「還暦の赤い電車」を撮りに11月の讃岐(13)えぴろーぐ [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]
<変態鉄>が「いつか、撮りたい」と思っていたもの、その引退が続いていて。
12月中旬に2日程度、休みがとれる予定になっているのだが、そのどれを撮りに行くか
非常に悩ましいのである。スノーシューとかアイゼンとか...、そういうのを
準備してでも、あの路線にするべきか。あるいは、拙ブログには2~3回しか登場
したことがない、あの路線か!? はたまた、毎度おなじみの、あの路線にすべきか。
考えがまとまらないのである。
ちなみに“撮り初め”は、あの路線の古豪にする方針で検討中。
その路線にも今春、超低床車の増備が予定されており、古豪たちの活躍も、
いつまで続くか分からない状況。ということで、また来月のクレジットカードの
明細書が、ちょっとスゴい事になりそうで。
まもなく連絡がくると思っているのだが...、わが「棒茄子」は今年もまた
「ANAチケットレスサービス」へと流れていくのだろうか!?
それにしても、今月の“出撃”をどこにしようか??
【2019年11月4日16時39分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅付近
ということで、長らく続いてきた11月4日の「ことでん」の話題もこれで最終回。
「還暦の赤い電車」の乗車撮影会イベント、「乗車会」の4両編成の高松築港駅
到着をもって終了なのである。でも...
…… ……
2019年11月4日(月・祝)晴れ
“ことでん”の起点・高松築港駅は瀬戸内海の海水を取り入れてつくられていると
いわれる玉藻城のお濠のところにある。JRの高松駅からは歩いて5分ほどの距離。
貸切電車の高松築港駅到着は16時半だと伝えられていたので、そのままJR高松駅へ
行って、快速「マリンライナー」に乗ろうと思っていた。
【2019年11月4日16時37分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅
貸切電車の1080形4連の姿を築港駅のホームで撮ったら、それで終了...と。
でも...
だが、しかし...
駄菓子菓子。
高松築港駅まで、貸切電車に乗ってきた中の何名かが...
猛然とダッシュしたのである。築港駅の小さな駅舎を出た正面は大通りに面して。
ちょうど、ことでんバスの停留所が並んでいて、観光客を中心に人の往来も多く。
そこを猛然と駆け抜けて...
駅ホームと道路の間は芝生のある広場のような感じになっていて。
「あっ!!」、ダメ元ではあるものの、<変態鉄>も、その走り出した意味が...
もちろん、カメラをもって後に続くのである。
【2019年11月4日16時38分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅付近
間に合った!!
駅南側の小さな踏切である。ことでんのターミナル、高松築港駅は3面2線のホーム。
でも、お壕端の余裕のないスペース、しかも琴平線と長尾線で、駅の手前からは
単線並列の線路配置になっていて。そこに琴平線は15分間隔。その15分の間に
貸切列車を設定するとなれば、ダイヤに余裕などあるはずがなく。
定期列車でも基本的に築港駅では3分ほどの折返し間合い。乗務員さんも折返し
準備をしたら、走ってエンド交換するのが日常になっているくらい。
そう、高松築港駅に到着した貸切電車は、2分ほどで回送として発車なのである。
【2019年11月4日16時39分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅付近
小さな踏切に大勢の人だかり。その中で<変態鉄>のズームレンズも...
11月の16時半、すでに走行写真を撮るには限界といえる明るさである。
少しでも見かけの速さを遅くするため、築港駅のホームを離れる瞬間を、
望遠で、正面ドカンで、切り取ることに全てを賭けたのだった。
それが今日のトップ写真。
【2019年11月4日16時39分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅付近(後追い)
玉藻城のお濠に沿って、直角に曲がる急カーブ、沈んでいく夕陽が1088号車の“顔”を
ちょっとだけ照らし出したのだった。
でも、よく見れば...
車掌さんが後ろを向いて手を振っていた。貸切電車ならでは(?)、の珍しいカットを
撮ることができたのも、思わぬ収穫である。
【2019年11月4日15時45分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮駅
このプロジェクトを知ったのは、ほぼちょうど1年前のことだった。
京急バーミリオンに白帯の1000形電車をもう一度見たい...、<変態鉄>が妄想
していたこととピッタリとマッチしていて。ホンのわずかな金額だったが
<変態鉄>としても支援をさせてもらったのである。
“卒寿”を迎えたレトロ電車たちがあっては、まだまだ“新型車”かも知れないが
この1080形たちも、すでに“還暦”に達しており。こちらも、いつ置換えがあっても
不思議ではない状況で。
だから、レトロ電車だけではなく、ことでんを訪れたならば、通常運用の、
この電車たちも記録しておかないと...。
【2019年11月4日16時09分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮駅
やはり、“餅は餅屋”という喩えはちょっとヘンかも知れないが、
昭和から平成までの京急電車を知り尽くした主催団体の方々の、きめ細やかな演出。
短い時間だったが、とても密度の濃い、楽しいイベントだったと思う。
今度こそ、カメラを仕舞って...
…… ……
JR高松駅の改札を入ったところ、ホームに面して「連絡船うどん」。
やはり、讃岐に来たからには...と思っていたのだが。
【2019年11月4日16時56分】 予讃線・高松駅
ホームに入線していた17:10発の「マリンライナー50号」、発車まで15分あるのに、
思った通り、車内はほとんどの席が埋まっていて。
うどんどころではない。空席を探さないと...
ようやく見つけたのは、ドア横の折りたたみ式の補助席。
やはり、坂出駅からは通勤電車並みの混雑。岡山県内の停車駅でも乗車は多く。
まさに通勤電車状態で岡山駅に到着したのは18時過ぎ。
【2019年11月4日18時05分】 宇野線・岡山駅
折返しの「マリンライナー53号」を待つ列はホームを埋め尽くし、階段まで...
到着するや否や、車内は超満員になったのだった。
聞けば、JR四国管内の黒字路線というのは、事実上、瀬戸大橋線(児島以南)に
限られるのだそうで。でも、旅行客にとって3ドア電車で立ちっぱなしと言うのは
ちょっと...、このあたり、もう少し工夫が欲しい気がするのだが。
【2019年11月4日18時05分】 津山線・岡山駅
ホームの混雑が、ちょっと落ち着いたタイミングで、向かいのホームを見れば
津山線と吉備線のキハ47形が並んでいた。
JR他社では置換えの進む、“不惑”のキハたちも、JR西では大がかりな
リニューアル工事で姿は変わってしまったものの、もうしばらくは第一線で
活躍しそうな雰囲気で。
【2019年11月4日18時21分】 岡山県岡山市北区・岡山駅運動公園口
路面電車乗り場やデパートがあるのとは反対側の出口、最近は「運動公園口」と
呼ばれているそうなのだが...
バスターミナルの待合室で、近くのコンビニで買ってきたパンを食べて...
空港バスを待ったのだった。
【2019年11月4日19時26分】 岡山県岡山市北区・岡山桃太郎空港
そして19時半の岡山桃太郎空港。
少々遅れ気味の最終便で羽田へと戻ったのである。駐機場からはバス連絡。
三脚を受け取ったときに...嗚呼。
と、羽田で手荷物を受け取っているとヒコーキの到着からは小1時間かかって
しまうのである。渋谷ゆきのリムジンバスは、ちょうど良い接続の便がなく。
そこから30分以上待つくらいなら...
【2019年11月4日22時16分】 京急空港線・羽田空港国内線ターミナル駅
久々に地下の京急乗り場に急いだのだった。
発車を待っていたエアポート快特、都交の最新型5500形に初乗車である。
別に、新車だったから...とコーフンすることがないのが<変態鉄>、
でも、気になるのはコレによって置き換えられる、5300形。
初期製造分でも“三十路”世代、直流1,500V、1,435 mm軌間、両端が制御電動車
(つまり国鉄形式で言えば「クモハ」)というのは、地方私鉄にとっては
“うってつけ”の「物件」である。
1,435 mm軌間で既存の車輌が老朽化している地方私鉄...
そんなことを懸念してしまうのである。自分の好きな車輌というのは、すでに
どれも製造から50年程度が経過している訳で。電車もディーゼル動車も、いつ
置換えの話が出てもおかしくはない。そんな、趣味活動でも心配の種は尽きない
<変態鉄>だった。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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12月中旬に2日程度、休みがとれる予定になっているのだが、そのどれを撮りに行くか
非常に悩ましいのである。スノーシューとかアイゼンとか...、そういうのを
準備してでも、あの路線にするべきか。あるいは、拙ブログには2~3回しか登場
したことがない、あの路線か!? はたまた、毎度おなじみの、あの路線にすべきか。
考えがまとまらないのである。
ちなみに“撮り初め”は、あの路線の古豪にする方針で検討中。
その路線にも今春、超低床車の増備が予定されており、古豪たちの活躍も、
いつまで続くか分からない状況。ということで、また来月のクレジットカードの
明細書が、ちょっとスゴい事になりそうで。
まもなく連絡がくると思っているのだが...、わが「棒茄子」は今年もまた
「ANAチケットレスサービス」へと流れていくのだろうか!?
それにしても、今月の“出撃”をどこにしようか??
【2019年11月4日16時39分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅付近
ということで、長らく続いてきた11月4日の「ことでん」の話題もこれで最終回。
「還暦の赤い電車」の乗車撮影会イベント、「乗車会」の4両編成の高松築港駅
到着をもって終了なのである。でも...
…… ……
2019年11月4日(月・祝)晴れ
“ことでん”の起点・高松築港駅は瀬戸内海の海水を取り入れてつくられていると
いわれる玉藻城のお濠のところにある。JRの高松駅からは歩いて5分ほどの距離。
貸切電車の高松築港駅到着は16時半だと伝えられていたので、そのままJR高松駅へ
行って、快速「マリンライナー」に乗ろうと思っていた。
【2019年11月4日16時37分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅
貸切電車の1080形4連の姿を築港駅のホームで撮ったら、それで終了...と。
でも...
だが、しかし...
駄菓子菓子。
高松築港駅まで、貸切電車に乗ってきた中の何名かが...
猛然とダッシュしたのである。築港駅の小さな駅舎を出た正面は大通りに面して。
ちょうど、ことでんバスの停留所が並んでいて、観光客を中心に人の往来も多く。
そこを猛然と駆け抜けて...
駅ホームと道路の間は芝生のある広場のような感じになっていて。
「あっ!!」、ダメ元ではあるものの、<変態鉄>も、その走り出した意味が...
もちろん、カメラをもって後に続くのである。
【2019年11月4日16時38分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅付近
間に合った!!
駅南側の小さな踏切である。ことでんのターミナル、高松築港駅は3面2線のホーム。
でも、お壕端の余裕のないスペース、しかも琴平線と長尾線で、駅の手前からは
単線並列の線路配置になっていて。そこに琴平線は15分間隔。その15分の間に
貸切列車を設定するとなれば、ダイヤに余裕などあるはずがなく。
定期列車でも基本的に築港駅では3分ほどの折返し間合い。乗務員さんも折返し
準備をしたら、走ってエンド交換するのが日常になっているくらい。
そう、高松築港駅に到着した貸切電車は、2分ほどで回送として発車なのである。
【2019年11月4日16時39分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅付近
小さな踏切に大勢の人だかり。その中で<変態鉄>のズームレンズも...
11月の16時半、すでに走行写真を撮るには限界といえる明るさである。
少しでも見かけの速さを遅くするため、築港駅のホームを離れる瞬間を、
望遠で、正面ドカンで、切り取ることに全てを賭けたのだった。
それが今日のトップ写真。
【2019年11月4日16時39分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅付近(後追い)
玉藻城のお濠に沿って、直角に曲がる急カーブ、沈んでいく夕陽が1088号車の“顔”を
ちょっとだけ照らし出したのだった。
でも、よく見れば...
車掌さんが後ろを向いて手を振っていた。貸切電車ならでは(?)、の珍しいカットを
撮ることができたのも、思わぬ収穫である。
【2019年11月4日15時45分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮駅
このプロジェクトを知ったのは、ほぼちょうど1年前のことだった。
京急バーミリオンに白帯の1000形電車をもう一度見たい...、<変態鉄>が妄想
していたこととピッタリとマッチしていて。ホンのわずかな金額だったが
<変態鉄>としても支援をさせてもらったのである。
“卒寿”を迎えたレトロ電車たちがあっては、まだまだ“新型車”かも知れないが
この1080形たちも、すでに“還暦”に達しており。こちらも、いつ置換えがあっても
不思議ではない状況で。
だから、レトロ電車だけではなく、ことでんを訪れたならば、通常運用の、
この電車たちも記録しておかないと...。
【2019年11月4日16時09分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮駅
やはり、“餅は餅屋”という喩えはちょっとヘンかも知れないが、
昭和から平成までの京急電車を知り尽くした主催団体の方々の、きめ細やかな演出。
短い時間だったが、とても密度の濃い、楽しいイベントだったと思う。
今度こそ、カメラを仕舞って...
…… ……
JR高松駅の改札を入ったところ、ホームに面して「連絡船うどん」。
やはり、讃岐に来たからには...と思っていたのだが。
【2019年11月4日16時56分】 予讃線・高松駅
ホームに入線していた17:10発の「マリンライナー50号」、発車まで15分あるのに、
思った通り、車内はほとんどの席が埋まっていて。
うどんどころではない。空席を探さないと...
ようやく見つけたのは、ドア横の折りたたみ式の補助席。
やはり、坂出駅からは通勤電車並みの混雑。岡山県内の停車駅でも乗車は多く。
まさに通勤電車状態で岡山駅に到着したのは18時過ぎ。
【2019年11月4日18時05分】 宇野線・岡山駅
折返しの「マリンライナー53号」を待つ列はホームを埋め尽くし、階段まで...
到着するや否や、車内は超満員になったのだった。
聞けば、JR四国管内の黒字路線というのは、事実上、瀬戸大橋線(児島以南)に
限られるのだそうで。でも、旅行客にとって3ドア電車で立ちっぱなしと言うのは
ちょっと...、このあたり、もう少し工夫が欲しい気がするのだが。
【2019年11月4日18時05分】 津山線・岡山駅
ホームの混雑が、ちょっと落ち着いたタイミングで、向かいのホームを見れば
津山線と吉備線のキハ47形が並んでいた。
JR他社では置換えの進む、“不惑”のキハたちも、JR西では大がかりな
リニューアル工事で姿は変わってしまったものの、もうしばらくは第一線で
活躍しそうな雰囲気で。
【2019年11月4日18時21分】 岡山県岡山市北区・岡山駅運動公園口
路面電車乗り場やデパートがあるのとは反対側の出口、最近は「運動公園口」と
呼ばれているそうなのだが...
バスターミナルの待合室で、近くのコンビニで買ってきたパンを食べて...
空港バスを待ったのだった。
【2019年11月4日19時26分】 岡山県岡山市北区・岡山桃太郎空港
そして19時半の岡山桃太郎空港。
少々遅れ気味の最終便で羽田へと戻ったのである。駐機場からはバス連絡。
三脚を受け取ったときに...嗚呼。
と、羽田で手荷物を受け取っているとヒコーキの到着からは小1時間かかって
しまうのである。渋谷ゆきのリムジンバスは、ちょうど良い接続の便がなく。
そこから30分以上待つくらいなら...
【2019年11月4日22時16分】 京急空港線・羽田空港国内線ターミナル駅
久々に地下の京急乗り場に急いだのだった。
発車を待っていたエアポート快特、都交の最新型5500形に初乗車である。
別に、新車だったから...とコーフンすることがないのが<変態鉄>、
でも、気になるのはコレによって置き換えられる、5300形。
初期製造分でも“三十路”世代、直流1,500V、1,435 mm軌間、両端が制御電動車
(つまり国鉄形式で言えば「クモハ」)というのは、地方私鉄にとっては
“うってつけ”の「物件」である。
1,435 mm軌間で既存の車輌が老朽化している地方私鉄...
そんなことを懸念してしまうのである。自分の好きな車輌というのは、すでに
どれも製造から50年程度が経過している訳で。電車もディーゼル動車も、いつ
置換えの話が出てもおかしくはない。そんな、趣味活動でも心配の種は尽きない
<変態鉄>だった。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
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