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お正月の大阪で(28)水間観音駅 <後編> [保存車・廃線跡]

仕事がバタバタしていたのも、おうやく一段落といった感じ。明日はちょっと...
身の回りのものを買ったり、銀行に寄ったり...用事を済ませてから会社に行こうと
そう思っている。自宅にいてもネット環境の関係で、皆さんのブログへの訪問が
滞ってしまっており。

ちょっとそのあたり、いまの家に合っているものに見直しを進めたいところ。
いまの部屋に移って半月、ようやく生活にも慣れてきて。

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【2019年1月5日11時04分】 水間鉄道・水間観音駅

そういえば、いまの部屋を見つけたのは、このときの、正月の大阪から戻った直後
だった。アレコレと、いろいろあって、もう遠い昔のことのように感じる話題だが
大阪の話題も、ようやく終わりが見えてきた...というか、水間鉄道を訪れて、
堺東のホテルに戻って、阪堺電車で天王寺駅前、夕方のリムジンバスで伊丹へと
向かったのである。

その部分を、あと3日くらい引っ張りながら、ご紹介したい。
……  ……

2019年1月5日(土)雨のち曇り

水間観音駅を訪れた<変態鉄>、どうしても見ておきたかったのが...

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【2019年1月5日10時48分】 水間鉄道・水間観音駅

クハ553号車。クハなのにパンタ付きというのが何とも渋い。それはちょっと
複雑なこの電車の経歴に関係しているのかも。(昔の電車だと制御車でも
パンタ付きというのは、それほど珍しいわけでも無いのだが...)

ただ残念なのは設置場所。

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【2019年1月5日10時48分】 水間鉄道・水間観音駅

接触はしていないものの、保存車の屋根上に架線があるところは、そう多くなく。
屋根上のパンタグラフが戦時設計の、国鉄PS13に対応するタイプが残っており
そういう旧型電車らしさが分かるのは良いのだが...

できれば設置するときに方転しておいて欲しかった。
駅舎側はゴチャゴチャしていて...、でも、そちら側に電車の顔が向けられていて。
こういう、反対を向いていたら...と思う保存車というのは意外と多いのだが。

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【2019年1月5日10時50分】 水間鉄道・水間観音駅

水間鉄道の社紋が残されている。
そして、この赤とクリーム色の塗り分けは昭和の頃の水間鉄道の標準塗装だった。
ちなみに、引退時にはアイボリーに赤と青の帯という旧型電車にはちょっと
不釣り合いなカラー。やはり、旧型車にはハッキリした配色の方が似合うと思う
<変態鉄>なのである。

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【2019年1月5日10時50分】 水間鉄道・水間観音駅

そして、足回りにはイコライザー台車が残されている。

現在のステンレス電車は東急からの譲受車。でも、その前には南海からの譲受車が
活躍していた。その中の1両が保存されており、それが水間観音駅のホーム向かいに
鎮座しているクハ553号車。1990年(平成2年)に廃車になっている。
このときに水間鉄道線の架線電圧が600V → 1500Vに昇圧されている。

南海電鉄の架線電圧昇圧で廃車になった車輌が水間鉄道に移籍し、その水鉄の
昇圧まで活躍した...という、2度とも「昇圧により廃車」という珍しい車輌。

もとは南海モハ1201系1240号車。製造は1942年(昭和17年)だったとされる。
南海での活躍はほぼ30年、1973年(昭和48年)の南海線・高野線昇圧に合わせて
水間鉄道に転じている。その後、1990年に現役を引退、水間鉄道・水間観音駅で
保存されるようになった。

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【2019年1月5日10時49分】 水間鉄道・水間観音駅

いまではこうして、1000形電車の活躍を見ながら余生を送っている。
<変態鉄>がここまで乗ってきた1001-1002編成の折返し発車の場面である。

……  ……

そして、このクハ553号車を駅ホームから撮ると、こんな感じである。

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【2019年1月5日11時22分】 水間鉄道・水間観音駅

やはり架線柱がちょっと気になるが、でも、車輌全体を観察したければ、この位置が
ベストかも知れない。

ちょうどこのクハ553号車が保存されているのは車庫の近くなのである。

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【2019年1月5日10時49分】 水間鉄道・水間観音駅

現在、活躍中のステンレス電車は、東急7000系を譲受、しばらく水間鉄道7000形
として活躍した後、更新工事に合わせて1000形に改番。東急7000系も各地の
地方私鉄に引き取られて活躍してきたが、製造から半世紀が過ぎ、引退する車輌も
増えてきた。そういう意味でもこの電車が並んでいるシーンは貴重なのである。

今度は、そんな現役のステンレス電車を観察したくて、駅を挟んでクハ553号車の
反対側へと移動したのである。

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【2019年1月5日10時59分】 水間鉄道・水間観音駅

各車帯色が異なっており。この日は赤系統のトップナンバー編成と緑帯の2編成が
運用入りしていた。ホームで待機していたのは1007-1008編成。
こちらの帯色は明るいオレンジ色である。

さぁ、駅周辺の様子をもう少し観察してみよう。(つづく)

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