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下北半島へ、憧れの「キハ22」に会いに(1)

このシリーズの冒頭でも書いたとおり、10月18日に東京を発って大阪に向かったのは20日(日)に青森県むつ市大畑に残るキハ22形の公開運転を見るため。
勤務の都合で、もともと18日は休みの予定だったので、その後に続けて2連休をとって。いや、それなら20日に青森に向かえば良いのだが...

下北半島というのは、やはり、東京から遠いのである。一番、フツーの経路なら東北新幹線で八戸、ここから、青い森鉄道とJR大湊線で下北駅、さらに、そこから下北交通の路線バスで...となる。
まさに1日がかりの移動である。朝6時の新幹線で東京を発ったとしても大湊線で下北駅に着くのは11時過ぎ。そこから、約20 km、下北半島をタテに貫く路線バスで大畑に向かわないとならない。バスで30分ほどの道のりだが、必ずしも本数が多いわけでは無く。
公開に合わせて訪れるなら、田名部...むつ市の中心部で前泊するのが自然な流れで。

ちなみに、<変態鉄>は新幹線が苦手...というか、あまり好きで無い。長距離の移動は、やはり、ヒコーキ、一択なのである。「青組」としては羽田からは伊丹経由で青森入りというのが自然なルート(?)。
ということで、金曜日の休みを利用して阪堺電車を撮ったのが昨日までの話だった訳である。

そして、そこまでしてでも下北半島の先の方にある小さな街を訪れてでも会いたかったのが、キハ22形だった。

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【2024年10月20日14時25分】 旧下北交通大畑線・大畑駅

旧国鉄大畑線は、紆余曲折の後、3セクでは無く地元の路線バスを運行している下北交通に経営移管され。それに合わせて、キハ22形3両が国鉄から譲渡され。
2001年、施設・車輌の老朽化と乗客の減少で廃線となるが、終点の大畑駅構内にキハ3両が残されて動態保存されることになり。春先から10月まで毎月一度の割合で日曜に公開運転会が行われている。

キハ22形というのは、水島臨海鉄道でも会ってきたキハ20形の北海道バージョン。
前面を見ると同じようにも見えるが、キハ20形よりも前面窓がちょっと高い位置にあって。よく見ると顔つきも違っている。

<変態鉄>が学生の頃、函館地区でもJR北海道に承継され、ワンマン化改造を受けた車輌たちが僅かではあっても活躍していたのをチラッと見た記憶がある。
ただ、そのときは乗ろうとも撮ろうとも思わなくて。もうちょっとで触れられそうなところにいた車輌だけに、あのとき乗らなかった、撮らなかったことは、後になって...
ずっと気になっていた形式だったのである。

ということで、まずは、大阪から下北を目指すのである。

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