暑くて熱い、8月の「ことでんレトロ」(3)なぜ、動かなかった!? [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]
あとで...冷静になって考えてみると「あのとき、なぜ、あんなことしたんだろう!?」
と思わずには居られない、そんな経験が<変態鉄>には少なくない。
でも、その場では、そのときは、なぜか自分自身でそれをベストな選択だと
思っているわけだから...
【2019年8月10日15時13分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘-岡本(後追い)
それは<撮り鉄>においても、よくあること。
「せっかくのチャンスを...」、この日の午後もまさにそんな感じ。
“消化不良感”を強くしながら、引き上げるのだが...
…… ……
2019年8月10日(土)晴れ
翌日の「レトロ電車特別運行」に備えて撮影地の“下見”に訪れていた<変態鉄>、
でも、そんな状況は昼過ぎに訪れた仏生山駅で一変した。
【2019年8月10日13時00分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
そう、「貸切」の方向板を掲げて点検を受けている、23号車+500号車。
くしくも、「レトロ電車廃車計画」の第一弾として2020年で引退することになった
2両である。これまで、ずっと2両編成が基本だった「特別運行」も先月からは
3両編成化されて。レトロ電車が2両で走る姿を撮れる機会は減ってしまったのに...
ということで、空腹は辛かったが、急遽駆けつけたのは一宮駅の先にある香東川鉄橋。
【2019年8月10日13時53分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮
定期列車の合間を縫って設定されるはずの貸切運行、パターンダイヤの日中なら
下りは毎時07分か37分頃...と、そう予想していた。
でも、13:37頃に通過する気配はなく。
本当は対岸から撮りたかった。普段なら水が流れておらず、川底の、角が落ちて
丸くなった石を踏みしめながら対岸まで歩けるのだが、夏のこの時期、珍しく
香東川が本当に川だったのである。
だから、後追いにはなるが木陰に入って。少しでもサイド気味に撮ろうと、
それだけを意識していた。電車の築港側前面には光が来ないが、サイドなら...
そして...
【2019年8月10日14時08分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座(後追い)
普段の列車撮影と違うのは、いつ来るか分からないという点。
でも、吊り掛けサウンドも高らかに。
琴平側が23号車、築港側が500号車。前側の23号車には丸い「急」マークが
掲出され、それはそれで羨ましかったけれど、でも...
最近の「レトロ電車特別運行」の、あの大混雑とは違って。
全開の窓、疎らな乗客...、まるで20年ほど前まで、レトロ電車がまだまだ
現役バリバリ、定期運用で使われていた頃のような...。
いまとなっては貴重なカットを“独り占め”で撮影できて。
(対岸の築堤上に“同業者さん”が2~3名。それでも「レトロ」としては異例の少なさ)
ここからである。
折角、貸切運転の往路、思い通り、いやそれ以上の1枚が撮れたのに...
【2019年8月10日14時31分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘駅(後追い)
琴平線、基本的に、午後になると上り電車を順光で写せる場所というのは無くて。
だから後追いで撮ることを前提に考えていた。
先ほどはサイドから撮ったので、こんどは“正面ドカン”。
【2019年8月10日14時34分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘駅
降り立ったのは住宅街の中の無人駅、難読駅名で知られる「挿頭丘」である。
これで「かざしがおか」と読む。
この付近、河岸段丘のような感じだろうか、起伏に富んだ地形になっていて。
駅を出て線路を越えた先のT字路、どの方向に進んでも急な下り坂が待っている。
駅自体は堀割にあって。
【2019年8月10日14時43分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘-岡本(後追い)
駅ヨコの跨線橋から俯瞰で撮ることができる。
ココ、線路脇にサクラの木があることで有名で、春先は非常に多くの人が。
すぐにやって来たのは、1100形の高松築港ゆき。
【2019年8月10日16時07分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘駅
先ほどのレトロ電車の貸切、どこで折り返すのか分からないので...
もし、滝宮駅で到着後すぐに転線作業をして折返し...となれば、すぐに戻って
くるだろうし、琴電琴平まで走って、2番線に留置されれば折返し間合いは...。
とはいえ、夕ラッシュが始まる前までには折り返すはずで。
そんなことを考えつつ、猛烈な暑さの中で待っていたのである。
【2019年8月10日15時01分】 高松琴平電鉄琴平線・岡本-挿頭丘
香東川鉄橋で撮った後、折り返してきたのはセブンイレブン・ラッピングの1080形。
フェンス越しでも挿頭丘駅のホームが見える。ホームには行灯式の接近表示が
あって。これが“あらぬ時間”に点くことを期待しつつ...
定期電車は日中はパターンダイヤ。
【2019年8月10日15時13分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘-岡本(後追い)
でも、再びの1100形。高松築港ゆきである。
【2019年8月10日15時32分】 高松琴平電鉄琴平線・岡本-挿頭丘
そして、1200形“モンバス”編成の琴電琴平ゆき。
そう、16時に近づいて。暑さは変わらないのだが太陽はだんだんと西に傾き。
そうなると堀割区間での撮影というのは“影との闘い”になるのである。
なぜ、このとき...
ここから線路沿いに5分も歩けば、畑田側の水田地帯に出ることができるのに...
どうして場所を変えようと考えなかったのか...、
そんな自分に...、いま思うと腹立たしさすら感じるのだった。
さぁ、上り電車の接近表示が... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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と思わずには居られない、そんな経験が<変態鉄>には少なくない。
でも、その場では、そのときは、なぜか自分自身でそれをベストな選択だと
思っているわけだから...
【2019年8月10日15時13分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘-岡本(後追い)
それは<撮り鉄>においても、よくあること。
「せっかくのチャンスを...」、この日の午後もまさにそんな感じ。
“消化不良感”を強くしながら、引き上げるのだが...
…… ……
2019年8月10日(土)晴れ
翌日の「レトロ電車特別運行」に備えて撮影地の“下見”に訪れていた<変態鉄>、
でも、そんな状況は昼過ぎに訪れた仏生山駅で一変した。
【2019年8月10日13時00分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
そう、「貸切」の方向板を掲げて点検を受けている、23号車+500号車。
くしくも、「レトロ電車廃車計画」の第一弾として2020年で引退することになった
2両である。これまで、ずっと2両編成が基本だった「特別運行」も先月からは
3両編成化されて。レトロ電車が2両で走る姿を撮れる機会は減ってしまったのに...
ということで、空腹は辛かったが、急遽駆けつけたのは一宮駅の先にある香東川鉄橋。
【2019年8月10日13時53分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮
定期列車の合間を縫って設定されるはずの貸切運行、パターンダイヤの日中なら
下りは毎時07分か37分頃...と、そう予想していた。
でも、13:37頃に通過する気配はなく。
本当は対岸から撮りたかった。普段なら水が流れておらず、川底の、角が落ちて
丸くなった石を踏みしめながら対岸まで歩けるのだが、夏のこの時期、珍しく
香東川が本当に川だったのである。
だから、後追いにはなるが木陰に入って。少しでもサイド気味に撮ろうと、
それだけを意識していた。電車の築港側前面には光が来ないが、サイドなら...
そして...
【2019年8月10日14時08分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座(後追い)
普段の列車撮影と違うのは、いつ来るか分からないという点。
でも、吊り掛けサウンドも高らかに。
琴平側が23号車、築港側が500号車。前側の23号車には丸い「急」マークが
掲出され、それはそれで羨ましかったけれど、でも...
最近の「レトロ電車特別運行」の、あの大混雑とは違って。
全開の窓、疎らな乗客...、まるで20年ほど前まで、レトロ電車がまだまだ
現役バリバリ、定期運用で使われていた頃のような...。
いまとなっては貴重なカットを“独り占め”で撮影できて。
(対岸の築堤上に“同業者さん”が2~3名。それでも「レトロ」としては異例の少なさ)
ここからである。
折角、貸切運転の往路、思い通り、いやそれ以上の1枚が撮れたのに...
【2019年8月10日14時31分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘駅(後追い)
琴平線、基本的に、午後になると上り電車を順光で写せる場所というのは無くて。
だから後追いで撮ることを前提に考えていた。
先ほどはサイドから撮ったので、こんどは“正面ドカン”。
【2019年8月10日14時34分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘駅
降り立ったのは住宅街の中の無人駅、難読駅名で知られる「挿頭丘」である。
これで「かざしがおか」と読む。
この付近、河岸段丘のような感じだろうか、起伏に富んだ地形になっていて。
駅を出て線路を越えた先のT字路、どの方向に進んでも急な下り坂が待っている。
駅自体は堀割にあって。
【2019年8月10日14時43分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘-岡本(後追い)
駅ヨコの跨線橋から俯瞰で撮ることができる。
ココ、線路脇にサクラの木があることで有名で、春先は非常に多くの人が。
すぐにやって来たのは、1100形の高松築港ゆき。
【2019年8月10日16時07分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘駅
先ほどのレトロ電車の貸切、どこで折り返すのか分からないので...
もし、滝宮駅で到着後すぐに転線作業をして折返し...となれば、すぐに戻って
くるだろうし、琴電琴平まで走って、2番線に留置されれば折返し間合いは...。
とはいえ、夕ラッシュが始まる前までには折り返すはずで。
そんなことを考えつつ、猛烈な暑さの中で待っていたのである。
【2019年8月10日15時01分】 高松琴平電鉄琴平線・岡本-挿頭丘
香東川鉄橋で撮った後、折り返してきたのはセブンイレブン・ラッピングの1080形。
フェンス越しでも挿頭丘駅のホームが見える。ホームには行灯式の接近表示が
あって。これが“あらぬ時間”に点くことを期待しつつ...
定期電車は日中はパターンダイヤ。
【2019年8月10日15時13分】 高松琴平電鉄琴平線・挿頭丘-岡本(後追い)
でも、再びの1100形。高松築港ゆきである。
【2019年8月10日15時32分】 高松琴平電鉄琴平線・岡本-挿頭丘
そして、1200形“モンバス”編成の琴電琴平ゆき。
そう、16時に近づいて。暑さは変わらないのだが太陽はだんだんと西に傾き。
そうなると堀割区間での撮影というのは“影との闘い”になるのである。
なぜ、このとき...
ここから線路沿いに5分も歩けば、畑田側の水田地帯に出ることができるのに...
どうして場所を変えようと考えなかったのか...、
そんな自分に...、いま思うと腹立たしさすら感じるのだった。
さぁ、上り電車の接近表示が... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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