春を感じながら、小湊キハを(3)もう少し、光風台。 [小湊鐵道キハ200と鉄道情景]
日付変わって。すでに「令和」が始まっているわけで。<変態鉄>が生まれたのは
昭和53年(1978年)のこと。普段、仕事でも何でも年は西暦でいうことが多いのが
でも、なぜか「生まれた年は??」という質問だけには「昭和53年です」と答えた方が
しっくり来るから不思議なもの。ちなみに、<変態鉄>の勤務先、(お客様に)
記入してもらう書面などでは生年月日の欄は西暦表示に統一されている。
皆さん、迷わずに書いているのがちょっと不思議なような...
元号が良いか、西暦が良いか...という二元論的な話としてでは無く、普段は
西暦を使っていても日本特有の“元号”というのは、今後も受け継いでいくべき
これこそ“伝統”では無いかと思う<変態野郎>なのである。
それにしても、<変態鉄>、41歳も、これで「昭和 → 平成 → 令和」と3つの
時代を生きることになる訳で。これから生まれてくる子ども達にとっては、
自分たちというのは、自分が子どもの頃、「明治生まれの人」に抱いたイメージと
同じように見られる側になるのだろうか。そう考えると、ちょっと...
まだまだ若いつもりなのだが...

【2019年4月22日9時04分】 小湊鐵道・五井駅
そんなわけで、平成最後の月は“房総半島横断鉄道”のキハを撮る機会に恵まれ。
新しいカメラの“試運転”を兼ねて訪れた22日の小湊鐵道撮影記の続きを。
…… ……
2019年4月22日(月)くもり一時晴れ
というわけで、やって来たのは光風台駅にほど近い第1養老川鉄橋。

【2019年4月22日9時45分】 千葉県市原市二日市場付近
普段は河川敷から見上げるように鉄橋に近づいて撮ることが多いのだが、
この日は、あくまでカメラの“試運転”。ミラーレスが苦手とする...と言われている
「動く被写体」に対する感覚を掴むことに重点を置いた。
そのため、普段の撮影記とはちょっと違って。構図を少しずつ変えて...
ということは無く、ずっと同じ構図で撮り続けていた。
そう、大多喜街道の橋から線路に並行するように...真横から撮ろうと思ったのは
真横からの撮影だと画面上での列車の見かけの速さが最大になる訳で。
と...

【2019年4月22日9時50分】 小湊鐵道線・光風台-上総山田
ノンビリ、渡し船を撮ったり花を撮ったりしていたら、思ったより早く第22列車が
来てしまった。キハ単行の列車が、トコトコと鉄橋を渡っていく。
慌てて大急ぎで、とにかくシャッターを切っただけなので、思いっきり、カメラが
傾いてしまった。
小湊鐵道は“ローカル私鉄”として取りあげられているケースが多いが実際は
路線の半分は市原市内中心部に位置しており。意外と列車間隔は密なのだ。

【2019年4月22日10時07分】 小湊鐵道線・上総山田-光風台
続けて下り第15列車。写真の右から左へと走っていくわけだが...
“ONE SHOT”の設定で。ファインダーは付いているものの、あくまで見ているものは
実際のレンズ越しの風景では無く、撮影素子が感じ取ったデータをデジタル画像で
見ているだけ。シャッターを切った瞬間、画面は真っ暗になり、ついで撮影された
写真が映し出される。シャッターボタンを押せば、再び画面は切り替わるのだが、
その時点では、列車は「あれっ、どこに居るの???」と言うくらい動いていて、
一瞬、何が起こったか分からなくなりそうなくらい。

【2019年4月22日10時07分】 小湊鐵道線・上総山田-光風台
この2枚、撮影データは、10:07:40 と 10:07:41 と1秒違いになっているのだが
これが連続する2コマなのである。光風台駅に近づいており、ここからカーブと
駅構内のポイント、もちろん、この地点でも列車の速度はそう速くないのだが、
列車の位置はおよそ20メートルほど進んでいる。
ということで、<撮り鉄>においては“高速連写”モードを常用しておくしか
無さそうで。レンズを新しくしたこともあり、解像力は以前のコンビ
「EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM」の時に比べて格段にアップ
していることは画像を見て一目瞭然なのだが、とはいえ、「動くものを撮る」のは
ミラーレスにとっては言われている以上に苦手とすることなのかも知れない。
カタログでは分からない、そんなことを実感しながら学習しようとする<変態鉄>
なのである。
そして、だんだん慣れてくると...

【2019年4月22日10時38分】 小湊鐵道線・光風台-上総山田
上り第24列車を撮るときには鉄橋の真ん中に来たところでシャッターを切ることが
できて。“水鏡”とはいかないまでも、川面に映るツートンカラーのキハの姿も
入れられる構図にしようという、気持ちの余裕も生まれてきたのだった。

【2019年4月22日10時43分】 小湊鐵道線・光風台-上総山田
キハ...ディーゼル動車というのは基本的に、特急型を除けばほとんどの車輌に
運転台が付いていて、同時に動力系...走行機器も1両で完結するシステムになって
いるのが特長である。ということで、1両単位で自由に編成が組めることと、
キハの場合、ローカル線で使われることが多いので「中間運転台の多さ」は
車掌さんが車内改札や無人駅での集札で動き回るのに好都合...など利点もあって。
小湊鐵道でも団体があるときなどは4両編成くらいまで伸びていることもあるのだが
通常期は、午前中いっぱいが単行が基本で午後からの列車は通学需要に合わせて
2両編成で走っているケースが多い。とはいえ、内部の人でも無い限り、各列車が
何両編成なのか分からない...というのが、キハ列車撮影の辛さなのである。
ということで、勝負を賭けて「単行っ!!」という予想の下、この地点では最後の
撮影となる第17列車は縦位置で構えたのだった。
…… ……
元来た道を引き返せば、すぐに光風台駅。

【2019年4月22日10時57分】 小湊鐵道線・光風台駅
<変態鉄>が中学生くらいまで、いろいろな駅で使われていた行灯式の接近表示。
ちなみに券売機は無く、窓口でお願いすると普通乗車券も硬券で発行してくれる。
ホーム先端、馬立側は長いストレート。光線状態は悪いが、望遠400 mmを試して
みるにはうってつけの場面で...

【2019年4月22日11時21分】 小湊鐵道線・光風台駅
望遠で切り取ると背景のボケ味が特に効果的で。いままでの<変態鉄>には
無かった“芸風”の写真が増えそうな予感である。
11:40発の第19列車でやって来たのは上総久保駅。

【2019年4月22日12時00分】 小湊鐵道線・上総久保駅(後追い)
出発していくキハの後ろ姿を撮ったら... (つづく)
…… ……
というわけで(?)、新しい“令和”の時代が始まるのだが...

【2017年5月5日12時32分】 水島臨海鉄道水島本線・浦田-弥生
その“令和最初の撮影”は、水島臨海鉄道になることが、ほぼ決まったわけで。
でも、そこから「ことでん」へ、混雑した“マリンライナー”で立ったまま
移動するのは避けたくて。キハを撮れる時間をできるだけ長く確保しつつ、
高松へは普段と違う経路で...、現在、検討中なのである。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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昭和53年(1978年)のこと。普段、仕事でも何でも年は西暦でいうことが多いのが
でも、なぜか「生まれた年は??」という質問だけには「昭和53年です」と答えた方が
しっくり来るから不思議なもの。ちなみに、<変態鉄>の勤務先、(お客様に)
記入してもらう書面などでは生年月日の欄は西暦表示に統一されている。
皆さん、迷わずに書いているのがちょっと不思議なような...
元号が良いか、西暦が良いか...という二元論的な話としてでは無く、普段は
西暦を使っていても日本特有の“元号”というのは、今後も受け継いでいくべき
これこそ“伝統”では無いかと思う<変態野郎>なのである。
それにしても、<変態鉄>、41歳も、これで「昭和 → 平成 → 令和」と3つの
時代を生きることになる訳で。これから生まれてくる子ども達にとっては、
自分たちというのは、自分が子どもの頃、「明治生まれの人」に抱いたイメージと
同じように見られる側になるのだろうか。そう考えると、ちょっと...
まだまだ若いつもりなのだが...
【2019年4月22日9時04分】 小湊鐵道・五井駅
そんなわけで、平成最後の月は“房総半島横断鉄道”のキハを撮る機会に恵まれ。
新しいカメラの“試運転”を兼ねて訪れた22日の小湊鐵道撮影記の続きを。
…… ……
2019年4月22日(月)くもり一時晴れ
というわけで、やって来たのは光風台駅にほど近い第1養老川鉄橋。
【2019年4月22日9時45分】 千葉県市原市二日市場付近
普段は河川敷から見上げるように鉄橋に近づいて撮ることが多いのだが、
この日は、あくまでカメラの“試運転”。ミラーレスが苦手とする...と言われている
「動く被写体」に対する感覚を掴むことに重点を置いた。
そのため、普段の撮影記とはちょっと違って。構図を少しずつ変えて...
ということは無く、ずっと同じ構図で撮り続けていた。
そう、大多喜街道の橋から線路に並行するように...真横から撮ろうと思ったのは
真横からの撮影だと画面上での列車の見かけの速さが最大になる訳で。
と...
【2019年4月22日9時50分】 小湊鐵道線・光風台-上総山田
ノンビリ、渡し船を撮ったり花を撮ったりしていたら、思ったより早く第22列車が
来てしまった。キハ単行の列車が、トコトコと鉄橋を渡っていく。
慌てて大急ぎで、とにかくシャッターを切っただけなので、思いっきり、カメラが
傾いてしまった。
小湊鐵道は“ローカル私鉄”として取りあげられているケースが多いが実際は
路線の半分は市原市内中心部に位置しており。意外と列車間隔は密なのだ。
【2019年4月22日10時07分】 小湊鐵道線・上総山田-光風台
続けて下り第15列車。写真の右から左へと走っていくわけだが...
“ONE SHOT”の設定で。ファインダーは付いているものの、あくまで見ているものは
実際のレンズ越しの風景では無く、撮影素子が感じ取ったデータをデジタル画像で
見ているだけ。シャッターを切った瞬間、画面は真っ暗になり、ついで撮影された
写真が映し出される。シャッターボタンを押せば、再び画面は切り替わるのだが、
その時点では、列車は「あれっ、どこに居るの???」と言うくらい動いていて、
一瞬、何が起こったか分からなくなりそうなくらい。
【2019年4月22日10時07分】 小湊鐵道線・上総山田-光風台
この2枚、撮影データは、10:07:40 と 10:07:41 と1秒違いになっているのだが
これが連続する2コマなのである。光風台駅に近づいており、ここからカーブと
駅構内のポイント、もちろん、この地点でも列車の速度はそう速くないのだが、
列車の位置はおよそ20メートルほど進んでいる。
ということで、<撮り鉄>においては“高速連写”モードを常用しておくしか
無さそうで。レンズを新しくしたこともあり、解像力は以前のコンビ
「EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM」の時に比べて格段にアップ
していることは画像を見て一目瞭然なのだが、とはいえ、「動くものを撮る」のは
ミラーレスにとっては言われている以上に苦手とすることなのかも知れない。
カタログでは分からない、そんなことを実感しながら学習しようとする<変態鉄>
なのである。
そして、だんだん慣れてくると...
【2019年4月22日10時38分】 小湊鐵道線・光風台-上総山田
上り第24列車を撮るときには鉄橋の真ん中に来たところでシャッターを切ることが
できて。“水鏡”とはいかないまでも、川面に映るツートンカラーのキハの姿も
入れられる構図にしようという、気持ちの余裕も生まれてきたのだった。
【2019年4月22日10時43分】 小湊鐵道線・光風台-上総山田
キハ...ディーゼル動車というのは基本的に、特急型を除けばほとんどの車輌に
運転台が付いていて、同時に動力系...走行機器も1両で完結するシステムになって
いるのが特長である。ということで、1両単位で自由に編成が組めることと、
キハの場合、ローカル線で使われることが多いので「中間運転台の多さ」は
車掌さんが車内改札や無人駅での集札で動き回るのに好都合...など利点もあって。
小湊鐵道でも団体があるときなどは4両編成くらいまで伸びていることもあるのだが
通常期は、午前中いっぱいが単行が基本で午後からの列車は通学需要に合わせて
2両編成で走っているケースが多い。とはいえ、内部の人でも無い限り、各列車が
何両編成なのか分からない...というのが、キハ列車撮影の辛さなのである。
ということで、勝負を賭けて「単行っ!!」という予想の下、この地点では最後の
撮影となる第17列車は縦位置で構えたのだった。
…… ……
元来た道を引き返せば、すぐに光風台駅。
【2019年4月22日10時57分】 小湊鐵道線・光風台駅
<変態鉄>が中学生くらいまで、いろいろな駅で使われていた行灯式の接近表示。
ちなみに券売機は無く、窓口でお願いすると普通乗車券も硬券で発行してくれる。
ホーム先端、馬立側は長いストレート。光線状態は悪いが、望遠400 mmを試して
みるにはうってつけの場面で...
【2019年4月22日11時21分】 小湊鐵道線・光風台駅
望遠で切り取ると背景のボケ味が特に効果的で。いままでの<変態鉄>には
無かった“芸風”の写真が増えそうな予感である。
11:40発の第19列車でやって来たのは上総久保駅。
【2019年4月22日12時00分】 小湊鐵道線・上総久保駅(後追い)
出発していくキハの後ろ姿を撮ったら... (つづく)
…… ……
というわけで(?)、新しい“令和”の時代が始まるのだが...
【2017年5月5日12時32分】 水島臨海鉄道水島本線・浦田-弥生
その“令和最初の撮影”は、水島臨海鉄道になることが、ほぼ決まったわけで。
でも、そこから「ことでん」へ、混雑した“マリンライナー”で立ったまま
移動するのは避けたくて。キハを撮れる時間をできるだけ長く確保しつつ、
高松へは普段と違う経路で...、現在、検討中なのである。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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