秋深まる会津路へ(8)会津鶴ヶ城 <後編> +α [町歩き(鉄分薄め)]
体調も芳しくないのだが、何だかんだで折り合いを付けながら...。
今月最後の週に、休みを取って撮影に行こうと構想...というか妄想していたら。
そう、この路線が“本命”。
【2018年4月5日9時29分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停
そして、“対抗”は...
こちらのキハ。
【2015年10月27日8時27分】 高徳線・屋島-木太町
さらには、大穴が...
…… ……
実はスノーシューとか、アレとか、コレとか...
本格的な“雪装備”を買って。
【2018年10月29日6時54分】 只見線・会津高田-会津本郷
そう、このまま引き下がるわけにはいかない...と。雪の只見線に飛び込もうかと
思ったりもしていた。
でも、でも...
仕事が少々、マズい方向に進んでいるのである。発注の〆切日に間に合わないことが
確定している中で、その担当者が休暇をとる...というのが、果たして可能か否か。
これは、会社員<鉄>としては、すでに絶望的な気分になるのである。
今週も公休日返上で作業にあたっているのだが...。何とか1日でも休みを捻出して
撮りに行きたいと、それだけを目指して頑張っている次第。
今月末の記事が<速報版>になるか、それとも、貯めてある撮影記を“放流”
している段階か、そこのところに乞うご期待...といった感じだが。
ちなみに明日、というか今日、木曜日は大学病院に出向かないといけない。
先日の手術の後、その経過を診てもらうことになっている。
というわけで。
10月29日は、1日中、どんよりと曇っていた。時折、雨がパラつくこともあって。
折りたたみ傘をもって外出していた。
2018年10月29日(月)曇り一時雨
いよいよ天守閣へ。
【2018年10月29日13時20分】 福島県会津若松市追手町・若松城
内部は一方通行で順路が完全に決まっており。ツアー客を中心に多彩な言語が
飛びかっており。その“順路”も、ちょっと渋滞気味。
展示を何も見ないで、先へ先へと急いでいる人たちも少なくなく。
石垣の内部というのは、食物の貯蔵庫のような感じで使われていたのだとか。
でも、不惑を迎えて...<変態鉄>、こういう展示を見るときの見方も変わってきた。
こういう“再現”とか“模型”とか映像資料などよりも、“一次資料”というの
だろうか。例えば、当時の書状など...、見たところで何が書いてあるのか
読み取れるものでもないのだが、ガラスケースに顔をくっつけて眺めることが
多くなった。
<鉄>系の博物館に行ったときも、実物車両の展示の見学も、ほどほどに、
例えば、明治、大正期などに路線を敷設する際に交付された書面など、
当時の資料を眺める時間が増えた気がする。
でも、鶴ヶ城もそうだったが、そういうところほど「撮影禁止」ということで。
館内は戊辰戦争の前後の会津藩をめぐるものの展示に統一されており。
歴史に疎い<変態鉄>にとっては、ここで様々な展示を見て、ようやく流れが
分かった部分もあって。
ということで、天守閣内部の展示は写真を撮ることができなかったので割愛。
4階と5階(事実上、5階だけだが...)が展望台になっており。
【2018年10月29日13時56分】 福島県会津若松市追手町・若松城
確か、北の方を見たところだったかと。
正面の大通りの先の方に見えるベージュ色の建物が、駅前にある大手チェーンの
ホテルだったような気がする。
【2018年10月29日13時59分】 福島県会津若松市追手町・若松城
“会津盆地”というだけあって、もちろん周囲は四方を山に囲まれているわけで。
これは南を向いて撮ったのだろうか!?
何だか記憶が曖昧な訳で。
ということで、順路として5階の展望台が最後になっていて、ここからは階段を
下りると自然に、お土産さんに突入するようにできているのである。
ただ、<変態鉄>としては、ここは完全にスルー。
「百名城スタンプ」など、ちょっと気になったが、生憎、スタンプ帳を
持参しておらず。そう、「会津若松をいつ再訪できるか...」を考えながら
歩いていたわけで。
【2018年10月29日14時05分】 福島県会津若松市追手町・若松城
<撮り鉄>の中にも、(写真にも)さまざまな“ジャンル”があって。
カタログ写真的に、停まっている姿を斜め前からしっかりと写し止めるのが
「形式写真」。そのせいだろうか、お城でも何でも、周囲に余計なものを
何も入れないで、全景をバッチリと写した“形式写真的な1枚”を撮らないと
気が済まない<変態鉄>なのである。
多くの観光客に阻まれて。それにしても、老いも若いも、皆さん、通道の真ん中で
長時間停まってはスマホに見入っており、シャッターチャンスを待つのに、
かなり苦労したのだった。
【2018年10月29日14時07分】 福島県会津若松市追手町・若松城
さて、決まった時刻に集合すると、カラフルなビブスのようなのを身につけた
ボランティアガイドが案内してくれる...というのもあるが、意外と人と話すのが
苦手な<変態鉄>としては...
でも、フツーに近くを通りかかったフリをして、ちょっとだけ聞き耳を立てると。
1枚上の写真にも写っている立派な門は、“正面玄関”的な位置づけの
「鉄(くろがね)門」だろうか。
【2018年10月29日14時07分】 福島県会津若松市追手町・若松城
フツーに歩いて通り過ぎようとした<変態鉄>の耳に、そのガイドさんの声が。
「よく探して下さい!! ハート型の石があって...」
案内してもらっているオバチャンたちのグループ、一人がパッと見つけたようで、
自慢して大はしゃぎ。そのおかげで、<変態鉄>も瞬時に発見できたのである。
【2018年10月29日14時08分】 福島県会津若松市追手町・若松城
この会津鶴ヶ城の石垣には、もう1箇所、ハート型の石が確認されており、
そちらの方が大きいのだとか...
【2018年10月29日14時14分】 福島県会津若松市追手町付近
というわけで、あっという間に1時間ほどの散策。鉄門を後に元来た道に戻って。
途中の道沿いで、こんなシーンを撮っていたら、すんでのところで路線バスが
行ってしまって。このとき、14時過ぎ。
…… ……
会津若松駅は、若松の町の北の町外れに近い位置にあって。お城など、昔からの
中心部へは会津若松駅よりも只見線の七日町か西若松駅の方が近いのである。
その西若松駅のすぐ先(?)で、只見線は阿賀川にかかる長い鉄橋を渡る。
「西若松駅の近くまで来ているのだから、ちょっと橋の様子を見に...」
あとで調べれば、何とも無茶なことを考えていた訳で。
だいたい方角的にはあっていたはずなのに...
イライラし始めてきたとき、ようやく西若松駅北側の踏切を通過。
その踏切自体は、周囲に住宅が建て込んでいて、道もクルマの通行量が多くて
撮影は無理そうだったが...
う~ん、遠いっ!!
靴が足に合っていなかったのか、歩いているのが苦痛なくらい痛くなってきて。
途中、道ばたで一休みして、おもむろに靴下を脱いで、足裏に絆創膏を貼り始める
そんな単なる不審者になっていた<変態鉄>。
ようやく阿賀川が見えてきた...と喜び勇んで住宅街の中をショートカットしようと
したら、堤防を目の前にして堤防に上がれない袋小路のようなところへ...
無理矢理、用水路を飛び越えて堤防の法面をよじ登り...
もう、無茶苦茶である。15時をとうに回って、まもなく城をでて1時間ほど
歩き続けたことになるわけで。
どこを歩いているかすら、わからなくなっていた<変態鉄>。
ようやく見覚えがある場所...と思ったのは、お昼に会津高田駅前から乗ってきた
路線バスで通った「高田橋北」バス停付近から。
その高田橋から只見線の鉄橋までは直線距離で1 kmほど。
とうとう時刻は15時半。そう、朝下っていった“East-i”が会津川口駅から戻る
時刻なのである。
【2018年10月29日15時21分】 只見線・会津本郷-西若松
と、思って高田橋の中程からカメラを向けてみると、ちょうど“撮りごろ”な場所で
河川敷...というか、中州の整備工事が進められていて。う~ん。
たぶん、6月ごろの陽が長い時期でない限り、晴れれば逆光になるはずの場所。
これなら(重機がいなければ)、朝の4連キハだって撮れそうな場所である。
<変態鉄>が橋の中央付近に着いてバッグを置いてカメラを取り出した直後、
タイフォンの音が聞こえてきて(← たぶん、会津本郷駅通過の合図?!)
【2018年10月29日15時21分】 只見線・会津本郷-西若松
すかさず、カメラをタテ位置に持ち替えて。
只見線の線路のすぐ後ろ側に、ゴルフ練習場があって。そのネットの支柱が
ちょっと気になるが、「阿賀川鉄橋を渡る“East-i”」、捕獲成功だった。
あとで調べてみたら、鶴ヶ城から阿賀川鉄橋までは道のりにして、5 km程度
あったようで。もう、足はガクガク。でも、ちょっとだけラッキーだったのは
「高田橋北」バス停に戻ったら、ほとんど待つことなく、若松駅前ゆきのバスが
やって来たこと。歩くと辛かった道も、路線バスなら10分程度で。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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今月最後の週に、休みを取って撮影に行こうと構想...というか妄想していたら。
そう、この路線が“本命”。
【2018年4月5日9時29分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停
そして、“対抗”は...
こちらのキハ。
【2015年10月27日8時27分】 高徳線・屋島-木太町
さらには、大穴が...
…… ……
実はスノーシューとか、アレとか、コレとか...
本格的な“雪装備”を買って。
【2018年10月29日6時54分】 只見線・会津高田-会津本郷
そう、このまま引き下がるわけにはいかない...と。雪の只見線に飛び込もうかと
思ったりもしていた。
でも、でも...
仕事が少々、マズい方向に進んでいるのである。発注の〆切日に間に合わないことが
確定している中で、その担当者が休暇をとる...というのが、果たして可能か否か。
これは、会社員<鉄>としては、すでに絶望的な気分になるのである。
今週も公休日返上で作業にあたっているのだが...。何とか1日でも休みを捻出して
撮りに行きたいと、それだけを目指して頑張っている次第。
今月末の記事が<速報版>になるか、それとも、貯めてある撮影記を“放流”
している段階か、そこのところに乞うご期待...といった感じだが。
ちなみに明日、というか今日、木曜日は大学病院に出向かないといけない。
先日の手術の後、その経過を診てもらうことになっている。
というわけで。
10月29日は、1日中、どんよりと曇っていた。時折、雨がパラつくこともあって。
折りたたみ傘をもって外出していた。
2018年10月29日(月)曇り一時雨
いよいよ天守閣へ。
【2018年10月29日13時20分】 福島県会津若松市追手町・若松城
内部は一方通行で順路が完全に決まっており。ツアー客を中心に多彩な言語が
飛びかっており。その“順路”も、ちょっと渋滞気味。
展示を何も見ないで、先へ先へと急いでいる人たちも少なくなく。
石垣の内部というのは、食物の貯蔵庫のような感じで使われていたのだとか。
でも、不惑を迎えて...<変態鉄>、こういう展示を見るときの見方も変わってきた。
こういう“再現”とか“模型”とか映像資料などよりも、“一次資料”というの
だろうか。例えば、当時の書状など...、見たところで何が書いてあるのか
読み取れるものでもないのだが、ガラスケースに顔をくっつけて眺めることが
多くなった。
<鉄>系の博物館に行ったときも、実物車両の展示の見学も、ほどほどに、
例えば、明治、大正期などに路線を敷設する際に交付された書面など、
当時の資料を眺める時間が増えた気がする。
でも、鶴ヶ城もそうだったが、そういうところほど「撮影禁止」ということで。
館内は戊辰戦争の前後の会津藩をめぐるものの展示に統一されており。
歴史に疎い<変態鉄>にとっては、ここで様々な展示を見て、ようやく流れが
分かった部分もあって。
ということで、天守閣内部の展示は写真を撮ることができなかったので割愛。
4階と5階(事実上、5階だけだが...)が展望台になっており。
【2018年10月29日13時56分】 福島県会津若松市追手町・若松城
確か、北の方を見たところだったかと。
正面の大通りの先の方に見えるベージュ色の建物が、駅前にある大手チェーンの
ホテルだったような気がする。
【2018年10月29日13時59分】 福島県会津若松市追手町・若松城
“会津盆地”というだけあって、もちろん周囲は四方を山に囲まれているわけで。
これは南を向いて撮ったのだろうか!?
何だか記憶が曖昧な訳で。
ということで、順路として5階の展望台が最後になっていて、ここからは階段を
下りると自然に、お土産さんに突入するようにできているのである。
ただ、<変態鉄>としては、ここは完全にスルー。
「百名城スタンプ」など、ちょっと気になったが、生憎、スタンプ帳を
持参しておらず。そう、「会津若松をいつ再訪できるか...」を考えながら
歩いていたわけで。
【2018年10月29日14時05分】 福島県会津若松市追手町・若松城
<撮り鉄>の中にも、(写真にも)さまざまな“ジャンル”があって。
カタログ写真的に、停まっている姿を斜め前からしっかりと写し止めるのが
「形式写真」。そのせいだろうか、お城でも何でも、周囲に余計なものを
何も入れないで、全景をバッチリと写した“形式写真的な1枚”を撮らないと
気が済まない<変態鉄>なのである。
多くの観光客に阻まれて。それにしても、老いも若いも、皆さん、通道の真ん中で
長時間停まってはスマホに見入っており、シャッターチャンスを待つのに、
かなり苦労したのだった。
【2018年10月29日14時07分】 福島県会津若松市追手町・若松城
さて、決まった時刻に集合すると、カラフルなビブスのようなのを身につけた
ボランティアガイドが案内してくれる...というのもあるが、意外と人と話すのが
苦手な<変態鉄>としては...
でも、フツーに近くを通りかかったフリをして、ちょっとだけ聞き耳を立てると。
1枚上の写真にも写っている立派な門は、“正面玄関”的な位置づけの
「鉄(くろがね)門」だろうか。
【2018年10月29日14時07分】 福島県会津若松市追手町・若松城
フツーに歩いて通り過ぎようとした<変態鉄>の耳に、そのガイドさんの声が。
「よく探して下さい!! ハート型の石があって...」
案内してもらっているオバチャンたちのグループ、一人がパッと見つけたようで、
自慢して大はしゃぎ。そのおかげで、<変態鉄>も瞬時に発見できたのである。
【2018年10月29日14時08分】 福島県会津若松市追手町・若松城
この会津鶴ヶ城の石垣には、もう1箇所、ハート型の石が確認されており、
そちらの方が大きいのだとか...
【2018年10月29日14時14分】 福島県会津若松市追手町付近
というわけで、あっという間に1時間ほどの散策。鉄門を後に元来た道に戻って。
途中の道沿いで、こんなシーンを撮っていたら、すんでのところで路線バスが
行ってしまって。このとき、14時過ぎ。
…… ……
会津若松駅は、若松の町の北の町外れに近い位置にあって。お城など、昔からの
中心部へは会津若松駅よりも只見線の七日町か西若松駅の方が近いのである。
その西若松駅のすぐ先(?)で、只見線は阿賀川にかかる長い鉄橋を渡る。
「西若松駅の近くまで来ているのだから、ちょっと橋の様子を見に...」
あとで調べれば、何とも無茶なことを考えていた訳で。
だいたい方角的にはあっていたはずなのに...
イライラし始めてきたとき、ようやく西若松駅北側の踏切を通過。
その踏切自体は、周囲に住宅が建て込んでいて、道もクルマの通行量が多くて
撮影は無理そうだったが...
う~ん、遠いっ!!
靴が足に合っていなかったのか、歩いているのが苦痛なくらい痛くなってきて。
途中、道ばたで一休みして、おもむろに靴下を脱いで、足裏に絆創膏を貼り始める
そんな単なる不審者になっていた<変態鉄>。
ようやく阿賀川が見えてきた...と喜び勇んで住宅街の中をショートカットしようと
したら、堤防を目の前にして堤防に上がれない袋小路のようなところへ...
無理矢理、用水路を飛び越えて堤防の法面をよじ登り...
もう、無茶苦茶である。15時をとうに回って、まもなく城をでて1時間ほど
歩き続けたことになるわけで。
どこを歩いているかすら、わからなくなっていた<変態鉄>。
ようやく見覚えがある場所...と思ったのは、お昼に会津高田駅前から乗ってきた
路線バスで通った「高田橋北」バス停付近から。
その高田橋から只見線の鉄橋までは直線距離で1 kmほど。
とうとう時刻は15時半。そう、朝下っていった“East-i”が会津川口駅から戻る
時刻なのである。
【2018年10月29日15時21分】 只見線・会津本郷-西若松
と、思って高田橋の中程からカメラを向けてみると、ちょうど“撮りごろ”な場所で
河川敷...というか、中州の整備工事が進められていて。う~ん。
たぶん、6月ごろの陽が長い時期でない限り、晴れれば逆光になるはずの場所。
これなら(重機がいなければ)、朝の4連キハだって撮れそうな場所である。
<変態鉄>が橋の中央付近に着いてバッグを置いてカメラを取り出した直後、
タイフォンの音が聞こえてきて(← たぶん、会津本郷駅通過の合図?!)
【2018年10月29日15時21分】 只見線・会津本郷-西若松
すかさず、カメラをタテ位置に持ち替えて。
只見線の線路のすぐ後ろ側に、ゴルフ練習場があって。そのネットの支柱が
ちょっと気になるが、「阿賀川鉄橋を渡る“East-i”」、捕獲成功だった。
あとで調べてみたら、鶴ヶ城から阿賀川鉄橋までは道のりにして、5 km程度
あったようで。もう、足はガクガク。でも、ちょっとだけラッキーだったのは
「高田橋北」バス停に戻ったら、ほとんど待つことなく、若松駅前ゆきのバスが
やって来たこと。歩くと辛かった道も、路線バスなら10分程度で。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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