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令和の「ことでんレトロ」(11)レトロ電車4両運行 <前半戦 その1> [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

ブログでは、大型連休の「ことでん」の話題を続けているものの、まもなく6月。
すでに新緑から深緑色へと変化しようとしている時期である。

来週は、再びの只見線への“出撃”が控えており。
会津地方の天気予報も気になっているのだが...

荷物の準備も、何より撮影プランも、まだ考えておらず。
<会社員鉄>として、何としても今週中に、来週分の仕事も片付けておかないと
後が大変になるわけで。

いまも眠い目をこすりながら、この記事を書いているのである。

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【2019年5月3日11時42分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

ということで、引き続き、5月3日の「ことでん」の話題。

……  ……

2019年5月3日(金)晴れ

レトロ電車は2両編成2本の状態になって。

23+500 の方は駅舎ヨコの、朝、物販コーナーのテントが置かれていた付近に、
そして、300+120 の2両は下り線の行き止まり式ホームの方に停められており。

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【2019年5月3日11時10分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

でも、両編成ともすぐに動く気配は無し。

「早く4両にしてくれないかなぁ...」とも思ったのだが、考えてみれば、ことでん
にも、そうはできない“理由”があった。

というのも...

一般に鉄道会社というのは(外から見ている立場だと)非常に保守的に感じられる
ところが多いのである。最近でこそ増えた、<鉄>向けのグッズ販売や撮影会も
いっさい行わない社だって。「(本業以外で)安易にお金儲けはしないんだ」と
仰っていた某社の方。

だからこそ、「ことでん」の考えることは、斬新すぎて...(← 褒め言葉です)
いま話題の(?)「新元号IruCa」、あのデザインを考える人も偉いけど、
それを決裁する上役の人もスゴい...と、業種は全く違えど、いち会社員として、
羨ましいというか、何というか。

そんな「ことでん」、この日もちょっと驚きの企画が行われていた。

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【2019年5月3日11時44分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所付近

ぬぁんと...

撮影会に合わせて(?)、会社説明会を行うという...
ちなみに自分も含めてレトロ電車を囲んでいた<鉄>のところにも、その人材募集の
チラシを持った職員が...。あいにく、自分はカメラ機材で両手が塞がっている
タイミングだったのでもらい損ねたが、撮影会に訪れていた<鉄>を会社説明会に
誘うというのは、初めて見た。コレは衝撃的(← 褒め言葉です!!)だった。

ちなみに、「鉄道会社は<鉄>を嫌う」というのは自分が学生の頃にも
“就職活動あるある”みたいな感じで。「趣味とビジネスを切り離して考えない」
とか「内部情報が漏れる原因になる」とか理由はいろいろと言われるが、
<鉄>であっても就職面接では絶対にそれを匂わせないのが、内定を勝ち取るコツ
などと聞いたこともあった。

それだけ人材難ということなのかも知れないが、撮影会に合わせて説明会...
しかも、その内容が「レトロ電車で車掌体験」とは、長年、<鉄>をやってきて
初めて見る光景だった。

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【2019年5月3日12時26分】 高松琴平電鉄琴平線・円座駅

さて、そんな“車掌体験”の様子を横目で見ながら、正午過ぎの琴電琴平ゆきに
乗り込んで。やって来たのは円座駅だった。

でも、この駅で<変態鉄>にとってもっと衝撃的だったことが...(笑)。
駅の近くにコンビニがあることを覚えていた。だから仏生山駅ではトイレに入らず...
何度も撮りに来ていて、通い慣れた道。駅ヨコの踏切を線路の北側に向かえば
まもなく黄緑色と青色の、見慣れたコンビニの看板が見えてくるのだが...

ぬぁんと...

駐車場もガラガラ、何より照明が消えている店内では什器類の片付け(?)...。
「※月※日 リニューアルオープン」の貼り紙も無かったので...もしかして。

う~ん、コレは困った。でも、急いでいるし、まだ大丈夫そうだし...
気を取り直して、徒歩10分ほどの香東川鉄橋西側へと向かったのだった。

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【2019年5月3日12時44分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座

橋脚の付近、ちょっと高台のようになっているスペースや河川敷に、すでに数十名の
<鉄>が密集しており。路線長も長くて開けた場所も多い琴平線なのだが、
南西向きの路線。午後になると列車側面にキレイに光が回る撮影地というのは
ほぼ思いつかないのである。そんな中で唯一、撮れそうなのが香東川鉄橋西側。

多くの<鉄>が集まるのも理解できるわけで。レトロ電車の通過まで40分ほど。
やって来た電車は「バーバパパ」ラッピングの1100形だった。

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【2019年5月3日13時10分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)

「バーバパパ」と岡本駅で交換して上ってくる高松築港ゆきは1200形。
片開き4扉というのは、一時の京急を象徴するような電車だった。
フツーの通勤電車が1両20 mで4扉、でも、京急はちょっとだけ車体長が短くて4扉、
印象として「ドアが多いなぁ」という感が強まるのである。

でも、それだけ混雑に対応できるわけで。琴平線でも長尾線でも終日、よく見かける
タイプの電車である。なぜかこの形式だけ方向幕が英字併記のタイプに変更され。
他形式に波及するのかどうか、ちょっと注目している。

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【2019年5月3日13時15分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座

最後の試し撮りとなったのは1080形の琴電琴平ゆき。

ちなみに、<変態鉄>は「レトロ電車4連」の編成長を「フツーの電車3両分」を
目安にカメラを構えることにしている。でも、橋脚も入れたいし、香東川自体は
1年の大半は水が流れていない川なのだが、丸い石がゴロゴロと転がっている川原の
雰囲気も出したくて...

編成長に対してちょっと余裕を持ったフレーミングを選択したのである。

そして...

すでに周囲には50~60名はいただろうか、集結した多くの<鉄>、まるで波が
引くかのように話し声が止んで...

他の電車とは明らかに違う、ひときわ大きく重い感じの吊り掛けサウンド。

s25_DPP_00005390.JPG【2019年5月3日13時29分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座

もう夢中でシャッターを切るのだった。4連で4丁のパンタグラフ、その全部が
辛うじて架線柱と交錯しないで...。ほぼ思い通りの1枚が撮れてホッとしたのだった。
でも、その画像を確かめるヒマもなく、すかさずズームを回して広角に。

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【2019年5月3日13時29分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座

手前側の川原の様子を配して広角28 mmでレトロ電車を側面がちに。

“予定外”、急遽、カメラを構えて撮ったショットだったが、本命の、鉄橋上の
正面がちのカットより良かったかも知れない。

「レトロ4連」の最初の撮影は、思い通り、それ以上の結果で。

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【2019年5月3日14時27分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間駅

気を良くして円座駅へと戻ったのだった。再び、琴電琴平ゆきで向かった先は...

でも... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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