初・もうひとつの只見線へ!! でも雨。(7)夕方のキハは... [会津・越後のキハ[只見・磐越西線]]
昨日もお休みをいただいたこのシリーズ。夏休みシーズンの終わりに
「青春18きっぷ」を使って、新潟県魚沼市を走る只見線を撮りに訪れた話題。
でも...
【2019年8月27日14時40分】 新潟県魚沼市須原・奥只見レク公園(須原地区)
話題は越後須原駅前、旧守門村の中心部にある豪農「目黒家」住宅のことに
移っており。<鉄>ブログとして“純粋な撮影記”を書けないのは...
…… ……
何と言っても、只見線の運転本数の少なさゆえ。
【2019年8月27日11時18分】 只見線・小出駅
8月とはいえ“撮影可能時間帯”の列車は、実質、約3往復か。
(このほか早朝・深夜に小出-大白川間で上下の回送列車が設定されている)
先ほど13時半の列車を撮って。それの折返しが16時半、それまで3時間、
何もない国道の休憩所で過ごすのは...
ということで須原の集落まで歩いてきた...ということ。
2019年8月27日(火)晴れのち曇り
割元庄屋だったという豪農「目黒家」、明治維新の後は親子2代にわたって
国会議員をつとめたり、銀行業を営んだり...
新潟県「2」のナンバーを持つ自家用車(「1」は県庁のクルマだったとか...)を
持ったのも、破間川の水力発電ダムができると真っ先に「電化」したのも
この目黒家だったそうで。
【2019年8月27日14時16分】 新潟県魚沼市須原・目黒邸
糸魚川藩の領地のはずれに位置していたようだが、寒い気候の地域だけに
いまのように寒冷地に合わせた品種があったわけでも無く、だから、米の出来も
あまり良くなく、凶作や飢饉に悩まされることも多く、その庄屋の元締めとして
年貢米をどうするか苦労も多かった...ということが資料館に。
【2019年8月27日14時35分】 新潟県魚沼市須原・目黒邸
現在では魚沼市が管理しているようだが、かなり長い期間、実際にお住まいとして
使われていたようで。ところどころ、近代化されている部分もあって。
何だか、ちょっと懐かしいタイプの台所。
【2019年8月27日14時37分】 新潟県魚沼市須原・目黒邸
今度は「目黒邸」の裏側に。茅葺き屋根は、数年前に葺き替えが完了したようで
非常に美しい状態を保っている。
この屋根を守るためにも、365日、常時、囲炉裏の火は絶やさないのだとか。
さて。
【2019年8月27日14時42分】 新潟県魚沼市須原・奥只見レク公園(須原地区)
目黒家の旧酒蔵や味噌蔵の付近を含めて、周辺一帯は「奥只見レクリエーション公園」
として整備されており。(公園だけなら入場料はかからない)
その公園の木々の間の遊歩道のような道を歩くこと5分ほどだっただろうか。
ちょっと小高い丘の上のようなところに「目黒邸資料館」があって。
この記事の「ネタ」も、そこで仕入れた訳だが...
資料館内は写真撮影が禁止されており。ということで割愛。
ひとまわり見学したら、再び公園内を抜けて。
最初に訪れた民俗文化財館へ。受付のおばちゃんに礼を言って、荷物を受け取り。
公園入口のジュースの自販機へ。ここで喉を潤したら再び。
それにしても、こういうときに限って天気予報というのは当たってしまうもので。
午後から曇りと言っていたように、空には急速に灰色の雲が増え始め。
気づいてみれば、ドン曇りである。
【2019年8月27日16時20分】 新潟県魚沼市福田新田・大倉沢休憩所付近
ローカル線も路線バスも、人の...とりわけ、通学利用の高校生と通院のお年寄りに
合わせてダイヤを設定しているのは、いまや全国共通なようで。
房総のキハたちを撮りに行ったときにも、よくそういう場面に出会うのだが、
路線バスとローカル線の列車、ほぼ同じ時刻に設定されているケースが多くて。
南越後観光バス「穴沢線」の小出駅前ゆきが通過したら10分ほどで列車の時刻。
【2019年8月27日16時34分】 只見線・越後須原-魚沼田中
先ほど、13時半の上り(只見ゆき)は後ろに見える守門岳を入れて撮ったのだが、
こんどは、どうせドン曇りなので、山並みはカットして列車重視で。
【2019年8月27日16時34分】 只見線・越後須原-魚沼田中
13時半のときとほぼ同じ撮り方だが、今度はキハのヘッドライトが輝いていて。
思った通りの1枚が撮れて。初撮影の只見線(小出側)としては、定番の撮影地で
定番の撮り方で撮った1枚を残すことができて。
ホッと一安心だったのである。
高校生の下校時刻に合わせた設定だろうか。いまのキハは小出駅ですぐに折返し
夕暮れ時の只見までもう1往復する。
「どこで撮ろうか」、だんだん周囲は薄暗くなっていく中、あれこれと探して
歩きまわっては見たものの。なかなかうまい撮り方が見つからなくて。
結局、大倉沢休憩所のすぐヨコまで戻ってきてしまって。
水田区間の緩やかなカーブを一段高いところから。
【2019年8月27日17時30分】 只見線・魚沼田中-越後須原
それにしても17時が近づくと周囲は急速に暗くなっていって。
もう、走行写真を撮るのは限界に近い...そんな暗さになってきて。
しかも、こういうときに限って、来るはずの時刻に来ないという。
学生の乗り降りに手間取ったのか、あるいは小出駅で接続の上越線電車が遅れて
到着したのか...、刻一刻と暗くなっていく中で。
結局、ISO3200まで上げて、どうにかシャッター速度を確保したのだった。
…… ……
これで撮影は終了。後は長岡のホテルに向かうだけなのだが...
そう、<徒歩鉄>の辛さなのである。薄暗くなってきた国道をゆっくりと歩いて
大倉沢バス停までは10分くらいの距離。
【2019年8月27日18時25分】 新潟県魚沼市大倉沢・大倉沢バス停
18時半のバスを待ったのである。
そう、この小屋のような古びた待合室で待っていれば...と思えば、内部は夥しい
虫と蜘蛛の巣と。窓もガチガチに固まっていて、ちょっと触ろうとすれば蜘蛛の巣の
糸が手に絡まって。さすがの<変態鉄>でも5分と我慢できないような...
路肩の縁石に座ってバスを待っていたのである。
夜の帳が...、だんだん周囲は暗くなっていって、クルマのヘッドライトが眩しいだけ
誰も通りかからないバス停で待っている。何とも言えない時間なのである。
…… ……
ほぼ定刻通りにバスが到着。自分と...女性客がひとりだろうか。
夜になってから小出の街に出たところで...
と、思ったらこの晩の小出は夏祭りだったみたいで。駅とは魚野川を挟んで
向かい側が小出の街の中心部。大通りは歩行者天国になっており、屋台も並んで。
そんな華やかな様子をバスの車窓に見ながら、19時過ぎの小出駅。
待合室には入らず、駅舎の前にめいめい腰を下ろして。高校生達が賑やかに
おしゃべりに夢中。そんな中、<変態鉄>は上越線ホームのベンチで。
【2019年8月27日20時03分】 上越線・長岡駅
E129系4連の長岡ゆきは部活帰りの高校生達で満席。でも、運良く小出駅で
降りる人もいて、<変態鉄>は座ることができた。
20時過ぎ、長岡駅に到着すると乗客の多くは向かいのホームで発車を待っていた
新潟ゆき電車に乗り継いでいき。駅舎内の商業施設にある定食屋さんで夕食を
済ませてから、駅前のビジホに向かったのだった。
いつの間にか、長岡駅前は雨脚が強まっていて。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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「青春18きっぷ」を使って、新潟県魚沼市を走る只見線を撮りに訪れた話題。
でも...
【2019年8月27日14時40分】 新潟県魚沼市須原・奥只見レク公園(須原地区)
話題は越後須原駅前、旧守門村の中心部にある豪農「目黒家」住宅のことに
移っており。<鉄>ブログとして“純粋な撮影記”を書けないのは...
…… ……
何と言っても、只見線の運転本数の少なさゆえ。
【2019年8月27日11時18分】 只見線・小出駅
8月とはいえ“撮影可能時間帯”の列車は、実質、約3往復か。
(このほか早朝・深夜に小出-大白川間で上下の回送列車が設定されている)
先ほど13時半の列車を撮って。それの折返しが16時半、それまで3時間、
何もない国道の休憩所で過ごすのは...
ということで須原の集落まで歩いてきた...ということ。
2019年8月27日(火)晴れのち曇り
割元庄屋だったという豪農「目黒家」、明治維新の後は親子2代にわたって
国会議員をつとめたり、銀行業を営んだり...
新潟県「2」のナンバーを持つ自家用車(「1」は県庁のクルマだったとか...)を
持ったのも、破間川の水力発電ダムができると真っ先に「電化」したのも
この目黒家だったそうで。
【2019年8月27日14時16分】 新潟県魚沼市須原・目黒邸
糸魚川藩の領地のはずれに位置していたようだが、寒い気候の地域だけに
いまのように寒冷地に合わせた品種があったわけでも無く、だから、米の出来も
あまり良くなく、凶作や飢饉に悩まされることも多く、その庄屋の元締めとして
年貢米をどうするか苦労も多かった...ということが資料館に。
【2019年8月27日14時35分】 新潟県魚沼市須原・目黒邸
現在では魚沼市が管理しているようだが、かなり長い期間、実際にお住まいとして
使われていたようで。ところどころ、近代化されている部分もあって。
何だか、ちょっと懐かしいタイプの台所。
【2019年8月27日14時37分】 新潟県魚沼市須原・目黒邸
今度は「目黒邸」の裏側に。茅葺き屋根は、数年前に葺き替えが完了したようで
非常に美しい状態を保っている。
この屋根を守るためにも、365日、常時、囲炉裏の火は絶やさないのだとか。
さて。
【2019年8月27日14時42分】 新潟県魚沼市須原・奥只見レク公園(須原地区)
目黒家の旧酒蔵や味噌蔵の付近を含めて、周辺一帯は「奥只見レクリエーション公園」
として整備されており。(公園だけなら入場料はかからない)
その公園の木々の間の遊歩道のような道を歩くこと5分ほどだっただろうか。
ちょっと小高い丘の上のようなところに「目黒邸資料館」があって。
この記事の「ネタ」も、そこで仕入れた訳だが...
資料館内は写真撮影が禁止されており。ということで割愛。
ひとまわり見学したら、再び公園内を抜けて。
最初に訪れた民俗文化財館へ。受付のおばちゃんに礼を言って、荷物を受け取り。
公園入口のジュースの自販機へ。ここで喉を潤したら再び。
それにしても、こういうときに限って天気予報というのは当たってしまうもので。
午後から曇りと言っていたように、空には急速に灰色の雲が増え始め。
気づいてみれば、ドン曇りである。
【2019年8月27日16時20分】 新潟県魚沼市福田新田・大倉沢休憩所付近
ローカル線も路線バスも、人の...とりわけ、通学利用の高校生と通院のお年寄りに
合わせてダイヤを設定しているのは、いまや全国共通なようで。
房総のキハたちを撮りに行ったときにも、よくそういう場面に出会うのだが、
路線バスとローカル線の列車、ほぼ同じ時刻に設定されているケースが多くて。
南越後観光バス「穴沢線」の小出駅前ゆきが通過したら10分ほどで列車の時刻。
【2019年8月27日16時34分】 只見線・越後須原-魚沼田中
先ほど、13時半の上り(只見ゆき)は後ろに見える守門岳を入れて撮ったのだが、
こんどは、どうせドン曇りなので、山並みはカットして列車重視で。
【2019年8月27日16時34分】 只見線・越後須原-魚沼田中
13時半のときとほぼ同じ撮り方だが、今度はキハのヘッドライトが輝いていて。
思った通りの1枚が撮れて。初撮影の只見線(小出側)としては、定番の撮影地で
定番の撮り方で撮った1枚を残すことができて。
ホッと一安心だったのである。
高校生の下校時刻に合わせた設定だろうか。いまのキハは小出駅ですぐに折返し
夕暮れ時の只見までもう1往復する。
「どこで撮ろうか」、だんだん周囲は薄暗くなっていく中、あれこれと探して
歩きまわっては見たものの。なかなかうまい撮り方が見つからなくて。
結局、大倉沢休憩所のすぐヨコまで戻ってきてしまって。
水田区間の緩やかなカーブを一段高いところから。
【2019年8月27日17時30分】 只見線・魚沼田中-越後須原
それにしても17時が近づくと周囲は急速に暗くなっていって。
もう、走行写真を撮るのは限界に近い...そんな暗さになってきて。
しかも、こういうときに限って、来るはずの時刻に来ないという。
学生の乗り降りに手間取ったのか、あるいは小出駅で接続の上越線電車が遅れて
到着したのか...、刻一刻と暗くなっていく中で。
結局、ISO3200まで上げて、どうにかシャッター速度を確保したのだった。
…… ……
これで撮影は終了。後は長岡のホテルに向かうだけなのだが...
そう、<徒歩鉄>の辛さなのである。薄暗くなってきた国道をゆっくりと歩いて
大倉沢バス停までは10分くらいの距離。
【2019年8月27日18時25分】 新潟県魚沼市大倉沢・大倉沢バス停
18時半のバスを待ったのである。
そう、この小屋のような古びた待合室で待っていれば...と思えば、内部は夥しい
虫と蜘蛛の巣と。窓もガチガチに固まっていて、ちょっと触ろうとすれば蜘蛛の巣の
糸が手に絡まって。さすがの<変態鉄>でも5分と我慢できないような...
路肩の縁石に座ってバスを待っていたのである。
夜の帳が...、だんだん周囲は暗くなっていって、クルマのヘッドライトが眩しいだけ
誰も通りかからないバス停で待っている。何とも言えない時間なのである。
…… ……
ほぼ定刻通りにバスが到着。自分と...女性客がひとりだろうか。
夜になってから小出の街に出たところで...
と、思ったらこの晩の小出は夏祭りだったみたいで。駅とは魚野川を挟んで
向かい側が小出の街の中心部。大通りは歩行者天国になっており、屋台も並んで。
そんな華やかな様子をバスの車窓に見ながら、19時過ぎの小出駅。
待合室には入らず、駅舎の前にめいめい腰を下ろして。高校生達が賑やかに
おしゃべりに夢中。そんな中、<変態鉄>は上越線ホームのベンチで。
【2019年8月27日20時03分】 上越線・長岡駅
E129系4連の長岡ゆきは部活帰りの高校生達で満席。でも、運良く小出駅で
降りる人もいて、<変態鉄>は座ることができた。
20時過ぎ、長岡駅に到着すると乗客の多くは向かいのホームで発車を待っていた
新潟ゆき電車に乗り継いでいき。駅舎内の商業施設にある定食屋さんで夕食を
済ませてから、駅前のビジホに向かったのだった。
いつの間にか、長岡駅前は雨脚が強まっていて。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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