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秋深まる会津路へ(5)霧と雲、そして雨。<前編> [会津・越後のキハ[只見・磐越西線]]

何気ないシーンが気になる、というのは、たぶん多くの人が経験していること
ではないかと思う。

10月28日、郡山からの電車で会津若松に到着したとき、隣のホームに「四季島」が
停まっていたことは既にご紹介した通りだが、頭端式ホームの車止めの先にある通路
窓を開けてEOSくんを構えて、シャッターチャンスを窺っていたときだった。

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【2018年10月28日10時53分】 磐越西線・会津若松駅

「四季島」の乗務員、他の列車の乗務員とはデザインの異なる専用の制服を着て、
白い手袋、そんな乗務員が窓を拭き始めたのである。

いや、長時間停車の駅で運転士さんが窓を拭いているシーンは珍しくない。
あの(?)、京王線新宿駅でも下り方先端部で、発車前に窓拭きしている運転士さんは
フツーに見かける。

でも...

磐越西線は会津若松駅でスイッチバック、進行方向が変わるので車止め側は、
この先、列車の最後部になるはず。そう、運転士さんの視界確保のためなら、
こちら側のフロントガラスを拭くことは無いのである。

そういうところにクルーズ列車の、その乗務員の、ある種の矜持のようなものを
感じずにはいられなかったのである。

さて、その会津若松駅からのびる只見線が今回のお目当ての路線。でも...嗚呼。

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