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1997年5月 急行「だいせん」号 三田駅発車後「おはよう放送」を

ということで、今日は車内放送のコレクションから。

<変態鉄>が大学生になったのは1996年の春。高校生の時までは夜行快速の自由席の列に早くから並んで、夜行列車の座席で何連泊もしながら全国を回ったが、大学生...というかアルバイト中心の生活になると、サイフにも余裕が出てきて寝台車にも乗れるようになった。
当時、少なくはなっていたが、座席車とB寝台車を併結したスタイルの夜行急行も走っており、その中で山陰本線・福知山線経由で大阪と出雲市を結んでいた急行「だいせん」号には、よくお世話になった。

初めて乗ったのは1997年春のこと。12系のボックス席を廃車発生品のリクライニングシートに交換した3000番台車と14系15形寝台客車の5両というミニ編成で走っていた時代である。



録音日は1997年5月29日と、それだけは記録が残っていた。
上り第706列車「だいせん」号のオハネ15形の車内、早朝、三田駅を発車するとハイケンスのセレナーデのオルゴールが流れて「おはよう放送」が。長距離列車の乗務が多かった米子車掌区の車掌さんによる落ち着いた口調のアナウンスである。

確か...
小野田線に残っていたクモハ42形を撮って、そこから山口線・山陰本線をグルッと回って。出雲市か米子から急行「だいせん」号に乗ったのだった。
写真も旅行メモも残っておらず...、でも、記憶は断片的にではあってもハッキリ残っている部分があって。

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【1997年5月】 小野田線・長門本山駅

当時は、先頭のスハネフだと他の乗客がいる可能性が低く、マイクをどこにでも置ける...などとは知る由もなく、2号車のオハネ15形で、他の乗客の話し声が入らないよう、ただただ神頼み。
放送の最後のオルゴールが流れたときには、ヒヤヒヤで汗だくになっていたのを覚えている。

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