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水島臨海鉄道「鉄道の日」イベント(9=最終回)えぴろーぐ [水島臨海鉄道キハ20]

さぁ、何だか昼間の更新が定着しつつある拙ブログ。

今日は、ここに書くことも特にないので、さっさと本文へ。

10月27日の水島臨海鉄道「鉄道の日」イベントの話題。その最終回。

……  ……

2019年10月27日(日)晴れ一時曇り

14時半、5両編成のキハの展示運行も終了して。

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【2019年10月27日14時19分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

粘りに粘った...というか、最後まで決断できずにダラダラと同じ場所で
撮っていたのが、結果オーライ。

キハ205号車を先頭にした5両編成の“晴れカット”を手にすることができたのは
この日の大きな収穫だったことは間違いない。

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【2019年10月27日14時26分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

そろそろ帰りの列車の発車時刻も近づいてきて。
撮影会に来たり、何やらで、すっかり顔見知りになった方々にご挨拶したら
キハの前を横切って、倉敷市ゆきの列車の方へ。

ちなみに、この日の“5両編成”、両先頭車に運転士さんが“乗務”していたのは
当然として、実はキハ205のすぐ後ろ、キハ38 104の運転台にも運転士さんの姿が
確認できた。線路のすぐ近くで撮っていたからこそ気づいたのかも知れないが...

「国鉄型」のキハの特徴として(特急型など一部を除いて)形式を問わず
自由に編成できることが挙げられるのだが、やはり、その「国鉄」から
分割民営化の時期に水島入りして30年間をココで過ごした205号車と、
JR東日本に承継され、八高・久留里線で四半世紀を過ごしてきたキハ37・38形では
後天的に手を加えられている部分が、それぞれにあって。

もともと併結運転を想定していなかった...ということで「4両編成+1」のような
扱いになっていたみたい。もちろん、キハ205号車のエンジンだって、まだまだ元気。
ちゃんと“生きてゐる”のである。この日、自分は倉タ発の列車に乗ったが、
このまま残っていれば、単行での構内入換を見ることができたのかも...

ごく稀に自走しているのである。(車籍がなく車検も通していないが“本線”に
出ないで“構内”を移動することは可能である訳で)

さてさて。そろそろ出発時刻。

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【2019年10月27日14時37分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

「立ち止まらないで!!」の声にも、やはり立ち止まってカメラを向けずには
居られないのが<鉄>の習性かも。

隣の線には“ハロウィーン列車”が待機しているのが見える。
洗車台から乗車である。この洗車台、“床”の部分も金網、フツーのネット状で
体重90 kgの<変態鉄>が階段を上れば、ちょっとたわむのである。
狭くて、意外とヒヤヒヤしながら車内へ。

営業列車の中に自工前駅 14:47発の倉敷市ゆきというのがあって。
その倉タ-自工前間で客扱いする...という措置がとられているわけで。

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【2019年10月27日14時44分】 水島臨海鉄道水島本線(MRT305車内)

発車直後、右側の車窓にはキハ30 100号車の姿。臨鉄職員の方が屋外に出てきて
手を振って見送ってくれている。

三菱自工前駅始発の倉敷市ゆきというのはラッシュ時の一部を除けば、とりわけ
普段は休日ダイヤで利用する人などほとんど居ないわけで。水島駅で待っていた
“一般客”もかなり驚いた感じ。何しろ、普段はガラガラの筈の車内が<鉄>の
群れで埋め尽くされているのである。

通い慣れた道を倉敷市駅へ。やはり、イベントが終わると<変態鉄>も昨晩、
特急寝台列車で眠れなかったのが、思いっきり効いてくるわけで...
倉敷市駅に到着するまでほとんど記憶も無く。

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【2019年10月27日15時27分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅

朝の喧噪がウソのように倉敷市駅の構内も片付けが済んでいて。

駅構内にはハロウィーンの飾り付け。

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【2019年10月27日15時27分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅

何だか、この手作り感が非常に良い感じなのである。
ついついカメラを向けてしまう<変態鉄>。

そんな倉敷市駅の一角に...

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【2019年10月27日15時27分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅

路線の開業自体はもっと古いのだが、倉敷市交通局鉄道線を譲受する形で
水島臨海鉄道ができたのが、1970年(昭和45年)だったはず。

以前の記事(→ こちら)で触れたが、国有鉄道法の規定で国鉄自らが敷設するのが
困難だった、臨海工業地帯の(おもに工場向け貨物主体の)鉄道路線を指す訳で。
もう少し時代が違えば「第3セクター」と呼ばれていたはずの会社でもある。
(水島臨海鉄道は、その生い立ちも、旅客営業があるという面でも異色の「臨海鉄道」)

尤も、<鉄>として...<変態鉄>としては「50周年記念」ということで、
来年は、普段の年以上に盛大なイベントを期待して...。

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【2015年9月5日10時54分】 水島臨海鉄道港東線・水島-東水島

マニアとしては、キハだけでなく「個性派ディーゼル機関車たち」を
フィーチャーしたイベントに期待しているのだが...

乗車はできなくても「機関車3重連特別運行@港東線」とか...
そういう超マニアック企画も、やって欲しいと妄想中...(← 絶対ムリ!!)

でも、この路線。<鉄>向けのディープな企画がいろいろと出てきて...

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【2019年10月27日15時28分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅

コレも1つ楽しみが増えたと言うこと。
「常備券」の販売がこの日から始まったのである。

<変態鉄>の生まれるちょっと前までの時代、駅の自動券売機というのは、まだ
少なく機能も限られていて。「きっぷ」は窓口で...
「※※駅まで1枚!!」と言えば、印刷された乗車券の束から1枚もぎ取って
差し出してくれる...、簡単に言えばそれが「常備券」。

辛うじて、地方のローカル私鉄には“いまなお現役”のところもあるのだが、
都市部ではICカード乗車券がフツーになってきて、いまや“きっぷ”を
手にするのも珍しくなった時代に...

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ムフフフっ、もちろん「全通り」を購入してしまったわけで。

……  ……

岡山桃太郎空港を20時過ぎの最終便を予約していた<変態鉄>。

倉敷駅北口からの空港バスは、(当たり前だが)航空ダイヤに合わせた運行。
1時間以上の待ち時間ができてしまって...

いったん駅の北口にある大型ショッピングモールへ。その中のレストランで
昼食を済ませて...

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【2019年10月27日16時48分】 伯備線・倉敷駅前

倉敷駅北口のペデストリアンデッキに戻ってみれば...

一番手前の線路に臙脂色のコンテナが並んでいる。そう、伯備線からの貨物が
停車中。つまり、先頭にはロクヨンがいるはずだが...(間に合わない)。

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【2019年10月27日16時48分】 岡山県倉敷市寿町付近

17時に近づき、西の空を見上げれば、日没間近の太陽が、この日、<変態鉄>を
散々苦しめてきた雲を照らし出しているのだった。(おわり)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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