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3月「ことでん」と徳島のキハを(12)憔悴の池谷。 [鉄分の濃い旅行記録]

“写真を撮る”ということを趣味にしていくと言うことは、個々人の“こだわり”を
極限まで追求していくことなのでは無いか...と、そう思っている。

レンズの性能に拘って、撮った画像を何十倍、何百倍まで、拡大して画像の隅々まで
画質の劣化が無いかを血眼になって探しているような、描写性への拘り...
(用途にもよるけれど、ぱっと見に問題無ければブログ掲載や印刷くらいなら
心配ないはずなのだが...)

光線状況に拘って、順光じゃ無いと絶対に撮らない...という人。
(“記録性”では「サクラダ順光」に勝るものはないが、“芸術性”では逆光が...
まぁ、逆光での撮影は難しいから<変態鉄>如きには手を出せないのだが...)

そんな中、<変態鉄>の鉄道写真における“こだわり”というのは
「遮蔽物無く車両全景を写し止めること」
なのである。線路回りに雑草があったり、複線区間で上下線の間にタイガーロープが
張ってあるだけで、もう我慢できない。それだけで撮影地を変えてしまうことも
少なくない。背景よりも光線状態よりも“遮蔽物の無さ”が最重要なのである。
正直、自分は線路端に雑草が1本のびているだけでも“許せない”人。

121_DPP_00005220.JPG
【2019年3月6日7時03分】 高徳線・池谷-勝瑞

だから、撮影地ガイドに“撮影好適地”と書いてあっても、いざ現地に赴いてみて
“ぎゃーーーーーーーーっ!!”と、なることは珍しくない。

そう、<変態鉄>は昼も夜も、常に<変態野郎>なのである。

このトップ写真も、気にならない<鉄>には気にならないはず。
たぶん、撮影地ガイドをネットに載せた方もそうだったはず。
でも、<変態鉄>にとっては、先頭のタラコ色のキハ、その足下に雑草があって
それが台車と被っている時点で、もう我慢ならなかったのである。

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