お正月の大阪で(12)綾ノ町 [ちん電[阪堺電気軌道]]
相変わらず、お正月の阪堺電車の話題。夢中になってカメラを持って...
しかもローカル線撮影と違って、電車は数珠繋ぎになってドンドンやってくる。
夢中でカメラを向けていると、いつの間にか時間が経過しているのである。
「ええっ、もうこんな時間なの!?」
仕事中では絶対に味わうことのできない感覚。13時の松虫でモ161号車を撮ったら、
その前に通ったモ162号車が浜寺駅前ゆきだったことを思い出して。
【2019年1月3日14時25分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停
その戻ってくるところを堺市内区間で“迎え撃つ”と決めて、向かった先は
綾ノ町電停だった。
…… ……
2019年1月3日(木)晴れのち曇り
電車は我孫子道電停を出ると乗っていてもハッキリ分かるような急勾配を上って
大和川の鉄橋へ。渡り終えたところが大和川電停。ここから堺市内に入り、
堤防から下りたところで阪神高速の下を潜れば、高須神社電停。
古い家並みの中を専用軌道で進み、S字カーブを曲がり終えたところが
綾ノ町電停。
ここから3 kmあまり紀州街道(大道筋)の中央を走る、センターリザベーションの
併用軌道区間が続く。道幅50 mという大きな道路の中央に花々が植えられた植樹帯、
その内側に複線の線路が敷かれていて。
綾ノ町電停はその北端にあたる場所に位置していて、下り(浜寺駅前ゆき)の
ホームは専用軌道区間に、上り(天王寺駅前ゆき)のホームは交差点を挟んで
道路中央にある。
【2019年1月3日13時43分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停付近
ちょうどその交差点、黄色信号の誘導で電車が通過することもあって、
引きのとれるお手軽撮影地として、記録写真を撮るにはうってつけの場所でもある。
インターナショナルスクールの広告電車はオレンジ色のモ501号車。
【2019年1月3日14時04分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停
特に上りホームに停車中の姿を撮ると、車体を遮るものも何もなくて。
さらに、綾ノ町は比較的、乗降の多い電停でもあって信号待ちと合わせて停車時間も
長くて。3車体連接の「堺トラム」でも真横からスッキリと撮ることができる。
【2019年1月3日14時04分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停付近
大道筋はほぼ南北に走っているので、下り電車の側面に光が回るのは本当は午前中の
はずだが、そういう面ではありがたいのはこの曇り空。
影が落ちるのも光線状態も気にすること無く、撮ることができるのである。
もはや“標準塗装”の感もあるほど両数が多い「岡崎屋質店」の広告電車。
マニアックなところでは、モ161形と「堺トラム」を除いた各形式ではリニューアル
工事が進められており、その施工済み車は側面の「出口」「入口」の札を撤去し、
代わりに戸袋窓の窓ガラスに大書きされるようになった。
まぁ、分かりやすい...のは間違いなかろうが、個人的にはちょっと目立ちすぎて
撮っていて五月蠅いような気がしてしまうのである。
【2019年1月3日14時06分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停付近
お目当てのモ162号車が戻ってくるのを待っている時間...だからだが、こういう
撮り方も可能な訳で。ISO値を上げれば被写体ブレしないシャッター速度を確保
できるのは分かっていたが、ちょっと流し撮り。
画像を拡大して、よ~~~く見ると背景がちょっとだけ流れているのがわかる。
“金太郎塗り”は1957年(昭和32年)のモ501形車就役に伴って制定されたカラー。
写真で見ると、ずっとドン曇りだったような感じに見えるが、この時間帯、
空の雲はかなり急速に動いていて。陽が射したり曇ったり。
だから、<変態鉄>としては大いに悩んでいたのである。
そう、まもなくやってくるモ162号車は上り天王寺駅前ゆき。
それを撮ろうとすると南向きにカメラを構えることになるので、雲の切れ目から
陽が射してしまったら逆光になる。おとなしく後追いで撮るか、それとも
交差点の向こう側から“正面ドカン”で勝負を賭けるか!?
【2019年1月3日14時22分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停付近
直前まで空を眺めつつ、<変態鉄>が選択したのは交差点の向こう側。
上りホームのちょうど向かい側あたりの場所からカメラを構えたのだった。
一直線に続いている併用軌道区間、隣の神明町電停にモ162号車が到着しているのが
確認できる。その後ろにはオレンジ色の電車のヘッドライトが。後続電車は既に
大小路電停付近までやってきているのだろうか?!
堺市内区間でこうして電車が続いてやってくるシーン、普段のダイヤでは12分間隔
なので、貸切電車が入っていない限り撮ることができない。これも正月ならではの
光景なのである。
【2019年1月3日14時24分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停
そして綾ノ町電停に到着。カーブしている分、ホーム幅は不必要に広くて。
堺市内区間では電停のリニューアル工事が進められており、最近では宿院電停が
交差点を挟んで反対側に移転の上、上屋付きの新しいホームになったが、綾ノ町も
上りホームだけはリニューアル済み。下りホームは昔ながらの木製の上屋の残る
懐かしい感じのホームである。
花壇のある電停ホームに停車するモ162号車の姿を記録したら...
【2019年1月3日14時24分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停
数メートル左に動けば、“正面ドカン”で撮ることもできて。
目の前を東西に横切るクルマが途絶えると、いよいよ黄色の矢印信号が点灯して。
【2019年1月3日14時25分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停付近
電車はゆっくりと交差点を横切るのである。
こうして、堺市内区間を走る姿を収めた後は...
先ほど「赤・あびこ道」表示で松虫を通過していったモ161形車たち。
もしかしたら、再び“出動”しているかも知れないわけで。
それから...
【2019年1月3日15時01分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近
“初詣輸送”を撮りに来て、まだ、その“現場”である住吉大社へと足を運んで
いない<変態鉄>である。初詣...なのか、屋台の焼きそばなのか...、
その“主従関係”は別として、住吉鳥居前の様子を見に行こうと。(つづく)
…… ……
この記事がアップされて、間もなく。<変態鉄>は出撃するわけで。
すっかりハマりつつある只見線。
【2018年12月6日5時39分】 只見線・会津若松駅
先日、観光協会に問い合わせてみたら「今年は雪が少なくて...」とのこと。
やはり雪のない景色だとガッカリだろうが、でも大雪で運休はもっと避けたい訳で。
明日からしばらくの間、拙ブログの記事は<速報版>が続く予定。
結局、お正月の撮影記を2月まで繰り越す...という愚挙に出たわけで。
“お正月の大阪で”、続きは2月1日早朝にアップする記事から再開します。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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しかもローカル線撮影と違って、電車は数珠繋ぎになってドンドンやってくる。
夢中でカメラを向けていると、いつの間にか時間が経過しているのである。
「ええっ、もうこんな時間なの!?」
仕事中では絶対に味わうことのできない感覚。13時の松虫でモ161号車を撮ったら、
その前に通ったモ162号車が浜寺駅前ゆきだったことを思い出して。
【2019年1月3日14時25分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停
その戻ってくるところを堺市内区間で“迎え撃つ”と決めて、向かった先は
綾ノ町電停だった。
…… ……
2019年1月3日(木)晴れのち曇り
電車は我孫子道電停を出ると乗っていてもハッキリ分かるような急勾配を上って
大和川の鉄橋へ。渡り終えたところが大和川電停。ここから堺市内に入り、
堤防から下りたところで阪神高速の下を潜れば、高須神社電停。
古い家並みの中を専用軌道で進み、S字カーブを曲がり終えたところが
綾ノ町電停。
ここから3 kmあまり紀州街道(大道筋)の中央を走る、センターリザベーションの
併用軌道区間が続く。道幅50 mという大きな道路の中央に花々が植えられた植樹帯、
その内側に複線の線路が敷かれていて。
綾ノ町電停はその北端にあたる場所に位置していて、下り(浜寺駅前ゆき)の
ホームは専用軌道区間に、上り(天王寺駅前ゆき)のホームは交差点を挟んで
道路中央にある。
【2019年1月3日13時43分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停付近
ちょうどその交差点、黄色信号の誘導で電車が通過することもあって、
引きのとれるお手軽撮影地として、記録写真を撮るにはうってつけの場所でもある。
インターナショナルスクールの広告電車はオレンジ色のモ501号車。
【2019年1月3日14時04分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停
特に上りホームに停車中の姿を撮ると、車体を遮るものも何もなくて。
さらに、綾ノ町は比較的、乗降の多い電停でもあって信号待ちと合わせて停車時間も
長くて。3車体連接の「堺トラム」でも真横からスッキリと撮ることができる。
【2019年1月3日14時04分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停付近
大道筋はほぼ南北に走っているので、下り電車の側面に光が回るのは本当は午前中の
はずだが、そういう面ではありがたいのはこの曇り空。
影が落ちるのも光線状態も気にすること無く、撮ることができるのである。
もはや“標準塗装”の感もあるほど両数が多い「岡崎屋質店」の広告電車。
マニアックなところでは、モ161形と「堺トラム」を除いた各形式ではリニューアル
工事が進められており、その施工済み車は側面の「出口」「入口」の札を撤去し、
代わりに戸袋窓の窓ガラスに大書きされるようになった。
まぁ、分かりやすい...のは間違いなかろうが、個人的にはちょっと目立ちすぎて
撮っていて五月蠅いような気がしてしまうのである。
【2019年1月3日14時06分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停付近
お目当てのモ162号車が戻ってくるのを待っている時間...だからだが、こういう
撮り方も可能な訳で。ISO値を上げれば被写体ブレしないシャッター速度を確保
できるのは分かっていたが、ちょっと流し撮り。
画像を拡大して、よ~~~く見ると背景がちょっとだけ流れているのがわかる。
“金太郎塗り”は1957年(昭和32年)のモ501形車就役に伴って制定されたカラー。
写真で見ると、ずっとドン曇りだったような感じに見えるが、この時間帯、
空の雲はかなり急速に動いていて。陽が射したり曇ったり。
だから、<変態鉄>としては大いに悩んでいたのである。
そう、まもなくやってくるモ162号車は上り天王寺駅前ゆき。
それを撮ろうとすると南向きにカメラを構えることになるので、雲の切れ目から
陽が射してしまったら逆光になる。おとなしく後追いで撮るか、それとも
交差点の向こう側から“正面ドカン”で勝負を賭けるか!?
【2019年1月3日14時22分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停付近
直前まで空を眺めつつ、<変態鉄>が選択したのは交差点の向こう側。
上りホームのちょうど向かい側あたりの場所からカメラを構えたのだった。
一直線に続いている併用軌道区間、隣の神明町電停にモ162号車が到着しているのが
確認できる。その後ろにはオレンジ色の電車のヘッドライトが。後続電車は既に
大小路電停付近までやってきているのだろうか?!
堺市内区間でこうして電車が続いてやってくるシーン、普段のダイヤでは12分間隔
なので、貸切電車が入っていない限り撮ることができない。これも正月ならではの
光景なのである。
【2019年1月3日14時24分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停
そして綾ノ町電停に到着。カーブしている分、ホーム幅は不必要に広くて。
堺市内区間では電停のリニューアル工事が進められており、最近では宿院電停が
交差点を挟んで反対側に移転の上、上屋付きの新しいホームになったが、綾ノ町も
上りホームだけはリニューアル済み。下りホームは昔ながらの木製の上屋の残る
懐かしい感じのホームである。
花壇のある電停ホームに停車するモ162号車の姿を記録したら...
【2019年1月3日14時24分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停
数メートル左に動けば、“正面ドカン”で撮ることもできて。
目の前を東西に横切るクルマが途絶えると、いよいよ黄色の矢印信号が点灯して。
【2019年1月3日14時25分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停付近
電車はゆっくりと交差点を横切るのである。
こうして、堺市内区間を走る姿を収めた後は...
先ほど「赤・あびこ道」表示で松虫を通過していったモ161形車たち。
もしかしたら、再び“出動”しているかも知れないわけで。
それから...
【2019年1月3日15時01分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近
“初詣輸送”を撮りに来て、まだ、その“現場”である住吉大社へと足を運んで
いない<変態鉄>である。初詣...なのか、屋台の焼きそばなのか...、
その“主従関係”は別として、住吉鳥居前の様子を見に行こうと。(つづく)
…… ……
この記事がアップされて、間もなく。<変態鉄>は出撃するわけで。
すっかりハマりつつある只見線。
【2018年12月6日5時39分】 只見線・会津若松駅
先日、観光協会に問い合わせてみたら「今年は雪が少なくて...」とのこと。
やはり雪のない景色だとガッカリだろうが、でも大雪で運休はもっと避けたい訳で。
明日からしばらくの間、拙ブログの記事は<速報版>が続く予定。
結局、お正月の撮影記を2月まで繰り越す...という愚挙に出たわけで。
“お正月の大阪で”、続きは2月1日早朝にアップする記事から再開します。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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