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「還暦の赤い電車」を撮りに11月の讃岐(11)嗚呼、フォトラン列車... [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

何だか、「撮りに行きたい」と毎日の様に書いているのだが、なかなか...
冬休みシーズンに入って忙しくなる前に、何とか...休みを捩じ込むとしても
12月の中旬に「1泊2日」が限界みたい。ということで...

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【2019年11月4日13時01分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅

12月の「ことでんレトロ」は4両運転だと...、これが、団体貸切を除けば
たぶん最後の4両運行になりそうな予感(5月の大型連休はどうなるのか...??)
でも、その日は既に仕事が入っていて。その代わり、1月の運転日に“参戦”するのが
ほぼ「内定」しているのである。

「今年限りで最後」といわれている車輌は多々あって。
あの路線か、あの路線の“リベンジ”を検討中。でも、富山地鉄の「フタフタ」
14722編成も非常に気になって。「12月中旬に運用離脱」と発表されているのだが
それに間に合うなら、最後のお別れに行ってきたい気もする。それとも...

悩みに悩んでいるのである。

さて、引き続き、11月4日の高松琴平電鉄「還暦の赤い電車」の撮影記。
撮影会の後、14時台に下り1本の“フォトラン”が行われたのだが...

……  ……

2019年11月4日(月・祝)晴れ

フォトラン列車の後続の琴電琴平ゆきの定期列車(第33列車)に乗らないと
“乗車会”に間に合わなくなる...と、撮影会でも注意喚起。

ということで、駅から遠く離れた撮影地に行くことはできないのだった。
やはり、定番であっても4両編成の姿をバッチリ記録できて、午後の下りに対して
順光になるポイント...

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【2019年11月4日13時50分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)

円座駅で下車する人は多かったのである。もちろん、<変態鉄>もそのひとり。
堤防沿いから河原まで、線路際にある程度、人が多く集まっていたものの
公式に広くアナウンスされたイベントでないこと、それから、地元の<鉄>には
「1080形4両編成」は朝晩中心に琴平線で日常的に見ることができる列車とあって。

カメラを構えている人も、大半はこの日のイベントの参加証を腕に付けていて。
<変態鉄>も少し迷った末、三脚を置いたら、まずは、試し撮り。
1200形2連の高松築港ゆきは第38列車。秋晴れ、西に傾いた太陽の光が車体に...
何とも言えない良い感じに撮れて。

でも...

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【2019年11月4日13時54分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座

いまの第38列車は鉄橋のすぐ向こう、一宮駅で第31列車と交換する。
そう、わずか4分ほどのことだったのである。そのわずかな間に灰色の雲が太陽を...

対岸は晴れているのに、こちら側は暗くなって。う~ん。
セブンイレブンの広告ラッピング車。こちらも同じ1080形である。

<撮り鉄>をしているとき...、列車を待っている間というのは何となく空を見ている
時間が多くなるもので。太陽の周囲に雲が居ないか、それがどういう向きに
どれくらいの速さで流れていくか...、ヒヤヒヤしながら待っているのである。

時折、晴れ間が見えることもあった。だが...

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【2019年11月4日14時08分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座

せっかくのチャンスだったのに、失敗写真ではないものの試し撮りが晴れカット
だった分、敗北感を味わう1枚になってしまった。

いや、決して“撃沈”とは思っていないのだが...

ここからは皆さん一斉に。まさに“民族大移動”である。先を争うように三脚を
仕舞ったら円座駅の方に向かって一斉に。

第33列車には余裕をもって間に合った。

……  ……

先ほど仏生山駅で撮った「しあわせさん こんぴらさん」である。
綾川のショッピングモールに向かうと思しき学生さんのグループや、まさしく
金比羅参りに訪れる観光客、それから地元客、そこに<鉄>の群れ。
“満員”とはならないものの、車内は多くの立ち客がいる程度の混雑率。

幸運にも座ることができると、いつの間にかウトウトしてしまった。
気づけば、榎井駅まで来ていて。

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【2019年11月4日15時10分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

終点・琴電琴平駅には15時に到着である。この時点で「乗車会」の受付まで
10分程度になっており。とにかく、慌ただしいのである。

1面2線の島式ホーム。臨時電車は、その道路側...というか、金倉川側の線路に
入ることになっており。やはり、皆さん、考えることは同じ。

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【2019年11月4日15時08分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

そのわずか数分の間でも。
車止め付近で順番に並んで、このカットである。多くの<鉄>が集結しても
決して険悪なムードになることもなく、譲り合って撮っていた。

そして、これを撮ったらすぐに駅舎に戻らないと...

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【2019年11月4日15時11分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

参加証を示して入場したら、4両編成の車内へ。1080形4連なので、どの車輌に
乗ったから...といって、大きな差異があるわけでも無いのだが。

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【2019年11月4日15時16分】 高松琴平電鉄琴平線・「還暦の赤い電車」車内

本当に“何となく”。<変態鉄>が選んだのは「還暦の赤い電車」の築港側、
つまり4両編成の3両目、1082号車だったのである。
モーター直上が良い...とか、そういうリクエストのある人は撮影会前に
車内に入って付箋を貼ることになっていて。貼られていない席に座るシステム。
<変態鉄>は車内中央部付近の席をキープして...

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【2019年11月4日15時12分】 高松琴平電鉄琴平線・「還暦の赤い電車」車内

1081号車の車内にはクラウドファンディングによって、この「京急色」になった
ことを示すポスターが。

そこにはクラウドファンディング参加者の氏名が書かれており...

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【2019年11月4日15時12分】 高松琴平電鉄琴平線・「還暦の赤い電車」車内

やはり、自分の名前を探してしまうもので。ちゃんと書いてあることも確認。
何だか安心するような、恥ずかしいような...。ニックネームでも本名でも希望
できるようになっていたのだが、<変態鉄>は本名で載せてもらっている。

そして...

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【2019年11月4日15時16分】 高松琴平電鉄琴平線・「還暦の赤い電車」車内

この電車が「還暦の赤い電車」であることを示すのが、車内の、この銘板。
下側が製造を示す「東急車輌 昭和34年」、確かに今年で60年である。

300両以上の大所帯だった京急1000形としては初期製造分にあたり、京急での
活躍は30年弱、昭和が平成に変わる直前、京急久里浜工場で2両編成化改造を受け
琴電へと譲渡されている。それが上側のプレート。

「京急1000形」のイメージがあまりにも強すぎるのだが、実は、この電車は
車齢のうち、ちょうど半分ずつの期間を、東京・神奈川と、それから讃岐で
過ごしていることになるというのが、ちょっと意外なところ。

そんな様子を観察している内、まもなく発車時刻である。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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Cedar

12月の4連運行、気になってます、最後と聞くと尚更ですよね。
by Cedar (2019-11-27 17:33) 

ferrum_queserasera

Cedarさん

コメントありがとうございます。
紛らわしい書き方で申し訳ありません。
とりあえず発表されているのが3月までの運転分で、
その後はどうなるか分かっていないわけです。
もしかしたら、来年の5月の大型連休が最後の4連かも...とも
思っています。でも、たぶん、もの凄い人出ではないかと。
12月は行けませんが、1月の運転日には訪れる予定です。


by ferrum_queserasera (2019-11-28 01:12) 

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