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いよいよ実戦デビュー <速報版> [とりあえず<速報版>]

12月に只見線に“出撃”する際に購入していたのがスノーシュー。
これが結構なお値段で。バッグの中で嵩張るばかりで使う機会が無かったのだが、
とうとう、ついに...

会津地方の道路、除雪は行き届いている...と、言ってもそれは車道部分で。
歩道部分はだいたい、<変態鉄>の腰くらいまで雪に埋もれており。
部屋の中で“予行演習”はしてきたつもりでも、雪の積もった場所で、いざ
スノーブーツにスノーシューを...と言っても悪戦苦闘。歩き出しても感覚が掴めず
尻餅をついて、危うく埋もれそうになったり...

でも、最後の方はだんだん感覚も分かってきて。タクシーの運転手さんに
心配されながら、午後の水沼の只見川第4橋梁...いわゆる“墓地俯瞰”で
締めくくったのだった。

「あっ、雪が積もっていて入れない」
“飛越ゴハチ”も富山地鉄でも真冬の撮影は無難な場所に限定され続けた<変態鉄>
とうとう、雪原でも撮れるようになった、そんな1日だった。

……  ……

2019年1月29日(火)雪のち晴れ、夕方から再び雪

朝5時半過ぎにタクシーで会津若松駅。
すでに入線しているキハの傍らでは、雪で真っ白になったホームをスコップで
除雪し、融雪剤を撒く職員の姿が。

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【2019年1月29日8時01分】 只見線・会津川口駅

沿線は吹雪。途中、一時、穏やかになったところもあったが終点の会津川口駅に
到着した頃から再び。

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【2019年1月29日8時27分】 只見線・会津川口-会津中川

最初は駅からほど近い只見川に架かる道路橋からの撮影。
川面から橋に向かって、下から上にカメラを構える<変態鉄>の正面から
雪が吹き上がってくるような感じで。レンズキャップを外した瞬間、レンズ面は
雪まみれになるくらい。

仕方ないので、プロテクトフィルターを“犠牲”にして。
そう、構図決めの段階までフォルターをかけておいて、列車がファインダーの中に
入ってきた瞬間にそれを外してシャッターを押す...という“瞬間芸”。
何とかレンズの“前玉”は汚さずに撮れたのである。

……  ……

そのまま歩けば、いま居る国道252号線が只見線の線路をオーバークロスする陸橋。
たぶん、雪のない時期は線路際がゴチャゴチャなのだろうが、雪が全てを隠せば。

でも、陸橋上には歩道のようなスペースがあるが、腰の高さまで雪があって。
陸橋の欄干がかろうじてアタマをちょっと出すくらい。

ということで、スノーシューを装着してその雪の上に立ったのだった。
クルマの通りの多い道。通りかかるクルマのドライバーの視線がちょっと冷たく...
まぁ、1.5メートルほどの雪の上に、身長185の<変態鉄>が立っているのだから。

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【2019年1月29日9時35分】 只見線・会津中川-会津川口

9時台に下ってくる会津川口ゆきを、ここで撮ったのだった。
平凡な列車写真ながら、たぶん冬しか撮れない構図。雪まみれで走るキハが撮れた
だけでも大満足だったのである。

とはいえ、全身雪まみれ。メガネにも雪が積もって前方が見えにくく...
息をすれば口からも鼻からも冷たい雪の粒が入ってきて。本当に辛かったが...

10時頃から雪は少しずつ小康状態になって。
国道を15分ほど歩けば「道の駅」。会津中川の集落に入ったあたりである。
11時の食堂のオープンに合わせて会津名物の「ソースカツ丼」。

ちょっとホッとしたところで、陽が差し始めて。雪も舞う程度になってきて。
ということで12時過ぎの上りを再び、最初の橋まで戻って撮って、そこから水沼の
第4橋梁まで歩こうと思ったのだが...

重いスノーブーツ、歩き続けてきたこともあって足が痛くて。
第4橋梁を道路上から狙うのでは無く俯瞰で撮るとなれば、上らねばならず...
そう考えて、会津中川まで戻ってきたところで無人駅の待合室に入って一休み。
そこから電話でタクシーを呼んだのだった。

昨日、ご一緒させていただいたオジサンから教わった「墓地俯瞰」。
お寺の横まではクルマで入ることができて...

s34_IMG_0273.JPG

そこでこの日、2度目の“スノーシュー装着”。
たぶん、雪さえ無ければ歩いて1~2分の距離、でも、足をとられそうになったり、
ちょうど墓石の一番上のところがかろうじて、雪の上に顔を出しているくらいの
積雪、背丈の低い樹木だと完全に雪の下になっているはずで。

そんなところを踏んでしまうと、思わぬ形でズブズブと足が沈んでいって、
バランスを崩して、ついついいつものクセで手をつけば...
アスファルトだったら痛いだけだが、誰も来ない場所の雪は柔らかくて、
手も雪の中に...、支えるものがなければお尻も雪の中に...
これはマズい!! 真冬の雪に埋もれた墓地を訪れる人が居るわけも無く。

そんな危機一髪の場面も経験しながら、只見川を挟んで線路を見渡せる場所に
たどり着いたのだった。

実はタクシーの中から除雪モーターカーが走ってくるのが見えたのである。
モーターカーでの除雪には“線路閉鎖”という手続きが必要になるわけで。
となれば、営業列車の運転はストップする。撮る列車が来ないばかりか帰る手段も
失うことになるわけで。手元のタブレット端末で「どこトレ」を見ながら...

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【2019年1月29日14時47分】 只見線・会津水沼-会津中川

水沼の第4橋梁をゆくキハの姿を撮ったら、カメラをバッグに仕舞うのだった。

天気予報では午後から天気は回復することになっていたが、17時頃から再び
激しい雪になって。只見線は平常運転でも、ぬぁんと...磐越西線が止まっている
ということで。日中、晴れて溶けかけていた雪が冷やされて...

若松市街地の道路はどこもツルツルになっており。

さぁ、明日が最終日。肩身の狭い思いをしながら、再びの第1橋梁へ。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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フジトモ

ストックがあると楽ですよ。
by フジトモ (2019-01-30 22:01) 

ferrum_queserasera

フジトモさん

コメントありがとうございます。お返事が遅くなって申し訳ありません。
ストックも検討しております。最近、カメラより<鉄>グッズより、登山用品を探していることが多い自分です。

by ferrum_queserasera (2019-01-31 09:17) 

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