SSブログ

房総にディーゼルを求めて(1)京葉臨海鉄道 <前編> [鉄分の濃い旅行記録]

“臨鉄”、臨海鉄道と名の付く鉄道事業者は全国にいくつかある。
そう、岡山県倉敷市を走る水島臨海鉄道もその1つ。いまから半世紀近く前にできた
「国鉄線(当時)と接続して、臨海部の重化学工業地帯を結ぶ貨物輸送主体の鉄道」
のこと。国有鉄道法の規定との関係もあって、沿線自治体、臨海部の工業地帯の
進出企業と国鉄の出資でできた、いわゆるひとつの第3セクター的な路線である。

11_DPP_00004529.JPG
【2018年11月2日12時21分】 京葉臨海鉄道・浜五井-京葉市原(後追い)

「臨海部の工業地帯向けの貨物輸送」を主目的にした路線...とあっては、
多くは<鉄>であっても、なかなか馴染みのない路線なのだが...

千葉市内に位置する蘇我駅から、袖ケ浦市に位置する京葉久保田駅まで、内房線の
少し海沿いを、見えるか見えないかくらいの距離を開けて並走しているのが
京葉臨海鉄道。

もちろん非電化単線、ディーゼル機関車が貨車を牽いて走っているのである。
運転本数が極端に少なかったり、工場への引き込み線が撤去されて“休業状態”の
ところも見られる中、アクセスが便利で、運行本数も多くて比較的撮りやすいのも
この路線の特徴かも知れない。

続きを読む


nice!(17)  コメント(0)