172-14722号で行く宇奈月温泉(1)ぷろろーぐ [富山で撮った]
※※※ おことわり ※※※
“172-14722号で行く宇奈月温泉”は趣味者有志が主催したイベントであり、
富山地方鉄道が開催したイベントではありません。
なお、撮影イベントという性格上、通常の運行では考えられないシーンや
普段は立ち入り、撮影が認められない箇所で撮影したカットが含まれます。
富山地鉄をこよなく愛する、鉄道ファン有志により「172-14722号で行く宇奈月温泉」
というディープなイベントが開催されたのは、3月19日(日)のこと。
今から50年ほど前、数年間ではあったが、地鉄には、電鉄富山-宇奈月温泉間を
途中、スイッチバックの上市駅だけ停車という「ノンストップ特急」というのが。
もちろん、その当時のことを<変態鉄>が知るよしもなく...
【2016年3月19日16時02分】 富山地鉄本線・寺田駅
富山地鉄の鉄道線で最古参の電車は14720形。「昭和37年 日本車輌」の銘板も
誇らしげに、いまも地鉄全線を走り回っている。
でも、その世代の電車も「上滝朝3」専用の10020形編成と、今回の14722編成の
たった2本だけ。非貫通、2枚窓の前面、クロスシートのズラッと並んだ車内...
<変態鉄>が、これを撮りたくて、何度も富山へ通っているのは、拙ブログでも
何度も紹介してきた通り。
生憎の空模様で思ったような撮影はできなかったが、それでも、14722編成の走りを
堪能することはできた。
ただ、今日は...(笑)、西武の夜行高速バスで雨降る早朝の富山駅前に着いたのだった。
…… ……
2月下旬に遡る。ケータイに届いた1通のメール。迷わず「行きます!!」。
すぐに富山地鉄バス予約センターに電話、ちょうどタイミングが良かったらしい。
「2台目を出すことが決まりましたので...」
夜行高速バスでは最後列座席を必ず希望する<変態鉄>、そう、発車前から
目一杯、背もたれをリクライニングさせて快適に過ごしたいから。
狙っていた「10A」席を確保した。
「あのぅ、スタンプカードでも良いですか!?」
西武と富山地鉄が共同運行する池袋-富山線高速バス、乗車時にスタンプカードを
もらう。この路線を7回利用してスタンプを貯めると、次回が無料になるという。
何と、気づけば2年間で7回目の利用だったのである。ヒコーキの方が多いはずだが、
それでも、高速バスもこれだけ使っているとは...。拙ブログで地鉄ネタが多いのも、
「なるほど」である。
前夜、仕事を早めに終え帰宅、シャワーを浴びて再び新宿駅へは22時頃。
この晩の富山ゆき高速バス第7便は2台運行の2号車、LIONSカラーの西武車だった。
2016年3月19日(土)雨
上里、松代、蓮台寺と深夜のSA・PAでの3回の休憩は全部起きて車外で過ごした。
たぶん、3時間ほどの睡眠か。ちょっと眠かった。
【2016年3月19日5時47分】 富山県富山市・富山駅付近
富山駅CiC前降車場には、定刻より10分ほど遅れて5:40頃の到着。慌てて傘を出して...
今回のイベント、8時半までに電鉄富山駅改札口集合となっていた。
バスが10分ほど遅れたところで、あと約3時間...
【2016年3月19日5時53分】 富山県富山市・富山駅付近
富山を訪れるのも久しぶり。何ヶ月かぶりに見たこの駅舎である。
“富山駅今昔”的に定点比較の写真を撮って...と思うのだが、何分にも気力が。
雨の中での撮影というのはやはりテンションが上がらないのである。
となれば...
【2016年3月19日5時56分】 北陸新幹線・富山駅
とりあえず駅舎内へ。6時前、かつては「能登」「北陸」と北陸本線の夜行列車があり、
駅内はいつも人の姿があったのだが...
いまの富山駅も5時台でありながら、すでに新幹線の改札には人が集まっていた。
ここから新幹線に乗れば、集合時間には東京に戻れることになるのだが...
「入場券を買ってホームで新幹線を撮ろう」とは全く思わなかったのは<変態鉄>。
ちなみに、「北陸新幹線」は“E2系あさま”の時代に長野まで乗っただけ。
1年経っても富山までの選択肢に“新幹線”は...、余程、時間がない限り
乗らないような気がする。
さて、この新しい富山駅の“画期的なところ”だと思っているのは...
【2016年3月19日6時19分】 富山地鉄市内軌道線・富山駅電停
新幹線改札口の正面、駅舎の中に富山地鉄市内軌道線の富山駅電停があること。
【2016年3月19日6時02分】 富山地鉄市内軌道線・富山駅電停
市内軌道線の朝は意外と早いようで、この時間帯でも電車は数分毎にやって来る
のだった。
【2016年3月19日6時05分】 富山県富山市・富山駅付近
でも...、集合時間は8時半。あと2時間以上。
駅のベンチで待つにはちょっと長すぎるのである。
意を決して(笑)、傘を広げて向かった先は、電鉄富山駅。
【2016年3月19日6時09分】 富山地鉄・電鉄富山駅
気になるのは、3番目の発車。「普通 舌山 6:29」である。
舌山駅というのは黒部市内、農協倉庫と小ぶりな木造駅舎が残る無人駅だが...
宮野運動公園から俯瞰すると美しい情景が撮れる。
新幹線の黒部宇奈月温泉駅のすぐ近く。新幹線駅に隣接して新設された新黒部駅は
片面ホームの駅で折返しができない線形なので、1つ先の舌山で折り返している
ということで間違いなさそう。以前のダイヤでは「舌山ゆき」は珍しくなかった
そうだが、<変態鉄>としては初めてみる行き先なのである。
改札口越しにホームを見渡すと...
【2016年3月19日6時09分】 富山地鉄・電鉄富山駅
舌山ゆきは4番のりば、写真の1番左の「かぼちゃ電車」である。でも...
行き先表示は残念ながら白幕だった。ちょっと残念!!
でも、この写真。コンデジでISO感度を上げて撮ったので画像は不鮮明だが、
10030形「かぼちゃ電車」だけの4本並びを撮ることができたのである。
こちらは撮れそうで、なかなか撮れない1枚。
何だか“鉄運”の良い朝だったのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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“172-14722号で行く宇奈月温泉”は趣味者有志が主催したイベントであり、
富山地方鉄道が開催したイベントではありません。
なお、撮影イベントという性格上、通常の運行では考えられないシーンや
普段は立ち入り、撮影が認められない箇所で撮影したカットが含まれます。
富山地鉄をこよなく愛する、鉄道ファン有志により「172-14722号で行く宇奈月温泉」
というディープなイベントが開催されたのは、3月19日(日)のこと。
今から50年ほど前、数年間ではあったが、地鉄には、電鉄富山-宇奈月温泉間を
途中、スイッチバックの上市駅だけ停車という「ノンストップ特急」というのが。
もちろん、その当時のことを<変態鉄>が知るよしもなく...
【2016年3月19日16時02分】 富山地鉄本線・寺田駅
富山地鉄の鉄道線で最古参の電車は14720形。「昭和37年 日本車輌」の銘板も
誇らしげに、いまも地鉄全線を走り回っている。
でも、その世代の電車も「上滝朝3」専用の10020形編成と、今回の14722編成の
たった2本だけ。非貫通、2枚窓の前面、クロスシートのズラッと並んだ車内...
<変態鉄>が、これを撮りたくて、何度も富山へ通っているのは、拙ブログでも
何度も紹介してきた通り。
生憎の空模様で思ったような撮影はできなかったが、それでも、14722編成の走りを
堪能することはできた。
ただ、今日は...(笑)、西武の夜行高速バスで雨降る早朝の富山駅前に着いたのだった。
…… ……
2月下旬に遡る。ケータイに届いた1通のメール。迷わず「行きます!!」。
すぐに富山地鉄バス予約センターに電話、ちょうどタイミングが良かったらしい。
「2台目を出すことが決まりましたので...」
夜行高速バスでは最後列座席を必ず希望する<変態鉄>、そう、発車前から
目一杯、背もたれをリクライニングさせて快適に過ごしたいから。
狙っていた「10A」席を確保した。
「あのぅ、スタンプカードでも良いですか!?」
西武と富山地鉄が共同運行する池袋-富山線高速バス、乗車時にスタンプカードを
もらう。この路線を7回利用してスタンプを貯めると、次回が無料になるという。
何と、気づけば2年間で7回目の利用だったのである。ヒコーキの方が多いはずだが、
それでも、高速バスもこれだけ使っているとは...。拙ブログで地鉄ネタが多いのも、
「なるほど」である。
前夜、仕事を早めに終え帰宅、シャワーを浴びて再び新宿駅へは22時頃。
この晩の富山ゆき高速バス第7便は2台運行の2号車、LIONSカラーの西武車だった。
2016年3月19日(土)雨
上里、松代、蓮台寺と深夜のSA・PAでの3回の休憩は全部起きて車外で過ごした。
たぶん、3時間ほどの睡眠か。ちょっと眠かった。
【2016年3月19日5時47分】 富山県富山市・富山駅付近
富山駅CiC前降車場には、定刻より10分ほど遅れて5:40頃の到着。慌てて傘を出して...
今回のイベント、8時半までに電鉄富山駅改札口集合となっていた。
バスが10分ほど遅れたところで、あと約3時間...
【2016年3月19日5時53分】 富山県富山市・富山駅付近
富山を訪れるのも久しぶり。何ヶ月かぶりに見たこの駅舎である。
“富山駅今昔”的に定点比較の写真を撮って...と思うのだが、何分にも気力が。
雨の中での撮影というのはやはりテンションが上がらないのである。
となれば...
【2016年3月19日5時56分】 北陸新幹線・富山駅
とりあえず駅舎内へ。6時前、かつては「能登」「北陸」と北陸本線の夜行列車があり、
駅内はいつも人の姿があったのだが...
いまの富山駅も5時台でありながら、すでに新幹線の改札には人が集まっていた。
ここから新幹線に乗れば、集合時間には東京に戻れることになるのだが...
「入場券を買ってホームで新幹線を撮ろう」とは全く思わなかったのは<変態鉄>。
ちなみに、「北陸新幹線」は“E2系あさま”の時代に長野まで乗っただけ。
1年経っても富山までの選択肢に“新幹線”は...、余程、時間がない限り
乗らないような気がする。
さて、この新しい富山駅の“画期的なところ”だと思っているのは...
【2016年3月19日6時19分】 富山地鉄市内軌道線・富山駅電停
新幹線改札口の正面、駅舎の中に富山地鉄市内軌道線の富山駅電停があること。
【2016年3月19日6時02分】 富山地鉄市内軌道線・富山駅電停
市内軌道線の朝は意外と早いようで、この時間帯でも電車は数分毎にやって来る
のだった。
【2016年3月19日6時05分】 富山県富山市・富山駅付近
でも...、集合時間は8時半。あと2時間以上。
駅のベンチで待つにはちょっと長すぎるのである。
意を決して(笑)、傘を広げて向かった先は、電鉄富山駅。
【2016年3月19日6時09分】 富山地鉄・電鉄富山駅
気になるのは、3番目の発車。「普通 舌山 6:29」である。
舌山駅というのは黒部市内、農協倉庫と小ぶりな木造駅舎が残る無人駅だが...
宮野運動公園から俯瞰すると美しい情景が撮れる。
新幹線の黒部宇奈月温泉駅のすぐ近く。新幹線駅に隣接して新設された新黒部駅は
片面ホームの駅で折返しができない線形なので、1つ先の舌山で折り返している
ということで間違いなさそう。以前のダイヤでは「舌山ゆき」は珍しくなかった
そうだが、<変態鉄>としては初めてみる行き先なのである。
改札口越しにホームを見渡すと...
【2016年3月19日6時09分】 富山地鉄・電鉄富山駅
舌山ゆきは4番のりば、写真の1番左の「かぼちゃ電車」である。でも...
行き先表示は残念ながら白幕だった。ちょっと残念!!
でも、この写真。コンデジでISO感度を上げて撮ったので画像は不鮮明だが、
10030形「かぼちゃ電車」だけの4本並びを撮ることができたのである。
こちらは撮れそうで、なかなか撮れない1枚。
何だか“鉄運”の良い朝だったのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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