「春のいすみ鉄道まつり」20180429(6)撮影会、後半戦。 [いすみ鉄道 国鉄型キハ]
1回、お休みをいただいたこのシリーズ。
13時過ぎに国吉駅の側線で始まったキハ30 62号車の撮影会、後半は急行との並び。
14時の上り「急行4号」、15時の下り「急行5号」がその撮影対象。
【2018年4月29日13時38分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
実は「車両オーナー・サポーター」向けに用意された撮影ポイント、
午後の時間帯は晴れると完全に逆光になる場所で。この日の空は、陽が射している
ものの、雲が多く、数秒から数分間隔で晴れたり曇ったりとめまぐるしく。
「曇ってくれ!!」と願ったときに限って陽が射す...と、そんなもので。
用意された撮影ポイントで簡単に撮っているように見えて、なかなか難しい撮影だった
のである。
そんな、4月29日「春のいすみ鉄道まつり」の話題。
…… ……
2018年4月29日(日)曇り一時晴れ
展示運転の形で、100メートルほどだろうか、国吉駅のホーム端、ふだんキハ30が
停められている場所とパチンコ店の駐車場裏までの側線を数往復。
キハ30形にとって、その発祥の地とも言えそうな関西本線の行き先や、旧国鉄木原線に
因んだ方向幕など。やはり、“国鉄型”というのは、いろいろな楽しみ方が可能で。
数往復の後、13時40分過ぎに側線の中間付近、ちょうど田んぼの裏あたりにキハ30を
停車させて。
「ここで良いですかぁ!?」
「あと、もうちょい前!!」
撮影会ではおなじみのシーン。陽射しや標識などの障害物を考えて、お目当ての車両の
停止位置を決めてもらって。
【2018年4月29日13時47分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
まずは、国吉駅 13:51着の第61列車。350型の単行である。
30年前と現在、2つの時代の“木原線”の主力車のすれ違いシーンである。
現在のダイヤでは、日中の大半の列車は国吉駅で10分程度の停車時間がとられており、
これは単線でのダイヤ設定の難しさ...というよりは、途中下車しての売店利用を促す
効果を狙ってのものと思われる。それだけ、いすみ鉄道が「観光路線」として定着した
という意味かも知れない。
10分停車の間に、手前側のホームには上りの「急行4号」がやってくる。
こちらは、キハ28+キハ52の国鉄型ディーゼル動車の編成。
【2018年4月29日14時12分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
急行型と通勤型、2つのキハが並んでくれた。
奥の急行は2両編成、手前のキハ30は単行。2両の“顔”がツライチになったときを
シャッターチャンスと見るか、ニハチの側面が見えたところで撮るかは、好みが
分かれそうな箇所だが、今回、自分は迷わず後者を選択した。
陽が翳ったタイミングで来て欲しかったが...、そういうときに限って。
もちろん、この1枚を撮って終わりでは無く...
【2018年4月29日14時12分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
2両編成の急行、後ろ側のキハ52は“首都圏色”。こちらが見えた瞬間を狙えば、
国鉄末期、<変態鉄>が生まれた頃の国鉄で見られていたはずのディーゼル動車の塗色
3種が勢揃いしたことになる。昭和50年台に入った頃に塗装作業の“合理化”のために
単色化されて誕生したのが「首都圏色」、いわゆる「タラコ色」。
現在、キハ30 62号車が纏っている「国鉄一般気動車色」(朱色とクリームのツートン)
が、昭和50年代以降、急速に塗り替えられたわけだから、
その途中、まさに<変態鉄>が幼稚園くらいの頃には、こんなシーンが関東以西の
幅広い地域で見られていたはずなのである。
ここで撮影会は、いったん“お開き”。次は15時の「急行5号」。
【2018年4月29日14時30分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅前
ということで、駅前のイベント会場に戻るわけだが...
今度は、下り急行の入線シーンを、キハ30を入れて撮ることになるので、キハ30の
移動が必要になって。
参加者の大半は、急ぎ足で駅前に戻ってしまったが、パチンコ店の駐車場から駅前まで
一部未舗装の畦道のようなところを抜けていく、その途中。
【2018年4月29日14時19分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
水田の向こうに線路をサイドから見渡せる場所があって。
つまり、角度が違うだけで同じ場所を撮っているのだが...、サイドから撮ると、
本当にどこかのローカル線に撮影に行ってきた...、そんな感じを装えるのである。
さて、イベント会場。賑やかなお祭りも15時まででフィナーレと言うことで、
コンサート(?)も、クライマックスにさしかかり大盛り上がり。
【2018年4月29日14時38分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅付近
その傍らを、木原線の前身となった“人車軌道”の復元車がゆっくりと走り...
【2018年4月29日14時34分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅付近
そして、応援団の皆さんも踊りの輪の中に入っていって。
地域のキャラクター、カブリモノのオジサン、チンドン屋さん...
ちょっと何が何だか分からない状況になりながらも、これがまた、盛り上がって。
【2018年4月29日14時33分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅付近
「えっ、この曲で踊るの!?」というものまで含めて、さすがプロ(?)。
もう、みんなで大盛り上がり。
【2018年4月29日14時33分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅付近
最後は、♪ 上を向いて 歩こう~ でしめくくり。
さぁ、そんな宴が終われば、間もなく大原駅で折り返した「急行5号」の時刻。
普段は立ち入りが許可されない、旧貨物側線の線路上、キハ30の“顔”のすぐ近くへ。
ちなみに、ロープで仕切られたそのエリアに入るためには、車両オーナー・サポーター
であることを示すものを提示する必要があって。
【2018年4月29日14時54分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
このシーンを撮って、撮影会は完全に終了となったのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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13時過ぎに国吉駅の側線で始まったキハ30 62号車の撮影会、後半は急行との並び。
14時の上り「急行4号」、15時の下り「急行5号」がその撮影対象。
【2018年4月29日13時38分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
実は「車両オーナー・サポーター」向けに用意された撮影ポイント、
午後の時間帯は晴れると完全に逆光になる場所で。この日の空は、陽が射している
ものの、雲が多く、数秒から数分間隔で晴れたり曇ったりとめまぐるしく。
「曇ってくれ!!」と願ったときに限って陽が射す...と、そんなもので。
用意された撮影ポイントで簡単に撮っているように見えて、なかなか難しい撮影だった
のである。
そんな、4月29日「春のいすみ鉄道まつり」の話題。
…… ……
2018年4月29日(日)曇り一時晴れ
展示運転の形で、100メートルほどだろうか、国吉駅のホーム端、ふだんキハ30が
停められている場所とパチンコ店の駐車場裏までの側線を数往復。
キハ30形にとって、その発祥の地とも言えそうな関西本線の行き先や、旧国鉄木原線に
因んだ方向幕など。やはり、“国鉄型”というのは、いろいろな楽しみ方が可能で。
数往復の後、13時40分過ぎに側線の中間付近、ちょうど田んぼの裏あたりにキハ30を
停車させて。
「ここで良いですかぁ!?」
「あと、もうちょい前!!」
撮影会ではおなじみのシーン。陽射しや標識などの障害物を考えて、お目当ての車両の
停止位置を決めてもらって。
【2018年4月29日13時47分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
まずは、国吉駅 13:51着の第61列車。350型の単行である。
30年前と現在、2つの時代の“木原線”の主力車のすれ違いシーンである。
現在のダイヤでは、日中の大半の列車は国吉駅で10分程度の停車時間がとられており、
これは単線でのダイヤ設定の難しさ...というよりは、途中下車しての売店利用を促す
効果を狙ってのものと思われる。それだけ、いすみ鉄道が「観光路線」として定着した
という意味かも知れない。
10分停車の間に、手前側のホームには上りの「急行4号」がやってくる。
こちらは、キハ28+キハ52の国鉄型ディーゼル動車の編成。
【2018年4月29日14時12分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
急行型と通勤型、2つのキハが並んでくれた。
奥の急行は2両編成、手前のキハ30は単行。2両の“顔”がツライチになったときを
シャッターチャンスと見るか、ニハチの側面が見えたところで撮るかは、好みが
分かれそうな箇所だが、今回、自分は迷わず後者を選択した。
陽が翳ったタイミングで来て欲しかったが...、そういうときに限って。
もちろん、この1枚を撮って終わりでは無く...
【2018年4月29日14時12分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
2両編成の急行、後ろ側のキハ52は“首都圏色”。こちらが見えた瞬間を狙えば、
国鉄末期、<変態鉄>が生まれた頃の国鉄で見られていたはずのディーゼル動車の塗色
3種が勢揃いしたことになる。昭和50年台に入った頃に塗装作業の“合理化”のために
単色化されて誕生したのが「首都圏色」、いわゆる「タラコ色」。
現在、キハ30 62号車が纏っている「国鉄一般気動車色」(朱色とクリームのツートン)
が、昭和50年代以降、急速に塗り替えられたわけだから、
その途中、まさに<変態鉄>が幼稚園くらいの頃には、こんなシーンが関東以西の
幅広い地域で見られていたはずなのである。
ここで撮影会は、いったん“お開き”。次は15時の「急行5号」。
【2018年4月29日14時30分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅前
ということで、駅前のイベント会場に戻るわけだが...
今度は、下り急行の入線シーンを、キハ30を入れて撮ることになるので、キハ30の
移動が必要になって。
参加者の大半は、急ぎ足で駅前に戻ってしまったが、パチンコ店の駐車場から駅前まで
一部未舗装の畦道のようなところを抜けていく、その途中。
【2018年4月29日14時19分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
水田の向こうに線路をサイドから見渡せる場所があって。
つまり、角度が違うだけで同じ場所を撮っているのだが...、サイドから撮ると、
本当にどこかのローカル線に撮影に行ってきた...、そんな感じを装えるのである。
さて、イベント会場。賑やかなお祭りも15時まででフィナーレと言うことで、
コンサート(?)も、クライマックスにさしかかり大盛り上がり。
【2018年4月29日14時38分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅付近
その傍らを、木原線の前身となった“人車軌道”の復元車がゆっくりと走り...
【2018年4月29日14時34分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅付近
そして、応援団の皆さんも踊りの輪の中に入っていって。
地域のキャラクター、カブリモノのオジサン、チンドン屋さん...
ちょっと何が何だか分からない状況になりながらも、これがまた、盛り上がって。
【2018年4月29日14時33分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅付近
「えっ、この曲で踊るの!?」というものまで含めて、さすがプロ(?)。
もう、みんなで大盛り上がり。
【2018年4月29日14時33分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅付近
最後は、♪ 上を向いて 歩こう~ でしめくくり。
さぁ、そんな宴が終われば、間もなく大原駅で折り返した「急行5号」の時刻。
普段は立ち入りが許可されない、旧貨物側線の線路上、キハ30の“顔”のすぐ近くへ。
ちなみに、ロープで仕切られたそのエリアに入るためには、車両オーナー・サポーター
であることを示すものを提示する必要があって。
【2018年4月29日14時54分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
このシーンを撮って、撮影会は完全に終了となったのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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