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「還暦の赤い電車」を撮りに11月の讃岐(12)貸切列車乗車会 [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

本当はお休みだったはずの水曜日。東京は、冷たい雨の降る寒い1日。
ということで、カメラをもって出かけられるような感じでもないので、
出勤予定を変更して、会社に行っていたのである。その「振休」を晴れた日に
使えば良い...と、何ともテキトーな社会人なのである。

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【2019年11月4日15時08分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

というわけで、1ヶ月になる前に書き終えておきたい、11月4日の「ことでん」の
貸切乗車撮影会の話題。

……  ……

2019年11月4日(月・祝)晴れ

ということで、15時過ぎの琴電琴平駅から「貸切乗車会」のスタート。

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【2019年11月4日15時11分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

15:13発の定期列車(第46列車)が羽間駅に到着すると、琴電琴平駅の信号機が
青に変わる。それまでの僅かな時間に車内を観察...

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【2019年11月4日15時18分】 高松琴平電鉄琴平線・「還暦の赤い電車」車内

客ドアには「貸切列車」の札が掲げられ。
車内は、クラウドファンディング参加者ということで、大半はカメラを提げた<鉄>。
でも、2割ほどだろうか、地元の人とか<鉄>っぽさのない、純粋に(?)、ことでんや
京急の沿線に住んでいて、この企画に興味を持った...という感じの人たちも。

だから、この日が高松を初訪問、もちろん、「ことでん」に乗るのも初めてというう
参加者もいたそうで。

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【2019年11月4日15時17分】 高松琴平電鉄琴平線・「還暦の赤い電車」車内

<変態鉄>が撮りに通うようになった頃は各駅停車のみの運転になっていたと
記憶しているが、平成に入る頃まで琴平線には「準急」の設定があったはず。

先ほどの撮影会では“演出”として京急時代のさまざまな行き先を表示していたが
方向幕指示器を改めて観察してみると、琴平線の行き先(このうち「岡本」ゆきは
現在は設定されていない)と、回送、試運転と並んで「準急」があるだけ。

今回の琴平線複線化をめぐる高松市の検討会の資料では琴平線に優等列車を運転
することを想定した記述があったが、追い越し設備がなく単線区間を含む設定では
利便性向上は期待できないという内容だったと記憶している。

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【2019年11月4日15時19分】 高松琴平電鉄琴平線・「還暦の赤い電車」車内

車内の中吊り広告は、貸切運転用に交換されており。主催団体のもの。
そして、昭和の電車らしく天井には扇風機が回っており。
時折、吹いてくる風は冷たかったが、11月にしては暖かい日だったので扇風機も。
ちなみに、1080形の前身は京急1000形の初期製造分。非冷房で落成している。

10月下旬には「冷暖切替」が実施されており、運転台にもその表示が。
冷房車でありながら、冷房は使えない旨、アナウンスもされていた。

実は、この写真の“狙い”は扇風機。ことでん入りして30年が過ぎるのだが、
でも扇風機には「KHK」のロゴが残されているのである。

というわけで、車内は意外と静かで。普段の定期列車に乗っているのと
それほど変わらず。車内は満席にならない状況。こういうイベント列車の場合、
「豪華景品付きジャンケン大会」とか「クイズ大会」とか...
車内は大騒ぎだったりすることもあるのだが。今回の主催団体は、その方針で
車内では特に何も行わない...ということだそうで。(その方が嬉しい<変態鉄>)

途中の撮影タイムは、滝宮と一宮の2駅。各々、反対列車との行き違いに数分間の
停車時間が確保されており。

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【2019年11月4日15時43分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮駅

最初の停車(ドア扱い)は滝宮駅。下り琴電琴平ゆきの定期列車と交換である。

滝宮と、言えば...

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【2019年11月4日15時43分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮駅

やはり「近代化産業遺産」に指定されている、この駅舎と絡めて撮りたい...

と考えるのは、誰しも同じことだったようで。
「駅の外には出ないで...」と主催団体から叱られてしまった<変態鉄>である。

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【2019年11月4日15時44分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮駅

というわけでホーム後方の構内踏切から改めて。

次の停車は、先ほどの香東川鉄橋を渡りきったところの一宮駅である。
2面3線の狭いホームなので、撮影にはかなり厳しい状況だが...

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【2019年11月4日16時07分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮駅

とりあえず後方から。

一宮駅を出ると高松市街地に戻ってきた...という感じになって。
当初は、ドア扱い無しの予定だった仏生山駅でも、「回送列車として戻ってくる
姿を撮りたい」というリクエストに応える形で急遽、停車駅(降車可)に追加され。

<変態鉄>は終点・高松築港駅までの乗車希望を出しておいたのだが...
高松築港駅まで乗ると言うことは、折返しの仏生山までの返却回送は撮れない
ことになる訳で。確かに迷ったのだった。

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【2019年11月4日16時23分】 高松琴平電鉄琴平線・「還暦の赤い電車」車内

市民病院が仏生山駅の隣に移転してきて...、琴平線複線化工事が始まって。
その中でも一番の大きな話題は新駅だろうか、三条-太田間の国道11号線と
高松自動車道を一気に跨ぐ高架橋の上に来年、開業することになったのが
伏石駅である。来る度に、目に見えて工事が進んでいるのが分かって。

栗林公園、瓦町...と、カメラをもった<鉄>はまとまった降車。
皆さん、沿線で折返しの回送電車を撮るのがお目当て...ということだろうか。
車内はだんだん人が少なくなってきて。

そして、終点の高松築港駅である。

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【2019年11月4日16時37分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅

ホームで、このカットを撮ったら終わり...と、そう考えていた<変態鉄>だが、
周囲が...、この電車に高松築港駅まで乗り通してきた<鉄>な感じの方々が
改札口を駆け抜けて、全速力で走り出すのを見ていると... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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