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突然、別れを告げられて... “ちてつ顔”20形電車たち [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]

「ことでんレトロ」の廃車が発表されたのが5月の大型連休。続いて今月には
新津の「GV-E400系」が営業運転を開始し、会津路を走る国鉄型キハたちも...

いすみ鉄道のキハだって“化粧直し”が終わったとはいえ、来年度には検査期限、
いわゆる“車検”には場合によってはウン千万円規模の費用がかかるとされ...
決して大きな会社ではない同社にとって、この検査費用を捻出するべきか、
このまま検査期限切れをもって廃車にするべきか...は、大きな判断であることは
疑いようもなく。(社長さんも交替したし...、かなりビミョーな情勢!?)

拙ブログで取りあげている列車、車輌というのは、大半が昭和30~40年台の車輌、
そう、車齢を考えれば、いつ廃車になっても不思議では無いのである。

そんな中...

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1編成は昨年度に定期検査を通していたので、もうしばらく走り続けると思ったら...

そう、つい先ほど、富山地鉄アテンダントブログに...(→ こちらの記事
「重大発表」というエントリー。

ぬぁんと...
……  ……

14722編成については、まもなく...9月に運用離脱の予定なのだとか。
大好きだった10025-10026編成も年末までに。

昭和30年台、地方私鉄が沿線住民の足でもあり、行楽客輸送の中心でもあった時代、
富山地鉄も「20形」と呼ばれる転換クロスシート装備の立派な電車を新製して...

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【2018年8月26日8時46分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷

同世代には、長野電鉄など他社でも“エース級”の特急型電車が投入される時期
でもあり、それらの製造を手がけたメーカー名を関して“日車ロマンスカー”と
呼ばれた一群、その中の1つが富山地鉄の10020形と14720形。

地鉄電車の伝統の車輌形式の付番方法、電動機出力が上3桁、「20形車体」が
下2桁という他に類を見ない付け方になっている。つまり、14720形も10020形も
同じ「20形」、正面は鼻筋の通った2枚窓、側面は2扉、車内は臙脂色のクロスシート。

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【2016年7月30日14時52分】 富山地鉄・稲荷町駅

<変態鉄>としてこの電車を追うようになったのは、2011年に「飛越ゴハチ」が
なくなってからの7年少々の期間だった。

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【2013年3月6日7時15分】 富山地鉄上滝不二越線・月岡駅

初期の拙ブログの代名詞のような存在だった「上滝朝3」、2両ワンマン運転が
基本となった地鉄電車の中で、観光列車を除けば唯一の3両編成・車掌乗務列車
だったのが、上滝不二越線の朝の通学列車。この20形シリーズの増結車、
クハ173、クハ174号車が元気だった頃、何度となく通ったものだった。

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【2014年5月11日16時33分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷

そして、この「地鉄20形電車」を撮るようになって以来、富山にお住まいの<鉄>な
方々ともお会いして、お話しさせていただいて、さらには、20形電車をチャーター
しての撮影会にも何度かお誘いをいただいたのだった。

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【2014年11月16日9時29分】 富山地鉄本線・中加積駅

そう遠からず、この日が来るとは分かっていたのだが、それでも...

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【2014年11月16日11時21分】 富山地鉄立山線・千垣-有峰口

今秋、お別れイベントが予定されているのだとか...

あとはその日に仕事が重ならないことを祈るだけなのだが...
(かなり厳しそう...嗚呼)

ということで、あまりにもショックだったので、今日は急遽、記事を差し替えて。
明日の記事は「ことでん」撮影記の最終回。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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