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晴れの国へ、置換え迫る個性派機関車を追う(11)夕刻のキハ旅を

「キハ35系通勤型ディーゼル動車」というのは、<変態ガキ鉄>にとっては、最初に触れた国鉄型キハだった。中学1年生の頃、ディーゼルカーというのに乗ってみたくて何も調べずに訪れたのが相模線だった。クリーム色に紺色の塗り分け、それ以上に何と言っても外吊り扉が...
ただし、関西本線の湊町(現・JR難波)-奈良間の通勤輸送を意図して製造された形式だけに、国鉄型キハの中では人気形式では無かった...というのは後に知ること。

当時、相模線だけで無く八高線、久留里線と国鉄型キハに乗れる路線は関東にもあって。でも、それらも主力はキハ35系だった。
でも、他のキハも同様に片運転台車の方が先に淘汰されていくもので。自分が、最後の最後まで残ったキハ30形を追ったのは関東鉄道常総線だった。ちょうど10年前、拙ブログのごく初期の記事では何度も取り上げている。

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【2011年12月24日14時04分】 関東鉄道常総線・新守谷-守谷

このキハ30形...改め、関鉄キハ100形も新車投入と常総線の列車の短編成化で余剰になり。数年前に引退したのだった。
現在は筑西市内で保存されている。

そして、令和の時代となった今、この通勤型ディーゼル動車の最後の生き残りが水島臨海鉄道キハ30 100号車。
こちらは関鉄とは違って、JR時代に冷房化の対象にならなかったので、水島入りしても、10月の「鉄道の日」から4月までの期間限定で運用入りする程度。

平日限定で朝2往復と夕方の3往復の定期運用、このとき、偶然にも倉敷市側にキハ30 100号車が連結された編成になっており。
港東線貨物のDD506号機を撮って、ホテルに戻って荷物を受け取ったら、目の前の常盤駅から...

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