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新緑には間に合わなかったけれど...只見線キハ!!(5)只見川第1橋梁 [会津・越後のキハ[只見・磐越西線]]

新潟で大きな地震があったそうで。最近、連絡を取ることが無くても、知り合いも
居る地域だけに心配なのだが...

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【2019年6月18日9時20分】 東京都港区芝公園付近

火曜は早起きして、朝一番でこちらへ。
芝公園から見上げた東京タワー、生まれて以来、40年以上をずっと東京で
過ごしていると、改めて東京タワーに登ってみよう...とか、撮ってみようといった
ことを思う機会はないもので。

それにしても...

思ったことはいろいろあるのだが、それは別の機会に譲るとして。
引き続き、5月末の只見線撮影記。30日は朝7時半に会津宮下駅に到着して...

……  ……

2019年5月30日(木)晴れ

JRでは最後の最後までタブレット閉塞式が残っていたのが、この只見線だった。
タブレット閉塞の場合、上下列車の交換ができる駅、閉塞区間の両端駅には、
必ず係員が常駐して、その都度、隣の駅と鉄道電話などでやりとりしながら
“御稲荷さん”を操作しないといけない。その名残だろうか、いまも只見線の
交換駅...会津坂下、会津柳津、会津宮下、会津川口の各駅には駅員さんが常駐
して、列車が到着するときにはホームに出て...、そんな鉄道情景がいまも
残っている。

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【2019年5月30日7時39分】 只見線・会津宮下駅

でも、乗客への対応という点では...

出札窓口はあっても、呼んでもなかなか出てこないような感じ。
列車を降りた乗客からの集札業務は基本的に車掌さんである。でも、駅舎内は
キレイに掃除も行き届いていて。

金山町、三島町といった只見川沿いの小さな沿線自治体は、只見線を観光資源として
積極的に発信しており。駅前には大きな案内看板。

これ自体は見慣れているのだが、その下に...

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【2019年5月30日7時48分】 只見線・会津宮下駅前

いままで自分が気づいていなかった...というか、意識していなかっただけなのか
新たに追設されたのか、そのあたり、記憶が定かでないのだが、<変態鉄>が
生まれる前年、1977年、早春、日本ではデビュー間もなかった頃のテレサ・テンが
この駅と町を訪問したのだとか。

 ♪ 窓に西日が当たる部屋で~

日々、過ごしている<変態鉄>としては、やはり気になるのである。

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【2019年5月30日7時48分】 只見線・会津宮下駅前

只見線沿線自治体では積極的に台湾からの観光客を誘致しており。南に位置する
台湾の場合、紅葉とか、何と言っても雪とか...、その中をゆくローカル線というのが
<鉄>でなくても“一見の価値あり”の名所になるのだとか。そのあたりも
意識しての設置だろうか。看板の説明文にも中国語訳が添えられているあたり、
そんなことも感じるのである。確か、只見川第2橋梁近くの温泉施設に、そのとき
テレサ・テンが植樹したという木があったような...

さて、そんな会津宮下駅前に8時過ぎに町営バスがやってくる。

路線バス...というよりは、ちょっとした田舎の旅館の送迎バスのような...
確かナンバープレートも白だったような。8:10発の「道の駅 みしま宿」ゆきは
<変態鉄>ひとりを乗せて発車である。

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【2019年5月30日10時26分】 福島県大沼郡三島町大字川井付近

駅から線路沿いに急な坂を上ったら国道252号線“沼田街道”へ。ものの数分で
「道の駅 尾瀬街道みしま宿」に到着である。

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【2019年5月30日8時31分】 只見線・会津桧原-会津西方

積雪に難儀して、本当に辛い思いをしてたどり着いた1月のときとは打って変わって。
他の人を見かけることもなく。すっかり通い慣れた山道をどんどん登って。

最上段のビューポイント「D」は高圧鉄塔の足下。そのベンチのところに
たどり着いて、無事、ベストポジションをキープ。誰も居ないのを良いことに
ベンチに寝転んで青空を見上げながら...

新緑の時期には間に合わなかったが、でも、もともと流れの緩やかな只見川、
山々の緑と相俟って、非常に美しかったのである。

列車の時刻が近づいてくると、日本人のシルバー世代の方たちが4名ほど。

まず、9時過ぎにやってくる第425D列車は背後の山並みと青空を入れた風景重視の
構図で行くことにして...

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【2019年5月30日9時04分】 只見線・会津桧原-会津西方

ラッピング車を先頭にした3両編成が、ゆっくりとアーチ橋を渡っていくのである。
まさに“水鏡”。只見川の水面にクッキリと映っていて。

100点満点、いや、120点をあげたくなるような“会心の1枚”だった。

でも、このまま待っているだけでは...
列車は第1鉄橋を渡って会津西方駅に到着する。只見川を挟んで対岸の集落の中に
会津西方駅が確認できるが、そのタイミングで、<変態鉄>はカメラの向きを...

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【2019年5月30日9時08分】 只見線・会津西方-会津宮下

望遠400 mmで只見川第2橋梁を俯瞰するのである。
川沿いの木々がちょっとだけ気になるが、このビューポイント「D」のベンチ横の
ポジションだけ(たぶn定員2名)は“一粒で二度美味しい”立ち位置なのである。

第2橋梁の先が会津宮下駅。下り第425D列車は宮下駅で上り第426D列車と交換する。
9:12発である。

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【2019年5月30日9時14分】 只見線・会津宮下-会津西方

続けて上り第426D列車が只見川第2橋梁を通過した。今度は沼田街道沿いの、
この道の駅から近いところにある集落の様子も配して。この三島町の特産品は
「桐」である。よ~く見ると集落にも桐の花が咲いているのが分かる。

ちょっと列車の姿が小さくなりすぎだろうか。

列車が会津西方駅に到着するまでの間に急ぎ、カメラの方向を変えて。

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【2019年5月30日9時17分】 只見線・会津西方-会津桧原

今度はできるだけ望遠で寄って、只見川第1橋梁をアップで。
朝乗ってきた編成が会津川口駅で折り返して戻ってきたのが、この列車である。

……  ……

ゆっくりと“下山”して。道の駅の食堂が開くのを待って朝食にしたのだった。
さぁ、会津宮下駅に戻って... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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