SSブログ

8月の富山に「ちてつ」を追って(12)久々の月岡にて。 [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]

どうしても仕事が...、昨日は1日お休みさせていただいた、この話題。
で8月の撮影記を未だに引っ張っているのは毎度のことではあるのだが...

それにしても、拙ブログに「速報版」が、ずっと無いのは...
そう、結局、9月はキハはおろか、一度もカメラに触れる機会も無いまま
終わろうとしている...というか、仕事の予定と天気予報を見比べたら、もう
事実上の確定なのである。久々に1ヶ月間、キハはおろか、1枚も撮らなかったという
<鉄>ブロガーとしては、あるまじき状況である。

ということで、ネタ切れ回避のために当分の間、この8月26日の富山地鉄の話題を
引っ張り続ける拙ブログなのである。

21_DPP_00004208.JPG
【2018年8月26日10時16分】 富山地鉄・電鉄富山駅

ところで、お気づきだろうか!?
この記事のトップ写真、昨日を除けば、ここ数日間のトップ写真は
本線での運転を終えて、次に上滝不二越線に入るべく折返し待ちをしている
モハ10026号車。「普通 上市ゆき」の方向板が外され、
「南富山経由 岩峅寺ゆき」のピンク色の方向板に付け替えられるシーンの
“連続写真”になっていたのである。

方向幕を黒い紙で目隠しして、そして、普段はクハ175号車と繋がっているはずの
連結器にも、連結器カバーが付けられて。本当に2両編成になっていたのである。
1日だけのこの姿。今年の<変態鉄>にとって、最も嬉しかった1枚かも知れない。

……  ……

2018年8月26日(日)晴れ

11時に月岡駅を発車するところを撮って、その10020形編成は2駅先の上滝駅で
折り返して。それを同じように月岡駅の大庄駅側で撮れば、停車時間中に
再び、10020形臨時列車に乗れる設定になっていた。

でも、<変態鉄>は...

月岡駅を素通りして、開発駅側のストレートへ移動したのである。

富山の田園地帯と言えば“散居村”、尤もそれは富山平野ではなく黒部川扇状地や
あるいは、何と言っても砺波平野なのだが、一面の田んぼの中にポツポツと1軒ずつ
大きな農家がある風景は、富山平野でもフツーに見られる。

防風のためだろうか、高い木々で守られた昔ながらの大きな農家、月岡駅近くにも
見ることができて。開発駅側に広がるそんなシーンを撮りたかった。

22_DPP_00004213.JPG
【2018年8月26日11時19分】 富山地鉄上滝不二越線・開発-月岡

でも、なかなか思ったような撮り方は...

架線柱はコンクリート柱でなく、昔ながらの鉄骨トラスというのは嬉しいのだが、
田んぼを背景に撮れる...と思っていたら、思い描いていたより線路端の下草が。

それから、撮影用の足場が確保できるのは逆光サイド。
10020形の通過の直前、月岡駅ですれ違う下り電車は“60かぼちゃ”。
こちらは、正面がちに、ごくフツーの撮り方で。

自分の位置からでは建物の影になって月岡駅のホームは見えないのだが、
後ろの方が賑やかになってきたのは伝わってきた。

さぁ、いよいよ...

23_DPP_00004214.JPG
【2018年8月26日11時22分】 富山地鉄上滝不二越線・月岡-開発(後追い)

後追いながら、後ろ側のモハ10026号車に「普通 電鉄富山ゆき」の方向板が。
しかも、後部乗務員室に乗っている地鉄の担当者さん、期せずして、90年代以降、
地鉄電車がワンマン運転が当然になってきた、その前の時代のような、
そんな写真を撮ることができて。車体側面には光が回っていないことも含めて
いろいろとダメな点はあるが、自分なりには満足度の高い1枚になった。

でも、この1枚が狙いだったのでは無くて...

24_DPP_00004215.JPG
【2018年8月26日11時22分】 富山地鉄上滝不二越線・月岡-開発(後追い)

あえて、サイドに光が回らない側でカメラを構えていたのは列車が遠ざかった
ところで撮ろうと狙っていたから。この日も、汗がボタボタと滴になって
落ちてくる...そんな猛暑だったが、田んぼの方を見ると少しずつ黄金色に色づいて
きていることがわかる時期になっており。そんな富山平野らしいシーンを。

田んぼと立派な昔ながらの農家、富山を54年間にわたって走り続けてきた電車を
富山らしいと思う情景で撮りたいと思っていた。串パンしていることなど、
ここでは気にしなかったのである。

さて、モハ10025-モハ10026編成を後追い撮影で見送ったと言うことは...

次のスケジュール、稲荷町車両工場見学は13時集合ということになっていた。
ということで、すかさず手元の「地鉄電車時刻表」を確認したのだった。

この臨時電車に乗らなくても30分後、11:55発の第618列車に乗れば電鉄富山駅には
12:18着、それなら昼食をとっても十分に間に合う...と、そんな“計算”だった。

そんな月岡駅。

0Y6C1355.JPG
【2012年6月26日7時58分】 富山地鉄上滝不二越線・月岡駅

拙ブログの初期に、駅舎の模様をご紹介している(→ こちら)。
上滝不二越線の朝の3連運行、クハが175号車に代わってからは、足が遠のいて
しまっていて。月岡駅で下車するのは、本当に久しぶりのことだった。

つまり、自分にとっての月岡駅は...

16_DPP_00004216.JPG
【2018年8月26日11時38分】 富山地鉄上滝不二越線・月岡駅前

驚いたのは、月岡駅も駅舎のリニューアル工事が行われていたこと。

無人駅になって久しいのだが、かつての駅務室部分にはストーブと除雪道具。
冬の降雪期には除雪要員がこの駅舎に詰める。“上滝朝3”の撮影でも、
何度か除雪作業の様子を見ながら...というときがあった。

25_DPP_00004217.JPG
【2018年8月26日11時41分】 富山地鉄上滝不二越線・月岡駅

だから、待合室だけの簡易駅舎になることは無いと思っていたのだが、
寺田駅などと同様、オリジナルの木造駅舎のままリニューアルが実施されたのは
泣きそうなくらい嬉しかったのである。

そして、12時前。駅に少しずつ利用客が集まってきたと思ったら、先に17480形の
岩峅寺ゆきが入線。それを待っていたかのように大庄駅側の踏切機が。

26_DPP_00004218.JPG
【2018年8月26日11時49分】 富山地鉄上滝不二越線・月岡駅

月岡駅は上下列車が右側通行で交換するようになっている。17480形の先、チラッと
14760形“かぼちゃ電車”の電鉄富山ゆきがやって来た。

ホーム上のこの待合室。駅舎はリニューアルされても、こちらは昔から変わらない
姿を保っている。

27_DPP_00004219.JPG
【2018年8月26日11時49分】 富山地鉄上滝不二越線・月岡駅

というわけで、この電車で12時過ぎの電鉄富山駅に戻るのだった。

……  ……

手早く昼食を済ませれば、電鉄富山駅改札前には「参加証」を提げたメンバーが
集まり始めていた。稲荷町駅までの移動は、13:21発の第1035列車が指定されて
いたのだった。

その直前に発車するのが、特急UN3列車。

28_DPP_00004230.JPG
【2018年8月26日13時00分】 富山地鉄・電鉄富山駅

コレ、ちょっとだけ珍しいシーン。16010形でも観光列車「アルプスエキスプレス」
使用の特急「うなづき号」では、あのデザイナーによる、観光列車専用のマークが
掲出されるのが原則になっている。16010形の通常仕様の「うなづき号」マーク。

そんなシーンにちょっとだけコーフンしていた<変態鉄>である。

そして...

29_DPP_00004231.JPG
【2018年8月26日13時06分】 富山地鉄・電鉄富山駅

一番左側4番ホームに停車中の“だいこん電車”が、指定された第1035列車。
2番ホームが特急UN3列車で、中央、2番ホームにはもう1本の16010形。
第327列車は立山ゆき。これの折返しが特急TY2号になるはず。

ということは、この日も「立山号」ヘッドマークを期待して沿線に立っていたら
期待外れ...という結果になっていたわけで。

わずか2編成の少数派、16010形が2本隣どうしの線路に並んでいる珍しいシーン。

コレを撮って、“だいこん電車”に乗り込んだわけで。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(11)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 11

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。