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晩秋の只見線を撮りに(10=最終回)夢街道会津20号 [路線バスの旅]

あっという間にクリスマスも過ぎ、一気に年末へ。とはいえ、<変態鉄>は現在、
連勤のまっただ中、31日だけがお休みになりそうな。そう、2018年の“撮り納め”
を計画しているところ。

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【2018年12月5日14時23分】 只見線・会津宮下駅

さて、12月はじめの只見線の話題もいよいよ最終回。
今日のタイトルはJRバス関東の、会津若松からバスタ新宿までの高速バスの名前。
ゆきは新幹線、でも、帰りは高速バスにしたのである。

でも、その前に。

昨日の記事、七日町通りで撮った写真で、ご紹介したかった1枚が、それだけが
見つからなくて...

自分が気になった建物。撮ったような記憶があったのだが、それは単なる記憶違い
だったのか、はたまた...。

と、考えてみたら...

……  ……

2018年12月6日(木)曇り

「午後から雨」の予報、でも、雨の降り始めはちょっと遅れていたようで。
ドン曇りではあったものの、傘を差さずに七日町通りを1.5往復できたというのは...

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【2018年12月6日15時33分】 福島県会津若松市七日町付近

その途中、ちょっと気になった建物たちを。
昨日の記事でご紹介した中で...、こちらのお店の3階建てのビル、何ともモダンな
感じが何とも言えない。ということを記事に書きながら...

「このお店、通り沿いにもう1件あったはず...」と。
でも、<鉄>なことに比べると自信をもって書けなくて。“もう1件”は思い違い
記憶違いだったのだか...

確認してみたら、<速報版>に載せたから。だから、記事を書くのに使う写真を
入れるフォルダと別の所に保存していたのだった。

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【2018年12月6日15時26分】 福島県会津若松市七日町付近

ということで。こちらのお店は、2階建てでビルという感じは無く。いわゆる
“看板建築”だろうか、自分が小さかった頃、ちょうど昭和50年台から60年台に
かけてのことだが、東京にもこういう建物が残っていたような気がする。

壁面に書かれた「第二 チエンストアー」の文字も何とも言えない。
確かに同じ店名である。ということで「第一」が、野球用品中心になっている
3階建ての方だろうか。建築は昭和初期くらい...だろうか。
洋風のファサードは、外国から招いた技師ではなく地元の棟梁たちが、
見よう見まねで洋風建築に仕上げたと言われているが...。

東京で、いまもこういう建物が見られるところと言えば...。行ってこようか!?

16時半にはすっかり周囲は暗くなって。雨も降り出し、少し早かったが近くの
スーパーで、バスの車内で食べる弁当を買ってきた以外は何もせずに駅前の
バスターミナルの待合室で。

……  ……

喜多方始発だけあって「夢街道会津20号」は少し遅れ気味で到着。18:00を少し
回ってからの発車となった。会津若松を発車した時点でも、車内は3~4割の乗車率と
いった感じだろうか。なぜか、<変態鉄>は、ネット予約の時に「窓側希望」
としていたら、“1A”席を指定され。そう、シートベルトが腰の所だけで無くて
乗用車と同じ3点式のものになっていて。デ※には意外と苦になるものである。

乗降扉のすぐ後ろの席だけあって、フロントガラス越しの“前面展望”を。
ワイパーがせわしなく動いても、雨粒で視界が霞んで...

夜、悪天候の磐越自動車道から19時少し前に郡山JCTを通過、東北自動車道に入り。

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【2018年12月6日19時26分】 福島県白河市大字泉田字弁天山・阿武隈PA

休憩は阿武隈パーキング。小雨の降る中、19:35まで15分間の休憩時間。
とはいえ、トイレに行って自販機で飲み物を買えば発車時刻で。この時点で
「10分遅れ」とアナウンスがあったが...

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【2018年12月6日19時28分】 福島県白河市大字泉田字弁天山・阿武隈PA

東北道の中でも福島県内最後のパーキングが、この阿武隈だそうで。
出発すれば間もなく関東地方へ。そう、会津若松から電車なら郡山まで1時間半ほど
かかるのに、高速道路なら...

郡山、福島、いわきと会津若松からの高速バスが頻繁に発着しているのが
理解できるような気がする。福島へも郡山へも、JR利用より速くて確実に座れて。
ローカル列車だけになって久しい磐越西線だが、都市間輸送という面では、もはや
高速バスに太刀打ちできなくなってきているということだろうか?

続いて...

10月の時は福島駅前からの「あぶくま」号だったが、そのときと同じ羽生PAでの
休憩は21時過ぎ。この頃には雨も上がっていて。

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【2018年12月6日21時05分】 埼玉県羽生市弥勒字五軒・羽生PA

というわけで、東京まであと少し。羽生PAに停車するのは、JRバス関東車に
よる「夢街道会津20号」である。

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【2018年12月6日21時05分】 埼玉県羽生市弥勒字五軒・羽生PA

以前の記事でもご紹介した通り、ここのパーキングエリア。
コンセプトは「鬼平江戸処」だそうで...。江戸の街並みを再現しているのだとか。

とはいえ、真っ暗で。コンデジで写真を撮るのはなかなか苦労するのだが...

羽生PAを出れば、20分ほどで浦和の料金所を通過し、一気に都内へ。
荒川にかかる橋を渡ればすぐに高速を下りて一般道へ。都電荒川線が見えてきたら
王子駅前バス停である。意外だったのは池袋では無くて、乗客の大半が王子駅前で
下車したこと。22時が近づき、明治通りも順調そのもの。池袋からは
加越能バスの、氷見・富山からの便に続行する形になり、そのままバスタ新宿へ。

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【2018年12月6日22時28分】 東京都渋谷区代々木・バスタ新宿

ほぼ定刻の22:25頃にバスタ新宿に到着したのだった。

何だかあっという間だったような...

第1只見川橋梁の大俯瞰は“撃沈”ではなかったものの、満足できる出来映えと
言うわけでもなく。他にも...、大俯瞰ばかりを追求してキハを“接近戦”で
撮るような撮影地に行くことが叶わず。

そのあたりが次の“出撃”への課題となりそうな...

それから。水害で分断状態にある新潟県側にも行ってみたくて。
いずれにせよ、雪深い地域なので、一度、スノーシューを付けてみて...
そういうシーズンの景色も撮ってきたいと思っている。

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【2000年7月6日】 只見線・小出駅

いまでは見ることができない、小出駅で東北色のキハが2編成並んで停車中の姿。
発車前のキハの姿を撮ったことは覚えているものの、小出駅は乗り換えただけ。

街の印象なども全然無いのである。それから...

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【2000年7月6日】 只見線・只見駅

その、小出駅で撮ったキハに乗り込んで。途中の只見駅で交換待ちだっただろうか、
まとまった停車時間があったので、ホームの情景と合わせてスナップしていた。

よく見れば、乗務員室扉の所に駅員さんが。このときのネガを見る限り、当時の
<変態鉄>が撮ろうとしていたのは、キハの姿。たぶん、このとき、ココロの中では
駅員さんに「早くどいてくれないかなぁ...」と思っていたはず。

そんな18年前の自分の愚かさに腹が立ってならない。よく見れば、その左手に
握られているのはタブレットである。なぜ、通票交換のシーンを撮ろうと
思わなかったのだろうか、当時の自分を殴ってやりたい心境である。

会津川口駅同様、この駅もあまり変わっていないのだろうか?!

記事を書きながら、また只見線に行きたくなっている<変態鉄>である。
何だかんだと言いながら、しばらくの間、只見線通いが続きそうな、
そんな予感すらしてくる「二度目の只見線」だった。(おわり)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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