梅雨空の「ことでんレトロ」撮影記（３）

いまの「ことでんレトロ特別運行」は1往復、仏生山－高松築港の回送を含めても
最大でも4回だけの撮影機会...
そんな中で、少しでも撮影機会を増やそうと思えば、琴電琴平駅での折返し待ち。

定期の営業列車は到着後、降車客が改札を出るのを待って、乗車の改札、すぐに
発車と慌ただしいが、レトロの場合、11:59着・13:19発と80分間の折返し間合い。
その間、道路に面した側のホームに停められたままになり、駅を出てその道沿い
低いフェンス越しに停車中の姿を眺められる。


【2019年7月14日12時36分】　高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

ということで、「下りレトロ」撮影後は歩いていったん琴電琴平駅にやって来たの
だった。もちろん、ここにも多くの＜鉄＞、それから偶然居合わせた観光客、
たくさんの人たちが「レトロ電車」にカメラを向けており。

もちろん、＜変態鉄＞としてもその輪の中に加わるのだが...
……　　……

2019年7月14日（日）雨時々曇り

榎井駅と琴電琴平駅の駅間の田園地帯で下りレトロを撮って、JR土讃線の線路を
跨ぐ歩道橋を渡って...


【2019年7月14日12時17分】　高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

徒歩10分ほどで琴電琴平駅に至るのである。

駅構内は雨を避けることもあってか、大勢の観光客とレトロ目当ての＜鉄＞で大混雑。
そんな中、改札前のスペースの、一画を利用してグッズ販売が行われていた。
先日のイベントで“目玉”とされていた無人駅用の簡易ICカード改札機などの
“大物”といっしょに、A4サイズでラミネートされた手作り感いっぱいの
車輌形式図も。新旧さまざまな形式のものが売られており、レトロ4両のほか、
現役の車両たちや、平成初期まで活躍していた各私鉄からの譲受車など、
写真でしか見たことのない車輌の分も。1枚300円ほどなので、何枚でも買えるが
とはいえ、＜ケチ鉄＞としては迷った末に3000形300号車の分を。



反対の面にはカラープリンターで印刷したモノと思われる300号車の写真とともに
「大正・昭和・平成・令和を走り令和3年5月引退」の文字があることから、最近の
“新製品”であることと推定され...

いままでのイベントでも見かけた記憶がないし、オンラインショップにも出ておらず。
また、次の訪問時に“増備”しようかと検討中。

本当は「チョコチップクッキー」など定番のグッズも買いたかったのだが、
この雨ではカメラバッグといっしょに持ち歩くのも大変そうで。


【2019年7月14日12時13分】　高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

少しだけ雨が小降りになったタイミングを狙って駅の外へ。フェンスにもたれ
かかるようにして、多くの＜鉄＞がカメラを構えていたが、列車の前後とも
自然と順番に並んで譲り合って撮るような形になっており。

1～2分待っていたら自分の順番が来るような形になっており。

まずは駅舎側、その3000形300号車の姿から。これまで何度も撮った構図だが、
これもあと何回撮れるか分からない訳で。


【2019年7月14日12時16分】　高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

反対側に回れば...

今回からレトロ電車は3両編成での運転に変更されており。ホームに面した駐輪場、
線路との境目は低いブロック塀で。背伸びしなくてもじゅうぶんにかわせる高さ。
ちょうどそこから見ると5000形500号車の姿が。


【2019年7月14日12時15分】　高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

2両でもなく4両でもなく。3両編成というのはこのポジションで撮るのには
ちょうどバランスが良い...のだろうか。広角で狙えば「琴電琴平」の駅名標を
入れて撮ることもできて。


【2019年7月14日12時31分】　高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅付近

改めて駅前の金倉川にかかる橋の上から琴電琴平駅を眺めると多くのファンが
レトロ電車の周囲に集まっている様子が。

ということで、12:43発の高松築港ゆきの乗車改札がもうすぐ始まるのである。


【2019年7月14日12時36分】　高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

急ぎ、駅に戻ったのだった。上りレトロを撮るのは...　（つづく）

（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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