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水島臨海鉄道「鉄道の日」フェスタ(9)最後の「第1四十瀬踏切」

10月の脱線事故で長期運休になっている、いすみ鉄道。
最近、地元紙の報道で「3月にも復旧予定」と報じられたようだが...(同社は復旧予定を公式に発表していない)

よく聞いてみると線路の復旧工事が3月頃までかかりそう、という話を「復旧予定」と前のめりに報じた...という見方もできて。ただ、X(旧twitter)などでは、その新聞記事のタイトルだけで「3月運転再開」が確定情報のように広まっており。
まぁ、コレは最後まで分からないことで。人手不足による工期の遅れ、沿線自治体の復旧工事の費用負担(同線は“みなし上下分離”方式)などなど不確定要素が多く、また、並行して運輸安全委員会等による調査も進んでいるはずで、
その結果として、「線路、直りました!!」→ 「はいっ、運転再開!!」となるかどうかも不透明。

ただ、現在の代行バス、県立大多喜高校の生徒の通学にも影響が出ている...との報道もあったが、それ以外では、特に問題なく代行バスで済んでいるようで。
それを「廃線に向けた社会実験」などと揶揄する向きもあるが、「鉄道が無くても地元に影響は無し」ということを実証することにもなりかねないのも確か。
撮りに行ったときに地元の人と立ち話をしても、「昔は...」という話は出てきても「最近はどこ行くのもクルマ」だし、そもそも沿線の大多喜、国吉の人たちは「用事があれば茂原に行く」と。
大多喜 - 大原 - 茂原と列車利用でV字型の経路で出かけるよりも、路線バスでも30~40分で茂原。それなら、絶対にクルマ利用なのである。既に観光需要(と通学)だけで残っている路線...というのは明らかな訳で。

ちなみに、(休車期間の算入がどうなるかという問題はあるが)キハ52 125号車もまもなく検査期限を迎える筈。仮に本当に3月に復旧できても、その最初がキハ52形のお別れ運転かもしれない...のである。

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【2021年12月5日11時41分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

いすみ鉄道も心配なのである。最近は、小湊鐵道ばかり撮りに行っていて、大多喜を訪れる機会も減っていたが。

さて、引き続き、10月下旬の水島臨海鉄道の話題。
26日の夕方、倉敷に到着した<変態鉄>、水島の旅館に向かう前に球場前駅で下車、小さな踏切を訪れたのだった。

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