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暑くて熱い、8月の「ことでんレトロ」(10)橋脚の下?! [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

イマドキの世の中の流れに逆らって(??)、ムダに長い記事を書きたがる<変態鉄>、
とはいえ、毎日の記事、使う写真を決めてから、それらの説明を書くつもりで記事を
書いていくのだが、書き始めたら本当にサラサラと10分くらいで一気に書き上げて
しまう日がある反面、書いては消し、消してはまた書き...延々とそれを繰り返し
ながら、遅々として進まない日もある。

今日の記事は後者。写真は早々と決まっていたのだが、とにかく本文が...

記憶が曖昧な訳では無い。当日のことは鮮明に覚えている。でも...

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【2019年8月11日14時05分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)

撮影しながら、そのときまさに考えていたこと...それをそのまま書くと
ちょっとヘンな記事になってしまって。
(別に「いやらしい想像をしながら...」とか、そういうことではなくて...)

眠い目をこすりながら、何度も書き直した、8月11日「ことでんレトロ」撮影記。
午後の上り列車は順光で撮れるポジションがほぼ皆無で。

「後追いでも順光側でビシッとした編成写真を...」、そう思って降り立ったのは
いつもの円座駅だった。

……  ……

2019年8月11日(日)晴れ

琴平線沿線には、たぶん田んぼの畦道をそのまま舗装して道路...というか通路に
したようなところが多いのである。「道が続いている」と思って入ってみたら
まもなくどこぞのお宅の庭の...ということもあるし、人が通れないような細さに
なってフェードアウト...のような感じで途切れていたり。

「円座駅前」のバス停のポールのヨコ、お隣同士の板塀の間に、やっと1人が
通れる位の幅の通路が続いている。そこを抜けて...

降旗神社のところを抜ければ、まもなく香東川の堤防に上がる階段が見えてくる。

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【2019年8月11日13時49分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)

東岸(一宮側)から撮るのがメジャーだが、<変態鉄>としてはこちら側も好き。
何度も訪れている撮影地である。

試し撮りは上下各1回だけ。<変態鉄>が円座駅に着くのとほぼ同時刻に、レトロも
琴電琴平駅を発車しているわけで。

最初は堤防沿いの道路から撮ろうと思ったが、やっぱり草むらを掻き分けて川の方へ。
普段は水が流れておらず、対岸まで歩いて渡れるのだが...
水辺の石の上に三脚をセットして。上り第38列車は1100形。18 m級車体2両分。
対するレトロは15 m級車体3両である。試し撮りのときは「2.5両分」のつもりで
構図を調整しておけば良いわけで。

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【2019年8月11日13時53分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座

対岸の一宮側は真新しい建売住宅が並んでいて。橋脚の下からどうしてもそれが...
だから、対岸の堤防沿いの道路は人もクルマも通行量が多くて。

望遠でグッと引き寄せて撮ろうとすれば、それが目立ってしまって...

電車は青空をバックに、抜けのよいショットにしたいし...
実はこう見えて1歩ずつ動きながら、橋脚の下に何が見えるのか...悪あがき的に
少しでも構図が整理できるように必死なのである。

先ほどの高松築港ゆきは一宮駅で琴電琴平ゆきと交換する。だから上りが通れば
すぐに下り電車がやってくるわけで。こちらは1200形の琴電琴平ゆき。

……  ……

そう、このタイミング。5月の大型連休の時もそうだった。
対岸、一宮側の橋脚の下、ちょうど見えるか見えないかあたりに、おじさんが。
止まってカメラを構えてくれたら、まだこちらも対策のしようがあるのだが、
陽射しを避けたいのか、カメラを持ったまま木陰に下がったり、前進してきたり...

逆光側だし、架線柱も向こう側だし...

どういう撮影意図なのか...<変態鉄>のような凡人は理解に苦しむのだが...
対岸でサイドがちに撮ろうと思っていた人にとっては不運としか言えないような。
「おいっ!! そこ入るよ!!」、対岸で大きな声が。
でも、そのオッサン、全く動じないのである。5月のときもそうだった。

先ほどの琴電琴平ゆき、円座の次の岡本駅でレトロ電車と交換するダイヤで。

まもなく、あの盛大な、そして重厚な吊り掛けサウンド。
<変態鉄>のすぐ左手を通って...

でも...

しかし...

まさか...

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【2019年8月11日14時05分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)

“本命カット”は...

23号車の“顔”に架線柱の影が落ちてしまって。一番奥の120号車のパンタも
串り気味で...う~ん。

ということで...

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【2019年8月11日14時05分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)

連写していたコマの中からトリミングで。でも、大丈夫っ!!

こういう動く被写体、ミラーレスRP、オートフォーカスの追従性の面では、
5D MarkⅢとの間に大きな差があると実感じてしまう。
いつの間にか<変態鉄>の中で、RPの方がすっかり“主力機”の地位を固めたのも
この部分というのが大きいのである。常に“SERVO AF”モードに設定しておいて、
そのままシャッターボタンを押せば、ちゃんとピントが合い続ける訳で。

3両で3個のパンタグラフ。すべて架線柱をかわしていて。トリミングしたとはいえ、
自分にとっては、もう十分に満足な1枚になったのである。

ということで再びの円座駅。

暑いのに途中でジュースを買うのも諦めて大急ぎで戻ってきたのも、ひとえに
14:19発の第36列車に乗りたかったから。そう、高松築港駅に14:36着のレトロ電車、
慌ただしく折り返して15時前に仏生山に戻ってくるはず。

<変態鉄>が乗り込んだ第36列車はダイヤ上、たぶん瓦町駅付近で、レトロ回送と
すれ違うはずで。そう、栗林公園駅以南では、もう一度、その回送を撮れる
チャンスがある訳で。

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【2019年8月11日14時45分】 高松琴平電鉄琴平線・太田駅

多くの<鉄>が仏生山駅で降りていくのを横目に<変態鉄>は太田駅へ。
太田駅は駅員配置駅、電車を降りたらいったん改札口へ。駅員さんに1日フリー
きっぷを見せて、「あのぅ、ホームで写真を撮っていても...」

最近は駅施設内での写真撮影に厳しい鉄道事業者も多く、<鉄>も肩身が狭いのだが
でも、この駅員さん。頷きながら「回送は52分頃に来る」。
もちろん、わざわざ撮りに来る者の“お目当て”は...、親切にもその時刻を教えて
いただけて。ホームの仏生山側へ。

おふたりほどの“先客”。そのうち、お一方は地元・香川の方で毎月のように
来ているのだとか...

「4両停目(停車位置目標)に合わせて止まるから...」
これまた、<変態鉄>に教えてくれたのである。

そして、いよいよ。

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【2019年8月11日14時52分】 高松琴平電鉄琴平線・太田駅

列車の後方、三条駅側はすでに線路沿いの空き地が舗装され、架線柱のポールも。
複線化工事が佳境を迎えているこの地に、それに合わせる形で引退することになった
レトロ電車。時代の移り変わりのようなものを感じるシーンなのである。

このシーンが撮れるのも今月の運転日まで。<変態鉄>は仕事と重なっていて
泣く泣く諦めたのである。

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【2019年8月11日14時52分】 高松琴平電鉄琴平線・太田駅

かつて、冬の時期に、全く同じように太田駅で回送を迎え撃ったことがあって。
(そのときは2連だったが...)

建物の影が落ちて“撃沈”だったのだが、暑くても太陽が高いと言うことは...。
駅撮りでも建物の影が落ちずにスッキリと撮れるのが良いところ...だろうか。

実際のところ、どうしようもない位、汗だくなのだが...

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【2019年8月11日14時53分】 高松琴平電鉄琴平線・太田駅

回送列車とはいえ、いったん停車するのは駅の先にある踏切機を正常に作動させる
ためだろうか。ドア扱いがある訳でもなく、一瞬止まればすぐに発車である。
その間、<変態鉄>はずっとカメラのシャッターボタンを押し続けたのである。

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【2019年8月11日14時53分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-仏生山(後追い)

仏生山駅へと向かっていく120号車を後追いして、カメラを仕舞ったのである。

さぁ、うどん屋さん...

でも、その前に。そう、まだ終わりではない。すかさず<変態鉄>は構内踏切を
渡って向かい側、下りホームへと向かったのである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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