消印の中の鉄道情景(61)西金沢駅前郵便局(石川県) [消印の中の鉄道情景]
8月26日に富山地鉄を撮って以来、先日、新金貨物線をちょっと撮ってきただけ。
カメラを触る機会すら、ほぼ無いという状況の<変態鉄>...ということになれば、
もちろん、拙ブログは「ネタ切れ」を迎えてしまうわけであって。
“台風に向かって吹き込む、南からの強い風で...”
土曜日の晩、わが地元、京王電鉄は「日曜朝にかけて運休などが...」という
告知まで出ていたのだが、幸い、東京はほとんど影響が無くて。この季節になって
久々の真夏日にちょっと...でも、ある意味、“撮影日和”だったかも知れない。
そんな日に自宅でゴロゴロして過ごしているのだから、<鉄>としては...
ということで、ネタ切れ恒例(?)、集めた風景印のコレクションから。
JR北陸本線で金沢の1つ隣の駅が西金沢。1時間に上下2本ずつ程度の普通電車が
停車するだけの住宅地にある小さな駅である。
駅舎はイマドキ風の橋上駅舎になっていて金沢に向かう人たちでホームは
混み合っていた。この朝、<変態鉄>はヒコーキで小松に着いたのだが、
金沢に向かうのに1つ手前の駅で下車した目的は、駅の近くの郵便局に立ち寄る
ことにあった。
…… ……
2018年8月10日(金)曇りのち雨
西金沢駅で電車を降りるのは<変態鉄>にとっては、このときが2度目だった。
JR線の西金沢駅を出ると、すぐ目の間に小さな踏切がある。
【2018年8月10日11時35分】 北陸鉄道石川線・新西金沢駅付近
JR西金沢駅の駅前広場を横切るように走っているのが、北陸鉄道石川線の線路。
初訪問の時は、その北鉄電車に乗ることが目的だった。10年くらい前だろうか、
白山比咩神社に近い、加賀一ノ宮駅まで走っていた当時である。(→ こちら)
小さなロータリーのある駅前広場...という感じだが、その踏切を渡って少し歩くと
片側1車線くらいの商店街というか、昔ながらの街を貫く県道195号線にでる。
そこを歩くこと5分ほど。道路の向かい側に小さな郵便局が見えてくる。
【2018年8月10日11時35分】 石川県金沢市米泉町付近
西金沢駅前郵便局。
いつも通り、ハガキを1枚購入してそこに風景印を押して貰った。
その意匠が...
上と下に電車が描かれ、中央には、いまの新幹線の高架(金沢から白山市にある
車両基地までの回送線)だと思われるような線も描かれていて。
「西金沢駅」の表示は、実際には、かなり目立たないサイズなのだが...
まぁ、そこは気にしないことにして。上に載せた、北鉄電車の踏切越しに見る
JR西金沢駅の様子をよく表しているような気がする。
でも...
偶然、印影が不鮮明な押印だったこともあるのかも知れないが、この電車は...
<鉄>ブログとしては、そこが一番気になるもので。
まず、上の電車。前面はちょっとゴチャゴチャしてしまっているが、車体側面。
運転台後ろに客窓が2つほど、その後ろに客ドア、しかも縦線が3本見えて
両開きドアのように見える。
つまり...
【2009年5月1日20時13分】 北陸本線(当時)・糸魚川駅
北陸本線を走っていた413系電車のように見えるのである。
そう思って見直してみれば、前面も153系電車からの伝統の国鉄型電車の前面の
フォルムに見えてくるから不思議なもので。
ちなみに、この電車、いまはステンレス車体でワンマン運転にも対応した521系に
置き換えられ、北陸本線では見られないが「あいの風とやま鉄道」には残っていて
車両の検査を松任にあるJRの車両所に委託している関係で、時折、回送では
通っているようだが...
【2009年3月19日10時23分】 北陸本線(当時)・富山駅(後追い)
と言うわけで、まだ「JR北陸本線の富山駅」だった頃の地平ホームから撮った
413系電車である。白地に青帯の「北陸色」で活躍していた当時の姿が、
<変態鉄>にとっては、一番、シックリ来る。このあたり、いまは新幹線の高架が
通っている。奥に神通川鉄橋が見えているのも懐かしい限り。
そして、下の電車は...!? これが謎なのである。
見づらいながら、正面の屋根肩のところの具合を見れば、この電車、切妻車体で
結構、“平面的な顔”に見えるのである。
ということは...
旧東急7000系の北鉄7000系電車。そう思ってみてみれば...
【2008年9月4日16時20分】 北陸鉄道石川線・新西金沢駅付近
電車の横に描かれているのは、ホーム上にある小さな上屋だろうか。
駅前の踏切のすぐ横に「新西金沢駅」がある。この写真の左側に小さな平屋建ての
駅舎があって、そこから構内踏切を渡った先に2両編成の電車が窮屈そうに停まる
小さなホームがある。
印影の切妻車体の電車だが...
【2008年9月4日16時20分】 北陸鉄道石川線・新西金沢駅付近
東急7000系は東急での引退後、その多くが地方私鉄に譲渡された。
短編成化に伴って必要になった先頭車は中間車の運転台取り付け改造で。
ちなみに、これはJR西※本の手抜き先頭車化改造とは違う。
普通鋼製の車体と違って、ステンレス車というのは車体の骨組みに手を入れる
ような改造が技術的に難しいのだとか。
この先頭車化改造車の場合、オデコの部分はスカスカ感があるほどスッキリ
しているのだが...
風景印をよく見てみると、オデコ部分に角型の標識灯のように見えるモノが。
オリジナルの顔には、それがあるのだが...う~ん。
両者の印象が混ざったような画になっているように見えるのである。
尤も、北鉄石川線のもう1つの電車。
【2018年8月10日11時36分】 北陸鉄道石川線・新西金沢駅付近(後追い)
こちらではレアな存在の7700形で無いことは明らかで。
と言うわけで、この風景印、下側の電車は北鉄っぽいとは思うのだが、
どの車両なのかは判別できなかったのである。
そうなると...
【2018年8月10日11時49分】 石川県金沢市西金沢付近
う~ん、これを確かめるためにもう1回、金沢まで行ってこようか!?
と、そんなことを考えている<変態鉄>だったのである。
すでに日付変わって月曜、今日は会社でちょっと面倒な打合せ。
そして、火曜日は朝一番で大学病院に行ってこないといけないのである。
と言うわけで、倉敷にキハに会いに行くまで、まだまだ憂鬱な日々が続いてしまう
<変態鉄>なのである。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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カメラを触る機会すら、ほぼ無いという状況の<変態鉄>...ということになれば、
もちろん、拙ブログは「ネタ切れ」を迎えてしまうわけであって。
“台風に向かって吹き込む、南からの強い風で...”
土曜日の晩、わが地元、京王電鉄は「日曜朝にかけて運休などが...」という
告知まで出ていたのだが、幸い、東京はほとんど影響が無くて。この季節になって
久々の真夏日にちょっと...でも、ある意味、“撮影日和”だったかも知れない。
そんな日に自宅でゴロゴロして過ごしているのだから、<鉄>としては...
ということで、ネタ切れ恒例(?)、集めた風景印のコレクションから。
JR北陸本線で金沢の1つ隣の駅が西金沢。1時間に上下2本ずつ程度の普通電車が
停車するだけの住宅地にある小さな駅である。
駅舎はイマドキ風の橋上駅舎になっていて金沢に向かう人たちでホームは
混み合っていた。この朝、<変態鉄>はヒコーキで小松に着いたのだが、
金沢に向かうのに1つ手前の駅で下車した目的は、駅の近くの郵便局に立ち寄る
ことにあった。
…… ……
2018年8月10日(金)曇りのち雨
西金沢駅で電車を降りるのは<変態鉄>にとっては、このときが2度目だった。
JR線の西金沢駅を出ると、すぐ目の間に小さな踏切がある。
【2018年8月10日11時35分】 北陸鉄道石川線・新西金沢駅付近
JR西金沢駅の駅前広場を横切るように走っているのが、北陸鉄道石川線の線路。
初訪問の時は、その北鉄電車に乗ることが目的だった。10年くらい前だろうか、
白山比咩神社に近い、加賀一ノ宮駅まで走っていた当時である。(→ こちら)
小さなロータリーのある駅前広場...という感じだが、その踏切を渡って少し歩くと
片側1車線くらいの商店街というか、昔ながらの街を貫く県道195号線にでる。
そこを歩くこと5分ほど。道路の向かい側に小さな郵便局が見えてくる。
【2018年8月10日11時35分】 石川県金沢市米泉町付近
西金沢駅前郵便局。
いつも通り、ハガキを1枚購入してそこに風景印を押して貰った。
その意匠が...
上と下に電車が描かれ、中央には、いまの新幹線の高架(金沢から白山市にある
車両基地までの回送線)だと思われるような線も描かれていて。
「西金沢駅」の表示は、実際には、かなり目立たないサイズなのだが...
まぁ、そこは気にしないことにして。上に載せた、北鉄電車の踏切越しに見る
JR西金沢駅の様子をよく表しているような気がする。
でも...
偶然、印影が不鮮明な押印だったこともあるのかも知れないが、この電車は...
<鉄>ブログとしては、そこが一番気になるもので。
まず、上の電車。前面はちょっとゴチャゴチャしてしまっているが、車体側面。
運転台後ろに客窓が2つほど、その後ろに客ドア、しかも縦線が3本見えて
両開きドアのように見える。
つまり...
【2009年5月1日20時13分】 北陸本線(当時)・糸魚川駅
北陸本線を走っていた413系電車のように見えるのである。
そう思って見直してみれば、前面も153系電車からの伝統の国鉄型電車の前面の
フォルムに見えてくるから不思議なもので。
ちなみに、この電車、いまはステンレス車体でワンマン運転にも対応した521系に
置き換えられ、北陸本線では見られないが「あいの風とやま鉄道」には残っていて
車両の検査を松任にあるJRの車両所に委託している関係で、時折、回送では
通っているようだが...
【2009年3月19日10時23分】 北陸本線(当時)・富山駅(後追い)
と言うわけで、まだ「JR北陸本線の富山駅」だった頃の地平ホームから撮った
413系電車である。白地に青帯の「北陸色」で活躍していた当時の姿が、
<変態鉄>にとっては、一番、シックリ来る。このあたり、いまは新幹線の高架が
通っている。奥に神通川鉄橋が見えているのも懐かしい限り。
そして、下の電車は...!? これが謎なのである。
見づらいながら、正面の屋根肩のところの具合を見れば、この電車、切妻車体で
結構、“平面的な顔”に見えるのである。
ということは...
旧東急7000系の北鉄7000系電車。そう思ってみてみれば...
【2008年9月4日16時20分】 北陸鉄道石川線・新西金沢駅付近
電車の横に描かれているのは、ホーム上にある小さな上屋だろうか。
駅前の踏切のすぐ横に「新西金沢駅」がある。この写真の左側に小さな平屋建ての
駅舎があって、そこから構内踏切を渡った先に2両編成の電車が窮屈そうに停まる
小さなホームがある。
印影の切妻車体の電車だが...
【2008年9月4日16時20分】 北陸鉄道石川線・新西金沢駅付近
東急7000系は東急での引退後、その多くが地方私鉄に譲渡された。
短編成化に伴って必要になった先頭車は中間車の運転台取り付け改造で。
ちなみに、これはJR西※本の手抜き先頭車化改造とは違う。
普通鋼製の車体と違って、ステンレス車というのは車体の骨組みに手を入れる
ような改造が技術的に難しいのだとか。
この先頭車化改造車の場合、オデコの部分はスカスカ感があるほどスッキリ
しているのだが...
風景印をよく見てみると、オデコ部分に角型の標識灯のように見えるモノが。
オリジナルの顔には、それがあるのだが...う~ん。
両者の印象が混ざったような画になっているように見えるのである。
尤も、北鉄石川線のもう1つの電車。
【2018年8月10日11時36分】 北陸鉄道石川線・新西金沢駅付近(後追い)
こちらではレアな存在の7700形で無いことは明らかで。
と言うわけで、この風景印、下側の電車は北鉄っぽいとは思うのだが、
どの車両なのかは判別できなかったのである。
そうなると...
【2018年8月10日11時49分】 石川県金沢市西金沢付近
う~ん、これを確かめるためにもう1回、金沢まで行ってこようか!?
と、そんなことを考えている<変態鉄>だったのである。
すでに日付変わって月曜、今日は会社でちょっと面倒な打合せ。
そして、火曜日は朝一番で大学病院に行ってこないといけないのである。
と言うわけで、倉敷にキハに会いに行くまで、まだまだ憂鬱な日々が続いてしまう
<変態鉄>なのである。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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こんにちは
北陸方面へしばらく行っていないので
富山地鉄の記事など興味深く拝見しました
冬の立山連峰や魚がこれから美味しいんでしょうね
by gardenwalker (2018-10-08 11:01)
gardenwalkerさん
コメントありがとうございます。
冬は立山連峰がクッキリ見えると、嬉しくなるものですが...
天気が変わりやすいこともあり。
その分、思い通りに撮れたときの喜びも。
地鉄も車両の更新が進むとの話もありますので、
自分も今の姿を記録しておきたいと思っています。
by ferrum_queserasera (2018-10-09 00:25)