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「還暦の赤い電車」を撮りに11月の讃岐(2)待っている間 [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

撮った写真を見ていると、また行きたくなるのだが...
“ことでん”、高松琴平電鉄を訪れたのは11月4日のこと。やはり、撮影会なら
晴れている日が良いわけで...

でも、この日は「晴れ」とはいえ、晴れたり曇ったり。前の週の水島臨海鉄道の
イベントのときのようにめまぐるしく変わる光線状態にヒヤヒヤ、ハラハラ
しながらの撮影となった。

とはいえ、クラウドファンディングの参加者は多くて。撮影会は第1部と第2部に
分けられていた。第1部は午前9時の受付開始で、朝イチのヒコーキでも間に合わず。

ということで、それまでの時間...

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【2019年11月4日9時48分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山車両所

仏生山車両所周辺を歩きまわってみたのだった。

……  ……

2019年11月4日(月・祝)晴れ

羽田からのNH531便は、ほぼ定刻で9時過ぎには高松空港に到着したのだった。

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【2019年11月4日9時12分】 香川県高松市香南町岡・高松空港

讃岐うどんが置いてあるあたりが、高松空港らしさだろうか。
三脚を受け取ったら、大急ぎでバス乗り場へ。すぐに発車の高松駅ゆきバス。
高松空港リムジンバスは、ことでんバスが運行を担当している。

瀬戸内国際芸術祭の関係で、高松駅からその案内所まで、延長運転されているらしく
その案内放送が流れる終わるか終わらないかのうちに、「まもなく空港通り一宮」

バスを降りて、少し進めば三名町の交差点。これを右折して10分ほど歩けば
仏生山車両所の北側に到着である。

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【2019年11月4日9時48分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山車両所

いつもの場所で、ひなたぼっこしていたのは「デカ形」、“仏生山のヌシ”である。
その後ろには、1000形120号車、庫内にはチラッと、23号車の姿が見える。
これまで、太田駅側に留置されていることが多かったレトロ電車なのだが、
なぜか、この日は仏生山車両所東工場建屋のところに居たのである。

前日3日に「ことでん電車まつり」があった関係で、偶然、ココに来ていたのか、
複線化工事の進展で、いつもの“レトロ展示場”のスペースが使えないのか...
そのあたりは良く分からないのだが...

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【2019年11月4日9時48分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山車両所

奥にはユニバーサルホームの広告ラッピング車。旧京急700形は、ことでん1200形。
黄色は琴平線のラインカラー、それを活かしてヒマワリの絵をラッピングしている。
こんな感じで、ことでんの広告ラッピング車も、各線のラインカラーを反映させた
デザインになるのが基本なのである。

そういうのを見ると、改めて「還暦の赤い電車」というののスゴさが分かるというか...

このユニバーサルホームの編成は定期検査中、2両編成を切り離して留置中。
(もう1両は建屋内で作業中なのだろうか)

そして...

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【2019年11月4日9時46分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山車両所

この場所に、なぜか踏切警報機が新設されたのが、ちょっと違和感なのだが...

それはさておき、奥の方に人だかりができている。
そう、コレが、このあとの第2部で<変態鉄>も参加する撮影会の第1部。

“李下に冠...”ではないが、招待制の撮影会をやっているとき、近くでカメラを
向けるのはトラブルのもと。バッグにカメラを仕舞って、さっさと通り過ぎるのが
<鉄>としての心得というモノだろうか。

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【2019年11月4日9時50分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山車両所

細い路地を抜ければ、駅舎のヨコに出てこられる。この一番南側の留置線にも
4両のレトロ電車の中の1両が必ず停まっている。なぜか<変態鉄>は、この場所で
3000形300号車に会うことが多いような気がするのだが...

そんな「いつもの風景」も、再来年までには見られなくなるわけで。
チャンスがある限り、1枚でも多く記録しておきたいところ。

さて、この300号車の後ろの建物が仏生山駅舎。

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【2019年11月4日9時52分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅

ICカード乗車券“IruCa”に対応した改札機がある一方で、上を見れば
行灯式の発車案内板。古さと新しさが同居しているのが「ことでん」。
仏生山駅を挟み込むように、東西に車両基地と工場があるため、仏生山駅というのは
時刻表にないタイミングで突如、電車が入ってくることがあって。

下りホームには、セブンイレブンの広告ラッピング、1080形電車が停車中。
このラッピング、夏休み前くらいから「そろそろ剥がされそう」と<鉄>の間では
話題になっていたのだが、延長されたのか...、いまもセブンイレブンの広告が。

この時点で、<変態鉄>。この電車は車両所の東工場側から西側への構内移動
だろうと思っていた。それなら、高松築港ゆきの到着を待ってから、いったん
空港通り側に前進してスイッチバックで戻ってくるはず...

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【2019年11月4日9時55分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

と、そういう予想のもと、駅前の踏切の少し先、カーブした線路沿いでカメラを。

この場所、もちろん複線用地が確保されているのだが単線で。
左側の線路は留置線で。名古屋市交からやって来た、600形電車4両編成が
いつも留置されているのである。黄色い旗が立っているのは、線路に車止めが
セットされていることを示す目印。

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【2019年11月4日9時56分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

その脇を掠めて、1200形の高松築港ゆきが到着して...

ここまでは<変態鉄>の予想通りの展開で。

でも...

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【2019年11月4日9時57分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

その高松築港ゆきの到着を待って動き出した、セブンイレブンラッピングだったが...
自分の予想なら、このあたりでいったん停止して、運転士さんが車内を急いで
エンド交換、ゆっくりと上りホームに隣接した西側の車両基地に収容され...

と、思っていたのだが、加速して行ってしまった。
どうやら、このタイミングで一宮止まりの電車の車両交換が行われるようで。

う~ん、予想が外れて...

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【2019年11月4日9時58分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅付近

気を取り直して、再びの仏生山駅。

それにしても、2015年から再び「ことでん」を撮るようになって...
一番大きくその姿を変えたのは、この駅の周辺のような気がする。
市民病院が移転してきて、仏生山駅の周囲も様変わりである。

それが、琴平線複線化のキッカケの1つにもなったわけだが、あのノンビリした
感じの仏生山駅も好きだった<変態鉄>なのである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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コメント 4

Cedar

空港バス停から歩いていけるんですね。先日は仏生山に行けませんでしたので、次回は是非行ってみます。
by Cedar (2019-11-18 08:08) 

ferrum_queserasera

Cedarさん

コメントありがとうございます。
日中、空港発の上り便の最初の停車停留所が「空港通り一宮」バス停です。琴平線の立体交差を渡り終えたところで停車するのですが、ここから歩くと10分程度で仏生山駅に行けます。
本記事でも触れました通り、駅周辺の景色は大きく変化しておりますが、車両所構内の雰囲気は、さほど変わらず。
自分もまた行ってみたいと思っています。
by ferrum_queserasera (2019-11-18 09:13) 

ことでん好き

こんにんちは。
還暦の赤い電車は現在ヘッドマークを外しており、より従来を思い出させて走っています。
仏生山工場の謎の踏切・・・これは電車まつりで行われた踏切動作体験のものですね。のちのち除けると思われます。

by ことでん好き (2019-11-18 12:10) 

ferrum_queserasera

ことでん好きさん

コメントありがとうございます。
数日限定で、車番ももとの位置に戻っていたとか...
いまの姿も、京急時代を思い起こされるような姿も、
それぞれ撮ってみたい被写体ですね。

なるほど、仏生山の踏切、そういう理由だったのですね。
3日は仕事で、電車まつりは行けなかったのですが、
何とか、3月までにもう一度、ことでんを撮りに行きたいと
思っており、アレコレ、画策中です。
by ferrum_queserasera (2019-11-18 23:17) 

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