水島臨海鉄道だった。お目当ては港東線の貨物列車である。

ただ、写真だけでは無く出撃のスケジュールも、鍵は「引き算」。アレもコレも、と、欲張れば、1箇所ずつの訪問が急ぎ足になり、結局、印象にも残りにくく、かつ、時間だけ気になって、落ち着いて撮れない分、納得できる写真も残せないような気がして。
ということで、迷った末に倉敷には立ち寄らず、その遙か上空を素通りすることにしたのだった。

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【2022年5月15日14時31分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

水島臨海鉄道のスタートとなったのは、戦時中の三菱工場の専用線。戦後、倉敷市営鉄道となり、50年ほど前に市と県、国鉄と沿線企業が出資する形水島臨海鉄道になった。
その倉敷市交通局鉄道線が水島臨海鉄道に“衣替え”した頃から、ずっとこの路線を走り続けてきたのが、このDD50型。
いまは1号機と6号機の2機が残され、不定期で東水島ゆきの線内貨物を牽引している。

そんな、機関車たちも並べられた、、5月15日の水島臨海鉄道倉敷貨物ターミナルでの撮影会。

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水島臨海鉄道「CF返礼 写真撮影会」(3)倉敷のキハたち

<鉄>の撮影会のうち、車両基地構内での撮影会というのには、2つのパターンがあって。
1つは、撮影方法や時間がキッチリ決められた中で撮るというケース。地方の中小事業鉄道会社なら、ポスター写真などで協力してもらっているアマチュアカメラマンなどが撮影会の企画・運営にかかわっていて、そういうケースでは、撮影会の開催時刻の車両基地構内の光線状況を予め計算した上で、被写体となる車両が一番、キレイに見える位置を選んで並べてくれる。
やはり、こういう写真を撮る場合、他の参加者の姿態が写り込むのは避けたい訳で、そんな心理も踏まえて参加者の誘導や整理も事細かに。
「最初の何分間は、全員、このロープより後ろから、車両全景を撮ることにしましょう。何時何分に合図しますから、そうしたら車両に近づいて撮影しても良いです」みたいな。

今回は、基本的に参加者の自由とされるパターンで。そうすると、前から撮りたい人、後ろから撮る人、さらに、模型の資料収集だろうか、床下機器を1個ずつ観察して撮影したい人...、いろいろな人が入り乱れて。
<変態鉄>は、こういうときは細部写真ではなく、車両全景を斜め前方からスッキリ撮りたい...という考えの人。ちょっとイライラしながらも、他の撮影者の姿が画面から見えなくなるまで辛抱しながらの撮影を繰り返していく。

だから、1つの車両に集中するよりは「いま、周囲に人が居ない!!」と、そういう場所を探して動き回りながら。そういうことで、撮った写真も1両ずつ順番...ではなく、いろいろなものが混ざっており。
それを整理しながらブログを書くことになるので、普段の撮影記とか乗車記のように、時系列に写真を貼っていけば良いのとは違って、記事にまとめるのが難しいのである。

と、言い訳がましいことを言い終えたところで。引き続き、5月15日の水島臨海鉄道倉敷貨物ターミナルでの撮影会。

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【2022年5月15日13時36分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

今回のクラウドファンディング、長らくの屋外留置で傷んでしまったキハ205号車の修復がメインだったが、その金額に達した後の「ネクストゴール」として、現在、水島本線で運用中の、久留里線からやって来た国鉄時代のディーゼル動車について、その塗装を新製当時のものに変更する...というのも。
こちらも目標額に達して。昨年の暮れから順次、お色直しされて登場していた。車両不具合や、現地での自分の体調不良などもあって、キハ37形、キハ38形は、まだ、ちゃんと撮ることができていなかったのである。

そちらを、じっくり撮ることができたのも今回の“収穫”だった。

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水島臨海鉄道「CF返礼 写真撮影会」(2)撮影会スタート

ずっと気になっているだけで撮りに行けていない路線があって。それは、倉敷と米子を結ぶ伯備線なのである。「<変態鉄>が、JRの、しかも、電化路線を撮るの??」と言われてしまいそうだが、30年以上前からの“国鉄の残り香”のような...
何年も前から、EF64が牽く貨物を撮りに伯備線を訪れてみたい...と思っており。そこに、最近では381系「やくも」も話題になっており。

でも、どうしても倉敷まで来ると南側(水島)が気になってしまって。「行きたい」と思いつつ、ずっと行くことができていない。そもそも、どこで撮れば良いのか、貨物のダイヤがどうなっているのか...など、何の下調べもできていない状況なのだが。
冬になると雪で億劫になりそうな場所だけに...
来春のダイヤ改正直前に大慌てで撮りに行くのだろうか??

とはいえ、この日は水島臨海鉄道倉敷貨物ターミナルでの撮影会。

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【2022年5月15日10時24分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅

JR倉敷駅の南側に寄り添う形の1面1線のホームが、水臨の起点・倉敷市駅である。この日もここからMRTに乗って。

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水島臨海鉄道「CF返礼 写真撮影会」(1)ぷろろーぐ

ここ数日、ちょっとした探し物をしていた。それほど、見つけにくいモノでは無かったが、カバンの中にも机の中にも...部屋中、時間をかけて探したけれど、見つからなかった。(ホント)
まだまだ探すべきなのか迷いつつ。でも、別に踊ったりすることもなく、もちろん、夢の中に行ってみたいなどとは全然思わなくて。

そうしたら、昨晩。これまでに何度も探した袋、別のものを取り出そうとして開けてみたら...

何と、そこに入っていたのだった。何度も開けて、中身を床にぶちまけて探した筈なのに...。
捜し物というのは、探すのを止めた時に見つかるというのも、よくある話だと思う。これが見つかるのが、もう1日早かったら、昨日のブログ記事はちょっと違った話題になっていたかも。
まぁ、でも、それはそれとして。

さて、「何を今さら」感が強いのだが、昨年度、クラウドファンディングで美しい姿を取り戻した水島臨海鉄道のキハたち、5月に数週間に分けて、その支援者向けの撮影会が実施された。
<変態鉄>も、その中の「5月15日 午後の部」に参加したのだった。

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【2022年5月15日13時43分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

当日は、ドン曇りの空。晴れカットが欲しかった気もするのだが、でも、お披露目撮影会として、影落ちや逆光(黒つぶれ)などを心配せずに、思い通りに車両の姿を撮ることができる曇り空というのは、ある意味、非常に“撮影会日和”の天候だった...とも言えて。
大相撲中継を視たいというのと、翌朝の第3091列車か、朝のキハ運用を撮りたい...という気持ちもあって、いつもの、常盤駅前のビジホを予約して。

15日当日の朝、早起きして羽田空港に向かったのだった。

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小湊鐵道「キハ40新塗装デビュー・ナイトランさと山」号(5=最終回)


もう、何度も何度も乗ったことのある小湊鉄道線、それにもかかわらず、このツアーを申し込んだのは、やはり、「バルブ」。
三脚にカメラを据えて、長時間露光で撮るのである。

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【2022年5月8日20時55分】 小湊鐵道・上総中野駅

普段は三脚禁止になっている駅でも、こういうイベント列車の参加者には許可されることが多く。

ということで、新宿駅近くのコインロッカーに三脚とカメラバッグを入れて、それで会社に顔を出し、その後、五井に向かった、この日の<変態鉄>だったのである。
その「バルブ」の“本命”だったのは、上総中野駅での折り返し時間である。20:24着、57発までの33分間の“勝負”だったが...

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小湊鐵道「キハ40新塗装デビュー・ナイトランさと山」号(4)乗車記

写真も下手だが、文才もない<変態鉄>にとって、こういう“乗車記”というのは苦手な記事である。
固いボックスシートに腰掛けて、キハの揺れに身を委ねつつ、車窓をボンヤリ眺める...それが至福の時間なのである。車内録音していても、ヘッドフォンを付けて、それをモニタリングしているなどということは一切無く。録音機材も基本的には「録音」ボタンを押した後は“放置状態”である。

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【2022年5月8日20時50分】 小湊鐵道・上総中野駅

それは、何の動きも無い時間なので、一流の作家なら、そこを味わいのある文章で表現するだろうが、<変態鉄>には到底無理なのである。
昼間だったら、車窓を何枚かカメラに収めれば、まぁ、とりあえず記事は書けるが夜だと...

非常灯の豆電球だけ。暗くなった車内にはカミンズエンジンのサウンドだけが響き渡り...



ということで、最終列車の後、20時の里見駅を発車して、その名の通りの夜の“里山”の区間に分け入っていくキハの走行音を。
編集の都合上、里見駅を発車して、しばらくしてから飯給駅で短く運転停車し、再び加速するまでの3分少々をご紹介したい。夜行列車のように車内放送も一切無く、キハの音だけが聞こえるが、木々の枝が車体に触れるガサガサという大きな音の他、カエルの鳴き声なども聞こえてくる。

そんな、5月8日の小湊鐵道「キハ40新塗装デビュー・ナイトランさと山」号乗車記。

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小湊鐵道「キハ40新塗装デビュー・ナイトランさと山」号(3)出発

最近、ちょっと迷っていることがある。実は、11年前に拙ブログを開設したとき、本当は、こんなに(しょうのない、低レベルの)撮影記を書くつもりではなかった。
「書かない」ということではなく、まぁ、現在の<速報版>程度の軽い記事を書く程度のことを考えていた。何度か書いているように、90年台から録りだめてきた車内音を公開したい...と。

そんなわけで、MP3ファイルをアップできるということが気に入って、ソネブロにしたのである。SSブログに変わった今もMP3ファイルはアップできるが、やってみて分かったのはファイルサイズの面での制約。
短く切り取ったファイルをアップするようにしているのだが...
やはり、長い音声ファイルを公開したい...と思って。そのために、Youtubeを始めようかどうか、迷っているのである。twitter ですら、中途半端に事実上の放置状態を決め込んでいる<変態鉄>に“動画制作”などできるはずも無いのだが。
いや、別に収益化を期待して...とかではなく。ただ単に趣味で録り溜めてきた音声ファイルに、テキトーな写真を付けて垂れ流すだけのチャンネルを作ろうかどうか...と。

そんなことに悩んでいる<変態鉄>である。



ということで、この「さと山」号、五井駅を発車するところから上総村上駅に到着するまで。6分ほどのサウンドを貼っておきたい。
キハ40形の2両編成には、2名の車掌さんが乗務して車内放送も別々で。車内放送が済むとトラベルサービスの担当者さんが車内に挨拶に。そのあたりまでを収録している。

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【2022年5月8日18時15分】 小湊鐵道・五井駅

引き続き、5月8日の「キハ40新塗装デビュー・ナイトランさと山」号。18時過ぎ、いよいよ、五井駅3番のりばにはキハ40形2連の第31A列車が入線。
ドアが開くのと同時に、「指定席」の札の挿されたキハ40 4号機の中へと足を踏み入れ...

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小湊鐵道「キハ40新塗装デビュー・ナイトランさと山」号(2)入線

何だか最近、夜、眠れないことが多い。多分、原因は夜、会社から帰宅してインスタントコーヒーばかり飲んでいるから。布団に入って室内の電気を消しても、まったく眠気がない。結局、朝、4時、5時まで起きていて。
それなら、いっそ、何かしていれば良いのだが、何となくパソコンの電源を入れて、ネットで、どうでも良いものを見ながら過ごしてしまう。会社員のクセに昼夜が逆転しているような生活である。

ということで、昼間は眠気と闘いながら生きている<変態鉄>である。

さて、引き続き、ブログは5ヶ月遅れで、5月8日の夜に運行された小湊鐵道「さと山」号の話題。

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【2022年5月8日18時09分】 小湊鐵道・五井駅

郡山(会津若松常駐)だった2両が2021年の夏から走り出して、続けて、五井へとやって来た秋田からの3両、そのうちの、男鹿線色の4号機が5月の連休明けから動き出して。
さらに、それからの5ヶ月間で首都圏色の2両も走り出したので、導入予定だったキハ40形5両がデビューしたことになり。

その、秋田勢の中で最初にデビューしたのがキハ40 4号機。5月の大型連休最後の土日に「キハ40新塗装デビュー・ナイトランさと山」号が開催され。
昨年、キハ40 2号機のとき、1度目、ちょうど1年前の大型連休は、確か、千葉県民限定と言うことで“落選”。2度目は馬立駅付近の土砂災害のため催行中止、「さと山」号は、<変態鉄>にとっては1年越しの...
最近の拙ブログでは珍しい<乗り鉄>記事である。車内を消灯しての運行のため、写真が少ないので、ブログは短めになってしまうのである。

ということで、まだ、五井駅での発車前の話題。

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小湊鐵道「キハ40新塗装デビュー・ナイトランさと山」号(1)五井駅

“出撃”を考え始めると、虫歯が痛み出す...、去年12月の広島・倉敷で、まさに文字通り「痛い目」に遭ってきた<変態鉄>。定期的に通っている歯科医院は水曜休診。だから、一昨日、火曜日のうちに予約の電話をしておこう...と思いきや。
そう、3連休と休診日に挟まれた火曜日も臨時休診にしたみたいで。5連休をとっているみたい。う~ん、ただでさえ予約の取りにくい歯科なのに、「連休明け」。そこに、朝、当日飛び込みの電話をする...ということでは、たぶん、勝ち目はなく。

痛みに耐えながらの“出撃”か、はたまた、歯医者の予約に合わせる形で日程を調整できるか...、木曜朝にすべてがかかっているのである。

さて、いま、自分にとって一番遠いのは千葉県の五井駅かも知れない。行きたい、行きたいと思いつつ、まる1日かけて小湊鐵道を撮る...というのは今年に入って、まだ一度も。
「いつでも行ける」というのは、<鉄>にとって最大の敵なのかも知れない。

ネットの情報によれば、つい先日、最後まで車庫で休んでいたキハ40 5号機(首都圏色)も運用入りしたのだとか。休車になっているものもあるそうだが、これでJRから譲受した5両すべてが運用入りしたことになる。
その5ヶ月前には、キハ40 4号機が男鹿線色を纏ったまま運用入りすることになって。キハ40形のデビュー時の“恒例行事”だった団体臨時「ナイトラン・さと山号」としての運行が発表され。
ちょうど、阪堺モ161形車撮影の“準備”をしていた時期、こちらに申し込んでいたのだった。

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【2022年5月8日22時18分】 小湊鐵道・五井駅

参加するのは、5月8日の運行分。いつものイベントとは異なり、夕方18時集合と言うことで。本当だったら、朝から沿線入りして撮影を済ませて...のつもりだったが、仕事が溜まっており、朝から会社へ。
ひと仕事終えて15時過ぎに職場のある新宿からの出発となったのだった。

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5月、阪堺モ161形車を撮りに(38=最終回)エピローグ

途中、<速報版>での中断を挟みつつ、ここまで1ヶ月以上、引っ張ってきた5月の大型連休の阪堺モ161形車撮影記も今日で最終回。

撮影記を書いている間に、この3連休から今シーズンのモ161形車の通常運用が再開されたようで。モ161号車は現在、重要部検査入場中とのこと。たぶん、これから正月輸送に向けてリフレッシュした姿で復帰してくれるのでは無いかと思っている。
今シーズンも、また、阪堺モ161形車の動向には注目しつつ、今月以降、複数回にわたって撮影に訪れたい...と画策中である。

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【2022年5月4日16時30分】 阪堺電軌上町線・松虫電停

16時半、松虫電停を去って行く、モ161号車の姿を撮って、これで全部の撮影を終了。天王寺駅近くのチェーンの定食屋で、遅めの昼食をとって、伊丹空港ゆきのバスに乗ろう...と。
充実した撮影結果に思い残すこともなく。さぁ、天王寺駅前に戻って...

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