紅葉の...?? 只見線キハ(5=最終回)エピローグ [会津・越後のキハ[只見・磐越西線]]
~~ お知らせ ~~
このブログは、今月中旬を目途に更新を終了します。
新ブログ「金失いの道ゆけば Part 2」も、よろしくお願いします。
こちら→ https://gohachinihachi1978.blog.ss-blog.jp/
~~~~ ~~~~
ちょうど車輌置き換えの公式発表の直前に行くことになって。
とはいえ、いつか書いたように「只見線の車輌」というのは、<鉄>であれば
すぐに見分けが付く。そう、屋根上の衛星携帯電話受信アンテナである。
それに、周辺では噂として早くから出てきていたので...
これからの時期、いわゆる“葬式鉄”と呼ばれる一団が押し寄せて...。
何だか雰囲気が悪くなりそう。特に「最後の雪景色」とあっては、ビューポイント
などは、もしかしたら、怒号と罵声が飛びかう修羅場と化すのかも...
でも、撮りに行きたくて。あまり人の来ない撮影地を探してみようかと。
スノーシューにアイゼン。<変態鉄>も、何かヘンな方向に深入りし始めたような...
実は年が明けると、仕事の方で(自分ではなく会社のことだが...)大きな変化が。
運悪く(?)、その担当のまっただ中にいる<変態鉄>。いつも以上にドタバタに
なりそうな予感で。その中で何をどう言って休みを捩じ込むのか...悪知恵を
働かせているのである。何だかすっかり“只見線中毒患者”といった様相。
ということで、11月7日。最後の撮影は滝谷川橋梁。
紅葉は“空振り”だった訳だが、いろいろなシーンが撮れたことには満足している。
さぁ、帰り道。1時間半ほど待てば、滝谷駅にキハが戻ってくるのだが...
…… ……
2019年11月7日(木)曇り
滝谷駅は、近年になって建て替えられたと思われるプレハブ...ではないものの
待合室だけの簡易駅舎である。
その中で1時間半ほど待つのは...
【2019年1月29日14時32分】 只見線・滝谷駅
「ちょっと探検してみよう...」程度の軽いノリだった。
駅前の道をゆけば、すぐに線路を渡って。
そのまま歩いて行くのだが...、地図すら持たず。
モバイル端末は持っていても、<変態鉄>のポケットの中のモバイルルーターは
朝からずっと頑なに『圏外』、安定のUQである。
とりあえず1本道を。時折、クルマは来るのだが、誰ともすれ違わず。
只見線と言えば国道252号線と付かず離れず...の印象だったのだが、どうやら、
この滝谷駅の前後は、その滝谷川の流れを挟んで大きく離れているようで...。
そんなこと、つゆ知らず。
「もうちょっと歩いたら...」
その“損切り”の出来無さが<変態鉄>の人間としてのダメっぷりかも。
田んぼの中の1本道は、やがて、川沿いの薄暗い雑木林の中を抜ける道に変わって。
急カーブと急勾配の連続。「どうしよう...」
「ヤバいことになったかも知れない」、不安な気持ちが増大してきたとき、
ようやく国道252号線に合流して。ちょうど滝谷川が只見川に合流する地点。
国道に入れば...
【2019年1月28日7時17分】 福島県会津若松市駅前町付近
これで一安心といえば...、この国道252号線の「道の駅 柳津」までたどり着けば
会津バスの「只見川線」が来るはずで。そう、1月に乗った“キハ色”のバス。
でも...
国道はまもなくトンネルに。幸い、路肩が広くとってあって。何とか歩いて。
まもなく、国道の右手、只見川と反対側、一段高いところに線路が見えてきて。
【2019年11月7日15時27分】 只見線・郷戸駅
踏切が見えたので側道に入って。
ちょうど1時間歩いてたどり着いたのは、郷戸駅である。
何をやっているのだか...という感じだが、でも、おかげで良い運動になった...
ではなくて、たぶん降り立つことはなかったであろう、小さな駅に立ち寄れて。
【2019年11月7日15時28分】 只見線・郷戸駅
山の斜面にへばりつくように走る只見線の線路、小さな駅は階段を上ったところに
位置していた。こちらは、滝谷駅よりも古い感じ、昭和の頃の電話ボックスを
巨大化したような待合室だけの簡易駅舎。
でも、<鉄>として...というより、<変態鉄>としての視点で観察すると
この駅についても、いろいろなものが見つかって。
それは後日、別の記事でご紹介したい。
【2019年11月7日16時11分】 只見線・郷戸駅
16時を回り、山影に入って薄暗くなってきた頃、第430D列車が到着である。
もちろん、この駅からの乗客は<変態鉄>だけ。
2両編成のキハ、後ろの車輌は、体験学習のようなものだろうか、小学生の団体で
満員だった。ということで前側のキハに。
車内で車掌さんから乗車券を...
補充券発行機で印字された、ペラペラの乗車券でも車掌さんから乗車券を買う...
というのも、ローカル線の鉄道情景として重要な気がするのである。
やはり、「ドア横の整理券を...」ではつまらなくて...。
あとは若松駅前BTを18:00発の高速バスに乗って新宿へ...のはずが。
根岸駅を過ぎて、会津高田駅に向かうときだった。ブザー音がしたかと思えば
急ブレーキがかかって。まさか...
やはり、防護発報だった。さすがに心配になるわけだが、幸いなことに数分で
運転再開となった。防護無線は磐越西線だったとのことで。
この第430D列車、西若松で只見線(会津川口ゆき、第431D列車)と会津鉄道線
(会津田島ゆき、第2317D列車)と続けて交換するために“バカ停”が組まれており。
それを利用する形で、ぬぁんと、西若松駅発車時点でほぼ定刻に戻る...という
意外な展開。
【2019年11月7日17時29分】 只見線・会津若松駅
すっかり暗くなって、ほぼ定刻、17:19頃、終点の会津若松駅である。
3番ホームでは、17:23発の喜多方ゆきの発車が遅れていたのだが...
その発車を待っていたかのように。南側から据え付けられるのは第433D列車、
現行ダイヤで唯一の会津坂下ゆきは、日曜~金曜は4両編成である。
「平日」となっていないあたりが、車輌運用を物語っており。
つまり、17時半に出庫して、第433D~432D で会津坂下まで往復したら、続いて
19時半過ぎの第435D列車で会津川口に向かい、そのまま滞泊となる。
翌日の朝一番の列車になるので、「翌日の通学ラッシュ」に備えているわけで。
【2019年11月7日17時31分】 只見線・会津若松駅
毎度ながら、このカットを撮って。
この日は、最後部がラッピング車になる編成だった。ということは、明日の朝、
会津若松に戻ったところで、ラッピング車が切り離されて「東北色」だけの運用に
なるはずで。ラッキーだったのか、ついてなかったのか...
…… ……
18時ちょうど発の高速バス「夢街道会津20号」は喜多方営業所始発便。
一般道経由で若松までやってくるのだが、夕方の渋滞に巻き込まれて遅れてくる
のが常態化しており。新潟ゆきなど中距離の高速バスが先に発車していく中、
10分ほどの遅れで到着である。
【2019年11月7日21時17分】 埼玉県羽生市弥勒・東北道 羽生PA
<変態鉄>の隣は...、指定された席の隣の席には、すでに先客が。
10代か20代前半くらいか...、キレイなお姉さんである。
でも、パソコンをひろげて...と思っていた<変態鉄>にとって、それは不運。
だからこそ、荷物を棚に上げただけでコートも脱がずに待っていたのである。
そう、最後の停留所は「会津アピオ入口」、最近のJR高速バス、
最後の乗車停留所を発車すると車内放送でも「これから空席は自由に使って...」
といってくれるのである。最後列10列目が<変態鉄>のお気に入り。
【2019年11月7日19時45分】 栃木県那須郡那須町・東北道 那須高原SA
2人分のモバイルコンセントを独占して。肘掛けを跳ね上げてくつろいだのだった。
高速道路は順調そのものだったのだが、やはり、会津若松周辺の一般道の混雑。
その影響を引きずって...
最初の休憩地は阿武隈PA...のはずが、満車のため通過。那須高原に変更となり。
【2019年11月7日21時13分】 埼玉県羽生市弥勒・東北道 羽生PA
そこから1時間半、2回目の...最後の休憩が、いつもの羽生PA。
ここを出たらあっという間に首都高である。王子駅前には15分遅れという案内
だったが、さすがに22時を回ると明治通りも空いていて。
最後は少し遅れを詰めながら...、10分ほどの遅れで終点・バスタ新宿。
日付が変わる直前に帰宅できたのだった。
この日を最後に、拙ブログに<速報版>が無いとおり、仕事に追われるだけの日々。
ただただイライラを募らせながら、会社と自宅を往復するだけの日々が始まった
のだった。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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ちょうど車輌置き換えの公式発表の直前に行くことになって。
とはいえ、いつか書いたように「只見線の車輌」というのは、<鉄>であれば
すぐに見分けが付く。そう、屋根上の衛星携帯電話受信アンテナである。
それに、周辺では噂として早くから出てきていたので...
これからの時期、いわゆる“葬式鉄”と呼ばれる一団が押し寄せて...。
何だか雰囲気が悪くなりそう。特に「最後の雪景色」とあっては、ビューポイント
などは、もしかしたら、怒号と罵声が飛びかう修羅場と化すのかも...
でも、撮りに行きたくて。あまり人の来ない撮影地を探してみようかと。
スノーシューにアイゼン。<変態鉄>も、何かヘンな方向に深入りし始めたような...
実は年が明けると、仕事の方で(自分ではなく会社のことだが...)大きな変化が。
運悪く(?)、その担当のまっただ中にいる<変態鉄>。いつも以上にドタバタに
なりそうな予感で。その中で何をどう言って休みを捩じ込むのか...悪知恵を
働かせているのである。何だかすっかり“只見線中毒患者”といった様相。
ということで、11月7日。最後の撮影は滝谷川橋梁。
紅葉は“空振り”だった訳だが、いろいろなシーンが撮れたことには満足している。
さぁ、帰り道。1時間半ほど待てば、滝谷駅にキハが戻ってくるのだが...
…… ……
2019年11月7日(木)曇り
滝谷駅は、近年になって建て替えられたと思われるプレハブ...ではないものの
待合室だけの簡易駅舎である。
その中で1時間半ほど待つのは...
【2019年1月29日14時32分】 只見線・滝谷駅
「ちょっと探検してみよう...」程度の軽いノリだった。
駅前の道をゆけば、すぐに線路を渡って。
そのまま歩いて行くのだが...、地図すら持たず。
モバイル端末は持っていても、<変態鉄>のポケットの中のモバイルルーターは
朝からずっと頑なに『圏外』、安定のUQである。
とりあえず1本道を。時折、クルマは来るのだが、誰ともすれ違わず。
只見線と言えば国道252号線と付かず離れず...の印象だったのだが、どうやら、
この滝谷駅の前後は、その滝谷川の流れを挟んで大きく離れているようで...。
そんなこと、つゆ知らず。
「もうちょっと歩いたら...」
その“損切り”の出来無さが<変態鉄>の人間としてのダメっぷりかも。
田んぼの中の1本道は、やがて、川沿いの薄暗い雑木林の中を抜ける道に変わって。
急カーブと急勾配の連続。「どうしよう...」
「ヤバいことになったかも知れない」、不安な気持ちが増大してきたとき、
ようやく国道252号線に合流して。ちょうど滝谷川が只見川に合流する地点。
国道に入れば...
【2019年1月28日7時17分】 福島県会津若松市駅前町付近
これで一安心といえば...、この国道252号線の「道の駅 柳津」までたどり着けば
会津バスの「只見川線」が来るはずで。そう、1月に乗った“キハ色”のバス。
でも...
国道はまもなくトンネルに。幸い、路肩が広くとってあって。何とか歩いて。
まもなく、国道の右手、只見川と反対側、一段高いところに線路が見えてきて。
【2019年11月7日15時27分】 只見線・郷戸駅
踏切が見えたので側道に入って。
ちょうど1時間歩いてたどり着いたのは、郷戸駅である。
何をやっているのだか...という感じだが、でも、おかげで良い運動になった...
ではなくて、たぶん降り立つことはなかったであろう、小さな駅に立ち寄れて。
【2019年11月7日15時28分】 只見線・郷戸駅
山の斜面にへばりつくように走る只見線の線路、小さな駅は階段を上ったところに
位置していた。こちらは、滝谷駅よりも古い感じ、昭和の頃の電話ボックスを
巨大化したような待合室だけの簡易駅舎。
でも、<鉄>として...というより、<変態鉄>としての視点で観察すると
この駅についても、いろいろなものが見つかって。
それは後日、別の記事でご紹介したい。
【2019年11月7日16時11分】 只見線・郷戸駅
16時を回り、山影に入って薄暗くなってきた頃、第430D列車が到着である。
もちろん、この駅からの乗客は<変態鉄>だけ。
2両編成のキハ、後ろの車輌は、体験学習のようなものだろうか、小学生の団体で
満員だった。ということで前側のキハに。
車内で車掌さんから乗車券を...
補充券発行機で印字された、ペラペラの乗車券でも車掌さんから乗車券を買う...
というのも、ローカル線の鉄道情景として重要な気がするのである。
やはり、「ドア横の整理券を...」ではつまらなくて...。
あとは若松駅前BTを18:00発の高速バスに乗って新宿へ...のはずが。
根岸駅を過ぎて、会津高田駅に向かうときだった。ブザー音がしたかと思えば
急ブレーキがかかって。まさか...
やはり、防護発報だった。さすがに心配になるわけだが、幸いなことに数分で
運転再開となった。防護無線は磐越西線だったとのことで。
この第430D列車、西若松で只見線(会津川口ゆき、第431D列車)と会津鉄道線
(会津田島ゆき、第2317D列車)と続けて交換するために“バカ停”が組まれており。
それを利用する形で、ぬぁんと、西若松駅発車時点でほぼ定刻に戻る...という
意外な展開。
【2019年11月7日17時29分】 只見線・会津若松駅
すっかり暗くなって、ほぼ定刻、17:19頃、終点の会津若松駅である。
3番ホームでは、17:23発の喜多方ゆきの発車が遅れていたのだが...
その発車を待っていたかのように。南側から据え付けられるのは第433D列車、
現行ダイヤで唯一の会津坂下ゆきは、日曜~金曜は4両編成である。
「平日」となっていないあたりが、車輌運用を物語っており。
つまり、17時半に出庫して、第433D~432D で会津坂下まで往復したら、続いて
19時半過ぎの第435D列車で会津川口に向かい、そのまま滞泊となる。
翌日の朝一番の列車になるので、「翌日の通学ラッシュ」に備えているわけで。
【2019年11月7日17時31分】 只見線・会津若松駅
毎度ながら、このカットを撮って。
この日は、最後部がラッピング車になる編成だった。ということは、明日の朝、
会津若松に戻ったところで、ラッピング車が切り離されて「東北色」だけの運用に
なるはずで。ラッキーだったのか、ついてなかったのか...
…… ……
18時ちょうど発の高速バス「夢街道会津20号」は喜多方営業所始発便。
一般道経由で若松までやってくるのだが、夕方の渋滞に巻き込まれて遅れてくる
のが常態化しており。新潟ゆきなど中距離の高速バスが先に発車していく中、
10分ほどの遅れで到着である。
【2019年11月7日21時17分】 埼玉県羽生市弥勒・東北道 羽生PA
<変態鉄>の隣は...、指定された席の隣の席には、すでに先客が。
10代か20代前半くらいか...、キレイなお姉さんである。
でも、パソコンをひろげて...と思っていた<変態鉄>にとって、それは不運。
だからこそ、荷物を棚に上げただけでコートも脱がずに待っていたのである。
そう、最後の停留所は「会津アピオ入口」、最近のJR高速バス、
最後の乗車停留所を発車すると車内放送でも「これから空席は自由に使って...」
といってくれるのである。最後列10列目が<変態鉄>のお気に入り。
【2019年11月7日19時45分】 栃木県那須郡那須町・東北道 那須高原SA
2人分のモバイルコンセントを独占して。肘掛けを跳ね上げてくつろいだのだった。
高速道路は順調そのものだったのだが、やはり、会津若松周辺の一般道の混雑。
その影響を引きずって...
最初の休憩地は阿武隈PA...のはずが、満車のため通過。那須高原に変更となり。
【2019年11月7日21時13分】 埼玉県羽生市弥勒・東北道 羽生PA
そこから1時間半、2回目の...最後の休憩が、いつもの羽生PA。
ここを出たらあっという間に首都高である。王子駅前には15分遅れという案内
だったが、さすがに22時を回ると明治通りも空いていて。
最後は少し遅れを詰めながら...、10分ほどの遅れで終点・バスタ新宿。
日付が変わる直前に帰宅できたのだった。
この日を最後に、拙ブログに<速報版>が無いとおり、仕事に追われるだけの日々。
ただただイライラを募らせながら、会社と自宅を往復するだけの日々が始まった
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