2006年夏、尾張の朝(2)赤くないのも来たのが... [アナログ写真保管庫]
一昨日の朝のスナップから。
残念ながら、趣味的な面から「私鉄」を見ると間違いなく“面白い”“興味深い”のは
西の方が...。それは高松琴平電鉄もその1つ、でも、大手だって同様。
【2017年12月19日8時57分】 近鉄難波線・大阪難波駅
まさか、大阪難波駅から神戸三宮ゆきに乗れる時代が来るとは思いも寄らなかった。
そして神戸三宮ゆきの到着を待つ間に「名古屋ゆき特急」を撮ることができる。
私鉄ネットワークの規模、そして車両のレベル...
毎日、東京の私鉄で通勤している身としては、関西方面が羨ましい。
それにしても、今日の記事のタイトル、“(2)”って...?!
(1)というのは、実は先週の記事(→ こちら)。
自分自身にとっても大きな“転機”だった2006年の夏休み、名古屋の「赤い私鉄」、
その永遠のスーパースターの姿がどうしても撮りたくて。
…… ……
<変態鉄>が名鉄、名古屋鉄道の電車を実見したのは、1991年のこと。
当時の興味の対象は専ら「岐阜600V線」の小さな古い電車たち。
すでに当時、“パノラマスーパー”が豊橋-新名古屋-新岐阜(※ 駅名は当時のもの)
のエース的存在として定着していたが、犬山方面のローカル急行には7000系、
そう、「パノラマカー」が大活躍していた。自分も何度か乗る機会を得て...
【2009年7月12日16時55分】 名鉄名古屋本線・金山駅
関東私鉄なら絶対に特別料金を払わないと乗れないような、展望席のある電車が
料金不要の急行電車、いや、各駅停車としてもフツーにやってくる。
そんな憧れの電車、パノラマカーに漸くカメラを向けてみようと思うようになったのは
「岐阜600V線」が全廃になった2005年以降のこと。すでに置換え対象になっていた
パノラマカーたち。でも、まだある程度の数は残っていたようで。
特に運用をチェックして...等と言うことはなく、名古屋本線沿いの撮影地なら
何とかなるだろうというくらいの軽い気持ちで。
2006年8月4日(金)晴れ
尾張一宮駅のホームで東海道本線の列車を撮った後、隣接する名鉄新一宮駅から
名鉄名古屋本線のローカル電車で向かったのは、島氏永駅という小さな駅。
駅から徒歩数分のところが定番の撮影地と言うことで...
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
<鉄>のクセして、私鉄電車の車両形式が全然分からない...というダメっぷり。
だから、写真の車両形式については省略...という<鉄>ブログにはあり得ない記事に
なっているのである。
当時として標準的だったのは、このあたりの車両たちだろうか。
歴史的経緯から豊橋側の区間がJR飯田線と線路を共用というスタイルになっている
名鉄名古屋本線、日中の豊橋発着はパノラマスーパーが中心でローカル急行は豊川線に
入って、豊川稲荷ゆきが中心だったはず。
ただ...
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
「名鉄電車は赤いものである」というのが“当たり前”だと思っていた<変態鉄>、
でも、“赤い名鉄”は当時、すでに変わりつつあった。
その代表格が、このセントレア...中部国際空港へのアクセス特急として登場した
“ミュースカイ”だっただろうか。白地に青の塗色はちょっと驚きだったが...
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
すでに通勤電車も赤い鋼製電車では無く、ギンギラギンの電車たちが増えてきて。
いくら側帯が赤いと言っても、何だか名鉄電車では無いような気がして...。
これが来るとガッカリだった、当時の<変態鉄>だった。
でも、こちらは白くても全く違和感が無かったので、<変態鉄>というのもヘンなもの。
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
当時のパノラマスーパーの主力は“一部特別車特急”、「特別車」というのは
リクライニングシート(座席指定制)装備の、いわゆる特急型電車のこと。
これが“一部”というのが名鉄特有の...、関東私鉄の追随を許さない(?)、
サービスだった。通常、一般車(通勤型電車)4両と特別車(特急型)2両の6連、
でも、その一般車増結用の2連が用意されていた。それが写真の1800系。
特急の増結が無い日中時間帯は2連単独でローカル運用に。
名鉄岐阜駅発着の各駅停車は2両編成、行き先の須ヶ口というのは枇杷島の近く、
名古屋市内に入る手前の駅までの区間運転が中心だった。
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
そんな「普通・須ヶ口ゆき」の主力は、この6000系だっただろうか。
それにしても、架線柱の影が電車の顔に落ちる位置でシャッターを切る...
当時の<変態鉄>のレベルの低さが、如実に現れている1枚である。
そう、デジカメになった今なら「あぁ、撃沈!!」と消去してしまう画像である。
こういうことに気づくのは、撮ってから数日後、お店でDPEを依頼したものを
受け取ってからのことだった。
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
もちろん、やってくるのは2連ローカルばかりでは無い。
日中でも特急は6両編成が中心。メリハリ...というか、2連ローカルと6連特急の違い
ちょうど上下の特急が、この付近で離合したようで。遠くに岐阜方面の特急の
後ろ姿がチラッと写っている。
多彩な電車たちに夢中でシャッターを切りつつも、お目当ての...
「もう、来ないのかなぁ...」と、当時の自分、そんなことを思いつつ
撮っていたに違いない。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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残念ながら、趣味的な面から「私鉄」を見ると間違いなく“面白い”“興味深い”のは
西の方が...。それは高松琴平電鉄もその1つ、でも、大手だって同様。
【2017年12月19日8時57分】 近鉄難波線・大阪難波駅
まさか、大阪難波駅から神戸三宮ゆきに乗れる時代が来るとは思いも寄らなかった。
そして神戸三宮ゆきの到着を待つ間に「名古屋ゆき特急」を撮ることができる。
私鉄ネットワークの規模、そして車両のレベル...
毎日、東京の私鉄で通勤している身としては、関西方面が羨ましい。
それにしても、今日の記事のタイトル、“(2)”って...?!
(1)というのは、実は先週の記事(→ こちら)。
自分自身にとっても大きな“転機”だった2006年の夏休み、名古屋の「赤い私鉄」、
その永遠のスーパースターの姿がどうしても撮りたくて。
…… ……
<変態鉄>が名鉄、名古屋鉄道の電車を実見したのは、1991年のこと。
当時の興味の対象は専ら「岐阜600V線」の小さな古い電車たち。
すでに当時、“パノラマスーパー”が豊橋-新名古屋-新岐阜(※ 駅名は当時のもの)
のエース的存在として定着していたが、犬山方面のローカル急行には7000系、
そう、「パノラマカー」が大活躍していた。自分も何度か乗る機会を得て...
【2009年7月12日16時55分】 名鉄名古屋本線・金山駅
関東私鉄なら絶対に特別料金を払わないと乗れないような、展望席のある電車が
料金不要の急行電車、いや、各駅停車としてもフツーにやってくる。
そんな憧れの電車、パノラマカーに漸くカメラを向けてみようと思うようになったのは
「岐阜600V線」が全廃になった2005年以降のこと。すでに置換え対象になっていた
パノラマカーたち。でも、まだある程度の数は残っていたようで。
特に運用をチェックして...等と言うことはなく、名古屋本線沿いの撮影地なら
何とかなるだろうというくらいの軽い気持ちで。
2006年8月4日(金)晴れ
尾張一宮駅のホームで東海道本線の列車を撮った後、隣接する名鉄新一宮駅から
名鉄名古屋本線のローカル電車で向かったのは、島氏永駅という小さな駅。
駅から徒歩数分のところが定番の撮影地と言うことで...
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
<鉄>のクセして、私鉄電車の車両形式が全然分からない...というダメっぷり。
だから、写真の車両形式については省略...という<鉄>ブログにはあり得ない記事に
なっているのである。
当時として標準的だったのは、このあたりの車両たちだろうか。
歴史的経緯から豊橋側の区間がJR飯田線と線路を共用というスタイルになっている
名鉄名古屋本線、日中の豊橋発着はパノラマスーパーが中心でローカル急行は豊川線に
入って、豊川稲荷ゆきが中心だったはず。
ただ...
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
「名鉄電車は赤いものである」というのが“当たり前”だと思っていた<変態鉄>、
でも、“赤い名鉄”は当時、すでに変わりつつあった。
その代表格が、このセントレア...中部国際空港へのアクセス特急として登場した
“ミュースカイ”だっただろうか。白地に青の塗色はちょっと驚きだったが...
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
すでに通勤電車も赤い鋼製電車では無く、ギンギラギンの電車たちが増えてきて。
いくら側帯が赤いと言っても、何だか名鉄電車では無いような気がして...。
これが来るとガッカリだった、当時の<変態鉄>だった。
でも、こちらは白くても全く違和感が無かったので、<変態鉄>というのもヘンなもの。
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
当時のパノラマスーパーの主力は“一部特別車特急”、「特別車」というのは
リクライニングシート(座席指定制)装備の、いわゆる特急型電車のこと。
これが“一部”というのが名鉄特有の...、関東私鉄の追随を許さない(?)、
サービスだった。通常、一般車(通勤型電車)4両と特別車(特急型)2両の6連、
でも、その一般車増結用の2連が用意されていた。それが写真の1800系。
特急の増結が無い日中時間帯は2連単独でローカル運用に。
名鉄岐阜駅発着の各駅停車は2両編成、行き先の須ヶ口というのは枇杷島の近く、
名古屋市内に入る手前の駅までの区間運転が中心だった。
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
そんな「普通・須ヶ口ゆき」の主力は、この6000系だっただろうか。
それにしても、架線柱の影が電車の顔に落ちる位置でシャッターを切る...
当時の<変態鉄>のレベルの低さが、如実に現れている1枚である。
そう、デジカメになった今なら「あぁ、撃沈!!」と消去してしまう画像である。
こういうことに気づくのは、撮ってから数日後、お店でDPEを依頼したものを
受け取ってからのことだった。
【2006年8月4日】 名鉄名古屋本線・妙興寺-島氏永
もちろん、やってくるのは2連ローカルばかりでは無い。
日中でも特急は6両編成が中心。メリハリ...というか、2連ローカルと6連特急の違い
ちょうど上下の特急が、この付近で離合したようで。遠くに岐阜方面の特急の
後ろ姿がチラッと写っている。
多彩な電車たちに夢中でシャッターを切りつつも、お目当ての...
「もう、来ないのかなぁ...」と、当時の自分、そんなことを思いつつ
撮っていたに違いない。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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今やパノラマスーパーもどんどん消えてますね~ロングシートの銀電なんて名古屋には似合わないです。
とか言いつつ、年末年始に行ってきますが・・・
by Cedar (2017-12-21 10:43)
Cedarさん
コメントありがとうございます。
名鉄もロングシート化が進行しており...、この点ではちょっと残念な気がしています。京急が塗装車体を“復活”させると発表したのとは対照的で。
でも、何と言っても西へ行くほど私鉄は面白いのかも知れません。
ちょっと関西私鉄も...南※なども気になっており、近々、関西に出撃しようかと企んでおります。
by あるまーき (2017-12-21 23:16)