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「還暦の赤い電車」を撮りに11月の讃岐(3)さぁ、いよいよ!! 受付開始!! [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

11月というのは、<鉄>にとっては少々寂しい時期なのである。
イベントが少ない...とか、そういうことではない。JRグループのダイヤ改正は
毎年、3月の中旬に行われる。コレに合わせる形で、私鉄各線のダイヤ改正も同じ
日程で行われることが多いのだが、報道発表される件、されない件も含めて、
その概要というのが明らかになり始めるのがこの時期。

非公式な形であっても、地元自治体のトップのもとへ鉄道会社の偉い人が訪れ、
内容を説明する...というケースもあれば、地方紙などでの報道が先行することも。
そのほか、いろいろなルートからさまざまな話が出てくるのである。

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【2019年11月7日17時31分】 只見線・会津若松駅

1年間にわたって、風光明媚なあの路線で追いかけてきた、自分と同い年のキハ。
こちらもどうやら、これが最後の冬になるみたいで。
120だか130だか...、ステンレス車体の新型ディーゼル動車が転入してきて
一気に置き換えられるのだとか。「何かの間違いであってくれ...」という感じだが
SNS上では“Docomoのアンテナが設置されていた”などという目撃情報も。

実は、只見線は一般的なJRの列車無線が通じない区間があって。
衛星携帯電話アンテナを運転台部分の屋根上に設置しているのである。
コレが必要な線区というと...、只見線だけオンリーワンということではないが、
それにしても...。ステンレス車体では、只見川沿いまで撮りに行く気は起こらない。

何とか...、只見線の国鉄型キハはもうしばらく残しておいて欲しいと思うのだが...
とはいえ、それもマニアの戯れ言の域を出ないのだろうが...

だんだん<変態鉄>が、本気で「撮りたい!!」と思う車輌がなくなってきて。
<変態鉄>も<鉄>活動から足を洗う日が近づいているのだろうか!?

こちらの“レトロ電車”も気になるところだが...

この日ばかりは“レトロ”では無く「還暦の赤い電車」が主役なのである。

でも、その撮影会が始まる前に...

……  ……

2019年11月4日(月・祝)晴れ

仏生山に着いたのは10時前。“前半組”の撮影会が行われていたところ。
<変態鉄>も含めた“後半組”の撮影会受付は11時頃からの予定だった。

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【2019年11月4日9時58分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

しかし...

この1時間ほどという待ち時間は、ちょっと中途半端で。
高松中心部まで行って、うどんを食べてくるには短すぎるし、だからといって
仏生山駅で待っているにはちょっと長いし...

仕方なく、暇つぶしだけの目的で仏生山駅近くを散歩していたのだった。

コンビニに立ち寄って、再び、いつもの仏生山車両所を見渡せる畦道に
戻ってきたのは、10時半過ぎのことだった。

いつもより1本離れたルートを進めば...

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【2019年11月4日10時35分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山車両所東工場付近

画面の右側が東工場建屋。その前に「デカ」と120号車が並んで停車中。
その奥には、こちらも京急から来た、ことでん1070形の姿。

「デカ」の足回りは、ひとあし早く2000年台に入ってすぐに廃車になった
レトロ電車のものに交換されており...

卒寿の電車たちと、その奥、1070形は還暦を迎えた電車。写真左隅には最近、
移転してきた市民病院(みんなの病院)の高い建物が見えるが、それでも十分に
空は広くて。そこに農機具を配して...

何だか長閑な1枚になったのである。

ハッと、思い出して...

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「コレがなかったらどうしよう...」
<変態鉄>がバッグの中を確認したのは、コレだったのである。
この日の乗車撮影会の招待券。これがなかったら、わざわざ、この日、高松まで
やって来た意味がなくなってしまう。

そして、仏生山駅に戻って...

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【2019年11月4日10時47分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

この場所、残念ながら普段は光線状態がそれほど良くないのだが、でも、撮れる
というのは、空が曇ってきたから。

撮影会の受付開始を前に...「う~ん」なのである。

300号車の後ろの方では、すでに“後半組”の撮影会参加者が並び始めていて。
<変態鉄>もその中に加わるのだが...

別に先着順でもないので、いったん奥の車両所の方へ。

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【2019年11月4日10時51分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山車両所東工場付近

やはり、何と言っても「デカ」なのである。レトロ電車の引退は発表されたが、
「デカ」の去就については、いまだ発表はなく。唯一、残されることになる
レトロ電車の300号車が、計画の発表上、「作業用」という用途になっていて...

となれば...

「デカ」を置き換えて、新たな“仏生山のヌシ”の座におさまることになるのか...
レトロ電車も好きだが、「デカ」も大好きな<変態鉄>としては心配している
のである。

そんな「デカ」。

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【2019年11月4日10時51分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山車両所東工場付近

仏生山に来る度に写真を撮っているのだが、アオリ戸が開いたまま...というのは
初めて見たような気がする。

「電車まつり」でステージに使ったときに、開けてそのままなのだろうか?!
戦後すぐの時期に国鉄から譲受した無蓋貨車をストレッチする形で、
当時の今橋工場にあった在庫の電機品で組み立てた...とされる「デカ」である。

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【2019年11月4日10時48分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山車両所

そんな貴重なシーンを撮ったら、撮影会受付の列に加わって...

招待券番号に従って受付。参加証となる黄色いリストバンドが配られて。
でも、腕が太い上に長袖を着ていた<変態鉄>、コレはちょっと困ったのである。
とりあえず、手に持って、撮影会に臨むことにしたのだった。

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撮影会は11時半からのスタート。まずは車止め付近でスタンバイして...(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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