令和の「ことでんレトロ」(2)倉敷にて <前編> [水島臨海鉄道キハ20]
出だしから恐縮だが...
火曜日、<変態鉄>は会社の定期健診だった。まぁ、それ自体は毎年のことだが、
やはり何度やっても慣れないのはバリウム検査...胃部レントゲンである。
「これから、発泡剤を飲んでもらいま~す、ちょっとゲップが出やすくなりますが
検査の終了まで我慢して下さい」って、どう我慢しろというのか...
ご存じのように、あの検査の後には錠剤が渡される。それをちゃんと服用して。
そうしたら、効きが良かったのか、効くのが遅いのか...
夜になってから悲惨なほどお腹を壊していて。激しい腹痛に耐えながら、
このブログを書いている自分。明日も仕事なのだが...
さて、そんなわけで(← どんな訳だよ!!)、大型連休後半の撮影記。
【2019年5月2日10時02分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前
「ことでん」を訪れる前に立ち寄ったのは「みずりん」、水島臨海鉄道だった。
…… ……
2019年5月2日(木)晴れ
倉敷市を10時に折り返す三菱自工前ゆきがキハ37・38の“国鉄色”車による運行。
そのあとを追うようにして、40分後にやってくる列車が“水臨色”のキハ37形。
【2019年5月2日10時34分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-倉敷市
水島臨海鉄道の旅客車の主力は、新潟鉄工所製の“MRT300形”6両。<変態鉄>が
大学生だった頃に導入された車輌である。それを補うために“国鉄型”が配置され。
現在は、JR東日本千葉支社から転入してきた、キハ30・37・38形式が5両。
ただし、“国鉄型”は平日の朝晩に2両編成1本が運用入りするだけで。
キハ30形が予備車(非冷房だから4月下旬~10月中旬までは“夏休み”中)で、
青い“水臨色”と朱色の“国鉄色”のどちらか1本だけが使用される。
そう、5月の大型連休は、その両方が同時に運用に入るという珍しいことが
見られるのである。
ただ、“乗れば撮れない、撮れば乗れない”は<鉄>にとっての“永遠の悩み”
でもある訳で。
【2019年5月2日10時40分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前
20分間隔のダイヤ設定...とはいえ、ラッシュ時以外には“空白”もあって、
列車が40分間隔になっている部分があり。ちょうど、ここもそう。
移動手段がないので、同じ場所で撮り続けるほか無かったのである。
【2019年5月2日10時40分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前(後追い)
10:40発の三菱自工前ゆきとして折り返す“水臨色”のキハ37形。
この編成は11時過ぎに三菱自工前駅に到着したら、そのまま倉敷貨物ターミナルに
入庫することになっていた。午前中最後の運用である。
…… ……
特にやることもないので...
いったん倉敷市駅に。
【2019年5月2日10時51分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅
「次の列車は2両編成」、本来、土休日ダイヤは終日、MRT単行によるワンマン運転。
祝日にこの表示が出ていること自体、珍しいわけで。
この時点でも「1日フリーきっぷ」はまだ余っていたみたいで。
枚数限定だったので<変態鉄>としては心配していたのだが、無事、入手する
ことができた。
【2019年5月2日10時50分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅
戦時中の1943年(昭和18年)に三菱重工水島航空機製作所(当時)への専用鉄道に
端を発し、倉敷市交通局鉄道線を経て、第3セクターの水島臨海鉄道になって、
来年で50年になる。ということで、来年は豪華なイベントが...と、勝手に期待
している<変態鉄>なのである。
さて、そんなことをしていると...
倉敷市から三菱自工前までは11 kmあまりの路線長。片道30分弱なので1時間すれば
列車は戻ってきてしまうのである。
【2019年5月2日11時13分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-倉敷市
再び、同じ構図で撮るしか選択肢が無かったのである。
「令和」ヘッドマーク付きの姿を再びの“正面ドカン”で。
【2019年5月2日11時20分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前
その折返し、11:20発の水島ゆき(水島 ~ 自工前 ~ 倉タ間は回送)が、
国鉄型キハたちの午前中の運用最後となる。
キハ38形を先頭に水島へと向かっていく姿を...
…… ……
臨鉄の倉敷市駅はJR倉敷駅の1番のりば西側に隣接している。
上の写真でも背後にJR線の倉敷駅が見えているわけだが、手前側の山陽本線下り線に
コンテナ車が停まっているのが見て取れる。
それこそが...
【2019年5月2日11時36分】 山陽本線・倉敷駅付近
JR山陽本線からの東水島ゆき、ダイヤからして第3093列車である。
先頭に立っているのはJR貨物のDE10型。赤とグレーの塗り分けは“貨物更新色”。
「国鉄色じゃないと...」としばらく前までは、あまり積極的にカメラを向けて
いなかったのだが、いつの間にか、DE10形も淘汰が進み、貨物列車の先頭に立つ姿も
珍しくなりつつあるわけで。
本当は沿線で構えたかったのだが、倉敷駅近くの跨線橋からの俯瞰で。
【2019年5月2日11時37分】 山陽本線・倉敷駅付近(後追い)
さすがに連休中と言うことも関係しているのか、コキ車9両というのは普段の長さの
半分程度の編成で。貨物列車の設定は沿線の工場の稼働状況と関係してくるため
連休中というのは運休しているのが基本だが...
これが撮れただけでもラッキーだったわけで。
最後部のコキ車はまだ山陽本線の下り線上にいるのだが、先頭のDE10型は水島本線に
足を踏み入れている。倉敷駅の数百メートル先の渡り線で水島臨海鉄道に乗り入れ、
水島を経由し、港東線に入って東水島まで乗り入れている。
さぁ、最後まで倉敷市駅付近で撮り続けるのも...
午後は絶対に撮り逃せないシーンがあって。それを撮るためにも、早めの列車で
移動することにしたのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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火曜日、<変態鉄>は会社の定期健診だった。まぁ、それ自体は毎年のことだが、
やはり何度やっても慣れないのはバリウム検査...胃部レントゲンである。
「これから、発泡剤を飲んでもらいま~す、ちょっとゲップが出やすくなりますが
検査の終了まで我慢して下さい」って、どう我慢しろというのか...
ご存じのように、あの検査の後には錠剤が渡される。それをちゃんと服用して。
そうしたら、効きが良かったのか、効くのが遅いのか...
夜になってから悲惨なほどお腹を壊していて。激しい腹痛に耐えながら、
このブログを書いている自分。明日も仕事なのだが...
さて、そんなわけで(← どんな訳だよ!!)、大型連休後半の撮影記。
【2019年5月2日10時02分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前
「ことでん」を訪れる前に立ち寄ったのは「みずりん」、水島臨海鉄道だった。
…… ……
2019年5月2日(木)晴れ
倉敷市を10時に折り返す三菱自工前ゆきがキハ37・38の“国鉄色”車による運行。
そのあとを追うようにして、40分後にやってくる列車が“水臨色”のキハ37形。
【2019年5月2日10時34分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-倉敷市
水島臨海鉄道の旅客車の主力は、新潟鉄工所製の“MRT300形”6両。<変態鉄>が
大学生だった頃に導入された車輌である。それを補うために“国鉄型”が配置され。
現在は、JR東日本千葉支社から転入してきた、キハ30・37・38形式が5両。
ただし、“国鉄型”は平日の朝晩に2両編成1本が運用入りするだけで。
キハ30形が予備車(非冷房だから4月下旬~10月中旬までは“夏休み”中)で、
青い“水臨色”と朱色の“国鉄色”のどちらか1本だけが使用される。
そう、5月の大型連休は、その両方が同時に運用に入るという珍しいことが
見られるのである。
ただ、“乗れば撮れない、撮れば乗れない”は<鉄>にとっての“永遠の悩み”
でもある訳で。
【2019年5月2日10時40分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前
20分間隔のダイヤ設定...とはいえ、ラッシュ時以外には“空白”もあって、
列車が40分間隔になっている部分があり。ちょうど、ここもそう。
移動手段がないので、同じ場所で撮り続けるほか無かったのである。
【2019年5月2日10時40分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前(後追い)
10:40発の三菱自工前ゆきとして折り返す“水臨色”のキハ37形。
この編成は11時過ぎに三菱自工前駅に到着したら、そのまま倉敷貨物ターミナルに
入庫することになっていた。午前中最後の運用である。
…… ……
特にやることもないので...
いったん倉敷市駅に。
【2019年5月2日10時51分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅
「次の列車は2両編成」、本来、土休日ダイヤは終日、MRT単行によるワンマン運転。
祝日にこの表示が出ていること自体、珍しいわけで。
この時点でも「1日フリーきっぷ」はまだ余っていたみたいで。
枚数限定だったので<変態鉄>としては心配していたのだが、無事、入手する
ことができた。
【2019年5月2日10時50分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅
戦時中の1943年(昭和18年)に三菱重工水島航空機製作所(当時)への専用鉄道に
端を発し、倉敷市交通局鉄道線を経て、第3セクターの水島臨海鉄道になって、
来年で50年になる。ということで、来年は豪華なイベントが...と、勝手に期待
している<変態鉄>なのである。
さて、そんなことをしていると...
倉敷市から三菱自工前までは11 kmあまりの路線長。片道30分弱なので1時間すれば
列車は戻ってきてしまうのである。
【2019年5月2日11時13分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-倉敷市
再び、同じ構図で撮るしか選択肢が無かったのである。
「令和」ヘッドマーク付きの姿を再びの“正面ドカン”で。
【2019年5月2日11時20分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前
その折返し、11:20発の水島ゆき(水島 ~ 自工前 ~ 倉タ間は回送)が、
国鉄型キハたちの午前中の運用最後となる。
キハ38形を先頭に水島へと向かっていく姿を...
…… ……
臨鉄の倉敷市駅はJR倉敷駅の1番のりば西側に隣接している。
上の写真でも背後にJR線の倉敷駅が見えているわけだが、手前側の山陽本線下り線に
コンテナ車が停まっているのが見て取れる。
それこそが...
【2019年5月2日11時36分】 山陽本線・倉敷駅付近
JR山陽本線からの東水島ゆき、ダイヤからして第3093列車である。
先頭に立っているのはJR貨物のDE10型。赤とグレーの塗り分けは“貨物更新色”。
「国鉄色じゃないと...」としばらく前までは、あまり積極的にカメラを向けて
いなかったのだが、いつの間にか、DE10形も淘汰が進み、貨物列車の先頭に立つ姿も
珍しくなりつつあるわけで。
本当は沿線で構えたかったのだが、倉敷駅近くの跨線橋からの俯瞰で。
【2019年5月2日11時37分】 山陽本線・倉敷駅付近(後追い)
さすがに連休中と言うことも関係しているのか、コキ車9両というのは普段の長さの
半分程度の編成で。貨物列車の設定は沿線の工場の稼働状況と関係してくるため
連休中というのは運休しているのが基本だが...
これが撮れただけでもラッキーだったわけで。
最後部のコキ車はまだ山陽本線の下り線上にいるのだが、先頭のDE10型は水島本線に
足を踏み入れている。倉敷駅の数百メートル先の渡り線で水島臨海鉄道に乗り入れ、
水島を経由し、港東線に入って東水島まで乗り入れている。
さぁ、最後まで倉敷市駅付近で撮り続けるのも...
午後は絶対に撮り逃せないシーンがあって。それを撮るためにも、早めの列車で
移動することにしたのである。(つづく)
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