GWは恒例の「ことでんレトロ」(4)ぶっしょうざんっ!! [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]
ちょっと油断していたら...
なぜか、こんな季節に風邪を引いてしまったみたいで。
土曜あたりから、全然声が出ないのである。熱はないので、生活には困らないのだが
仕事がバタバタする時期だけに、結構、辛いのである。
というわけで、書くことがないので、さっそく大型連休の「ことでんレトロ」。
いよいよ、本当にレトロ電車がでてくるわけで。
…… ……
2018年5月3日(木)晴れ
すでに16時を回って、いくら西日本でも、そろそろ陽は西に傾いてきて。
16時ちょうどに髙松空港を出発した、ことでんリムジンバス。最初の停留所と言おうと
思ったら、いつの間にか、停留所が増設されていたみたいで。
でも、その「ウィングポート」バス停では降車客は無く。空港から10分少しで
「空港通り一宮」バス停。空港から来ると、ちょうど、ことでん琴平線の
オーバーパスを渡り終えたところにバス停がある。まさに、空港通りと線路の交点、
バスが通ってきた陸橋の真下、ちょっと薄暗いところに「空港通り」駅があって
電車と空港リムジンバスが乗り換え可能なのだが、あまりPRはされておらず。
自分も初めて来た時は、位置関係がよく分からなかった。
そう思えば、ことでんも何度も訪れるうちに...、いろいろと分かるようになって。
さて、「ことでん」、高松琴平電鉄の3本の路線のうち、長尾線と琴平線の電車が配置
されているのが仏生山車両所。
駅を挟んでその東西に工場と車庫(留置線)があって。次の運用に備えて休む電車、
大がかりな検査で入場している電車など...
<鉄>としては、いつ来ても飽きることが無く。
しかも、この仏生山、柵こそあるものの停まっている電車は“撮り放題”に近い状態で。
高松を訪れたら、まずは何をさておき、仏生山車両所の様子を見に行くのである。
写真の位置関係がわかりにくいので、簡単な地図を作ってみた。
ダメ社会人として「業務用のソフトを私的に使うな!!」という批判は受け付けない。
(別に規則に触れるようなことはしていませんが...)
バスを降りて、目の前の三名町交差点を右折、徒歩10分ほどで地図左上の①のところに
やってくる。西側の工場は敷地外からは見通しが効かず。そのすぐ先で、ことでんの
線路を潜って...
【2018年5月3日16時22分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-仏生山
東側に出ると、すぐに右へ行く細い道が。まさに田んぼの畦道。(地図上②)
ここからは一段高くなっている、ことでんの線路を見上げて撮ることができる。
折しも、琴平線の“超レア車”600形が休む横を「きむら」電車の高松築港ゆき。
「あぁ、そういえば...」
【2018年5月3日16時24分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-仏生山
線路沿いに歩道橋のようになっていて、そこを渡って県道の北側へ。(地図上③)
再び、田んぼの畦道をちょっと行くと構内北端の留置線には、現役4両の「レトロ」
のうち、2両が必ず休んでいるスペース。
その隣には無蓋貨車「トラ」がいるのが通常で。
でも、ぬぁんと...、レトロ電車の運転日でもないのにこのスペースが空っぽ。
しかも、「トラ」も居なくて、がらーーーんとしており。これは驚き!!
「それならレトロ電車は、いずこへ!?」
【2018年5月3日16時27分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
再び「きむら」電車を撮った畦道を進めば...
緩やかな上り坂にの先に、仏生山車両所の工場建屋が見えてくる。(地図上④)
「あっ、居た!!」
翌日は午前中にレトロ電車の撮影会。その“下見”を兼ねて<変態鉄>も仏生山に
立ち寄っているわけで。その撮影会場となる場所に、すでにレトロ電車が据え付け
られているということは...
一気に期待も高まるのである。
【2018年5月3日16時31分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
「やっぱり!!!」
光線状態は悪いが、でも、レトロ電車4両が並んで佇んでいる姿というのは普段は
絶対に見ることができないもので。しかも、このシーンを“独占”することができて。
【2018年5月3日16時31分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
この「東工場前」のスペース、ことでんの関係者の方の通路兼駐車場のような感じで。
足下は未舗装の砂利道、線路とその通路部分を区切るのは低いガードレールだけ。
しかも、レトロ電車の居る位置は工場への資材搬入などの便を図るためか、
柵も仕切りも一切無くて。(だからといって、線路内には入らないが...)
パンタグラフは下げられているが、とはいえ、すでに“撮影会状態”!!
この時間帯、レトロ電車の顔に光が回っており。
早くも、テンションはMAXなのだった。
でも、この場所、普段は「仏生山のヌシ」が寝ているはずなのだが...
【2018年5月3日16時34分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
地図上の⑤から⑥まで数十メートルの距離。右奥には仏生山駅のホームが一望でき、
その手前には琴平線、長尾線の電車たちが留置されて、翌日の運用を待っており。
話題の「京急ラッピング」も、この日はお休みだった。
ここが留置線の最南端、車止めが見えているが、でも、手前の1線だけは道路に
突き当たるところまで続いている。道路と軌道の区別も曖昧な、田舎軌道を思わせる
何だかディープな佇まい。
【2018年5月3日16時34分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
そんなディープなスポットで、背中を見せているのは「トラ」。
遠い昔、国鉄から譲受した無蓋貨車は、一説によれば車両不足から旅客用に改造する
予定だったものの、その改造が見合わされて、そのままになったのだとか...
普段は、③の位置から撮った写真に写っていた、この日は、ガラーーーんとしていた
あの線路上に押し込まれているはず。何年ぶりかに走ってきたのである。
そして...
【2018年5月3日16時38分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
普段は、“田舎軌道”の最南端にレトロ電車が1両、留置されているのだが、
この日は、ぬぁんと...、レトロ電車に東工場前の陽当たりの良い場所を譲って、
“仏生山のヌシ”は、端っこの線路上に留置され。これも珍しい。(地図上⑦)
そして、ようやく改札を通って...
【2018年5月3日16時40分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
先ほど撮った「京急ラッピング」を反対側から。
ちょうど、夕方の運用に備えて回送を待つ、長尾線の1250形(緑)、琴平線標準色の
1200形(黄)、京急ラッピング(赤)と信号機のような3色並びのシーン。
構内踏切を渡って高松築港ゆきホームへ。
駅舎から反対側へ1回、もう1回、西工場へと続く線路と交差しており、改札口から
高松築港ゆきホームに行くには構内踏切を2回、渡らないといけない。
【2018年5月3日16時44分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
その2つ目の踏切を渡った直後、西工場に停まっていた電車が動き出した。(地図上⑧)
それが、ぬぁんと...
琴平線の増結車として使われている1070形、先々代の京急の「快特専用車」旧600形
である。すでにこの電車も還暦を迎え、なかなか活躍も少なくなってきており。
【2018年5月3日16時44分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
本線に近い位置まで出てきたので、「まさかの運用入り?!」と思えば...
【2018年5月3日16時41分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
すかさず、後戻り。文字通りの“転線作業”だけだったようで。(地図上⑨)
この場所、高松築港ゆきホームの北端で振り向けば、線路越しに東工場付近が。
【2018年5月3日16時46分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
夕方の斜光線が4両のレトロ電車と、今では珍しくなった木製架線柱を照らしだし...
そう、昨日の記事のトップ写真。
【2018年5月3日16時45分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
夕陽を浴びる3000形300号車を撮ったのも、この場所からだった。
【2018年5月3日16時52分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
気づけば17時前、やって来た高松築港ゆきでホテルへと向かうのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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なぜか、こんな季節に風邪を引いてしまったみたいで。
土曜あたりから、全然声が出ないのである。熱はないので、生活には困らないのだが
仕事がバタバタする時期だけに、結構、辛いのである。
というわけで、書くことがないので、さっそく大型連休の「ことでんレトロ」。
いよいよ、本当にレトロ電車がでてくるわけで。
…… ……
2018年5月3日(木)晴れ
すでに16時を回って、いくら西日本でも、そろそろ陽は西に傾いてきて。
16時ちょうどに髙松空港を出発した、ことでんリムジンバス。最初の停留所と言おうと
思ったら、いつの間にか、停留所が増設されていたみたいで。
でも、その「ウィングポート」バス停では降車客は無く。空港から10分少しで
「空港通り一宮」バス停。空港から来ると、ちょうど、ことでん琴平線の
オーバーパスを渡り終えたところにバス停がある。まさに、空港通りと線路の交点、
バスが通ってきた陸橋の真下、ちょっと薄暗いところに「空港通り」駅があって
電車と空港リムジンバスが乗り換え可能なのだが、あまりPRはされておらず。
自分も初めて来た時は、位置関係がよく分からなかった。
そう思えば、ことでんも何度も訪れるうちに...、いろいろと分かるようになって。
さて、「ことでん」、高松琴平電鉄の3本の路線のうち、長尾線と琴平線の電車が配置
されているのが仏生山車両所。
駅を挟んでその東西に工場と車庫(留置線)があって。次の運用に備えて休む電車、
大がかりな検査で入場している電車など...
<鉄>としては、いつ来ても飽きることが無く。
しかも、この仏生山、柵こそあるものの停まっている電車は“撮り放題”に近い状態で。
高松を訪れたら、まずは何をさておき、仏生山車両所の様子を見に行くのである。
写真の位置関係がわかりにくいので、簡単な地図を作ってみた。
ダメ社会人として「業務用のソフトを私的に使うな!!」という批判は受け付けない。
(別に規則に触れるようなことはしていませんが...)
バスを降りて、目の前の三名町交差点を右折、徒歩10分ほどで地図左上の①のところに
やってくる。西側の工場は敷地外からは見通しが効かず。そのすぐ先で、ことでんの
線路を潜って...
【2018年5月3日16時22分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-仏生山
東側に出ると、すぐに右へ行く細い道が。まさに田んぼの畦道。(地図上②)
ここからは一段高くなっている、ことでんの線路を見上げて撮ることができる。
折しも、琴平線の“超レア車”600形が休む横を「きむら」電車の高松築港ゆき。
「あぁ、そういえば...」
【2018年5月3日16時24分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-仏生山
線路沿いに歩道橋のようになっていて、そこを渡って県道の北側へ。(地図上③)
再び、田んぼの畦道をちょっと行くと構内北端の留置線には、現役4両の「レトロ」
のうち、2両が必ず休んでいるスペース。
その隣には無蓋貨車「トラ」がいるのが通常で。
でも、ぬぁんと...、レトロ電車の運転日でもないのにこのスペースが空っぽ。
しかも、「トラ」も居なくて、がらーーーんとしており。これは驚き!!
「それならレトロ電車は、いずこへ!?」
【2018年5月3日16時27分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
再び「きむら」電車を撮った畦道を進めば...
緩やかな上り坂にの先に、仏生山車両所の工場建屋が見えてくる。(地図上④)
「あっ、居た!!」
翌日は午前中にレトロ電車の撮影会。その“下見”を兼ねて<変態鉄>も仏生山に
立ち寄っているわけで。その撮影会場となる場所に、すでにレトロ電車が据え付け
られているということは...
一気に期待も高まるのである。
【2018年5月3日16時31分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
「やっぱり!!!」
光線状態は悪いが、でも、レトロ電車4両が並んで佇んでいる姿というのは普段は
絶対に見ることができないもので。しかも、このシーンを“独占”することができて。
【2018年5月3日16時31分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
この「東工場前」のスペース、ことでんの関係者の方の通路兼駐車場のような感じで。
足下は未舗装の砂利道、線路とその通路部分を区切るのは低いガードレールだけ。
しかも、レトロ電車の居る位置は工場への資材搬入などの便を図るためか、
柵も仕切りも一切無くて。(だからといって、線路内には入らないが...)
パンタグラフは下げられているが、とはいえ、すでに“撮影会状態”!!
この時間帯、レトロ電車の顔に光が回っており。
早くも、テンションはMAXなのだった。
でも、この場所、普段は「仏生山のヌシ」が寝ているはずなのだが...
【2018年5月3日16時34分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
地図上の⑤から⑥まで数十メートルの距離。右奥には仏生山駅のホームが一望でき、
その手前には琴平線、長尾線の電車たちが留置されて、翌日の運用を待っており。
話題の「京急ラッピング」も、この日はお休みだった。
ここが留置線の最南端、車止めが見えているが、でも、手前の1線だけは道路に
突き当たるところまで続いている。道路と軌道の区別も曖昧な、田舎軌道を思わせる
何だかディープな佇まい。
【2018年5月3日16時34分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
そんなディープなスポットで、背中を見せているのは「トラ」。
遠い昔、国鉄から譲受した無蓋貨車は、一説によれば車両不足から旅客用に改造する
予定だったものの、その改造が見合わされて、そのままになったのだとか...
普段は、③の位置から撮った写真に写っていた、この日は、ガラーーーんとしていた
あの線路上に押し込まれているはず。何年ぶりかに走ってきたのである。
そして...
【2018年5月3日16時38分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
普段は、“田舎軌道”の最南端にレトロ電車が1両、留置されているのだが、
この日は、ぬぁんと...、レトロ電車に東工場前の陽当たりの良い場所を譲って、
“仏生山のヌシ”は、端っこの線路上に留置され。これも珍しい。(地図上⑦)
そして、ようやく改札を通って...
【2018年5月3日16時40分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
先ほど撮った「京急ラッピング」を反対側から。
ちょうど、夕方の運用に備えて回送を待つ、長尾線の1250形(緑)、琴平線標準色の
1200形(黄)、京急ラッピング(赤)と信号機のような3色並びのシーン。
構内踏切を渡って高松築港ゆきホームへ。
駅舎から反対側へ1回、もう1回、西工場へと続く線路と交差しており、改札口から
高松築港ゆきホームに行くには構内踏切を2回、渡らないといけない。
【2018年5月3日16時44分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
その2つ目の踏切を渡った直後、西工場に停まっていた電車が動き出した。(地図上⑧)
それが、ぬぁんと...
琴平線の増結車として使われている1070形、先々代の京急の「快特専用車」旧600形
である。すでにこの電車も還暦を迎え、なかなか活躍も少なくなってきており。
【2018年5月3日16時44分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
本線に近い位置まで出てきたので、「まさかの運用入り?!」と思えば...
【2018年5月3日16時41分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
すかさず、後戻り。文字通りの“転線作業”だけだったようで。(地図上⑨)
この場所、高松築港ゆきホームの北端で振り向けば、線路越しに東工場付近が。
【2018年5月3日16時46分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
夕方の斜光線が4両のレトロ電車と、今では珍しくなった木製架線柱を照らしだし...
そう、昨日の記事のトップ写真。
【2018年5月3日16時45分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
夕陽を浴びる3000形300号車を撮ったのも、この場所からだった。
【2018年5月3日16時52分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
気づけば17時前、やって来た高松築港ゆきでホテルへと向かうのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
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琴電は琴平の駅しか見たことなく愉しみ(^^)
by middrinn (2018-05-30 13:01)
middrinnさん
コメントありがとうございます。
ご心配をおかけしております。
とにかく、喉がダメなだけで他は至って元気で居ます。
仕事がバタバタしており、なかなか出撃できずにいるので、
いまのうちに体調を直したいと思います。
by ferrum_queserasera (2018-05-31 00:06)