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あの頃の「うずしお」号。(2003年2月(?)の車内放送) [車内放送]

いろいろな出撃記がたまっており、先を急ぎたいところだが、
すでに、どう足掻いても越年は避けられない情勢。

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【2015年11月29日9時11分】 江ノ島電鉄・腰越-江ノ島(後追い)

11月29日「江ノ電タンコロまつり2015」、12月16日「房総縦断鉄道トコトコきっぷ」、
さらに一昨日の「ことでんレトロ電車撮影記」と。

あと、年内にもう1回の出撃(といっても関東地方で日帰りだが...)を予定。
このまま1月、2月まで引っ張れそうな。出撃記のアップが間に合わないなんて
社会人<鉄>には考えられない状況。とはいえ、撮りに行きたいからには
仕方ないのである。

さて、10月の四国の旅の話題、ちょっとそのスピンオフ的な。
そのときにも乗ったし撮った、高徳線特急が「うずしお」号の車内放送を
<変態鉄>のMD(!!)に収められたコレクションの中から。
マイクを持って、車内を徘徊していた時代が懐かしい、そんな<変態鉄>である。
……  ……

四国は国鉄時代、特急列車の設定が遅かった地域。高徳線特急「うずしお」号が
走り出したのは1988年(昭和63年)のこと。瀬戸大橋線開業に合わせて急行「阿波」を
特急格上げすることにより誕生した。比較的新しい列車名なのだ。
...とはいえ、まもなく30周年だが。

ちなみに、特急「うずしお」という名称自体は、昭和40年台に新大阪-宇野間を
走っていた四国連絡の電車特急だった。名称の由来は、もちろん鳴門の渦潮である。

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【2015年10月26日8時22分】 高徳線・木太町-屋島

最高速度130 km/h、振り子式でカーブでも高速で通過できるようにした
N2000系ディーゼル動車が優先的に充当されている...とはいえ、高松-徳島は
距離にしても70キロあまり、高松自動車道の開通で高速バスと所要時間の面では
変わりなくなってしまい、さらに、徳島対大阪・神戸の利用では、鉄道の岡山経由より
高速バスの明石海峡大橋経由に分があるのはすでに明らか。早朝・深夜の便を
充実させたり、特急定期券や短距離利用時の自由席特急料金を低廉に設定したり、
営業施策はとっているみたいだが、苦戦しているみたい。

日中もほぼ1時間間隔の運転で運転本数は多い特急なのだが、グリーン車無しの
2両または3両編成での運転になっているのである。

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【2007年8月頃】 高徳線・高松駅

こちらは、現在では見られなくなった、というフツーの2000系による「うずしお」号。
写真で見る限り、3両編成の運転である。

さて、そんな「うずしお」号。10月の旅でも乗車した。

という訳で、今日は<変態鉄>のコレクションの中から
記憶が確かならば、2003年2月頃の録音だったかと。

※ 追記 ※   2016年10月23日
調べてみたところ、2003年2月17日に鳴門を見物して高松に向かう時に
5080D列車 「うずしお20号」を利用していたことがわかりました。
当日の旅行メモも発見され、乗車した車号は 2523 でした。




このときの旅行メモか特急券でも残っていないかと部屋中を探してみたが、
ヒントになるようなものも何も見つけることができなかった。
しかも、四国車らしくプラグドアが閉まるときの音が入っていることから
デッキ部に立って、マイクを手で持っての録音だったような...
「車内録音」としての完成度は高くないのだが、でも、音源を改めて聞き直せば、
これがちょっと貴重な放送。

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【2015年8月16日16時26分】 高徳線・高松駅

夕刻に徳島を発つ「うずしお号 岡山ゆき」というだけでも価値ある録音だが...
独特の語り口の車掌さんのアナウンス、停車駅が三本松、志度、高松、と、
高徳線内の途中駅2つにしか停まらない速達便というのは、いまでは聞けない。

「クルマは3両繋いでおります。前から8号車、7号車、6号車の順です」
これぞ、ディーゼル動車の持ち味である。徳島を16:30発、高松が17:25着だから
高松まで停車駅を絞って55分で走破する俊足だが、そこからは坂出を通過しても
宇多津、児島、岡山と小刻みに停車することを告げている。

児島は岡山県倉敷市になり、ジーンズの街としても最近は有名になった、
瀬戸内海に面した町で、ここがJR西日本との会社境界駅。乗務員交替のため
停車する必要があるわけだが、宇多津は...

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【2015年10月26日15時52分】 土讃線・大歩危駅

ここで高知から来た「南風」と併結で岡山に向かう。その連結作業のための停車。
そのために、号車番号にも欠番をつくってあるということ。
分割併合が自由に行えるディーゼル動車の強みでもある。

放送の前後に演奏されるチャイムはJR四国管内では車種を問わず、同じメロディ。
現在では撤去済みだが、JR九州に譲渡されたキハ185系の放送装置に入っていたのは
わかるとしても、なぜか、このメロディが小田急ロマンスカーの車内放送装置にも
搭載されているという不思議。

でも、JR四国はこのチャイムにこだわりがあるのか、国鉄型キハの放送装置も
「アルプスの牧場」のオルゴールを取り出して、替わりにこのチャイムを、
という念の入れようだった。四国では珍しくないチャイムである。

……  ……

と、人気がないのはわかっていても、今日は車内放送ネタを語ってみた。
<鉄>の中でも俄然注目度の低いテーマなのだが、でも、よ~く聴いていると、
禁煙車の案内方法や携帯電話のマナー放送など、ここからも、
世の中の変化が読み取れるとも思うのである。例えば最近では全国どこでも
当たり前になった、「車内で不審者、不審物を...」というテロ対策の注意放送もない。
そういう文言が追加されたり、変更されたりというのは
その背後に何かの理由があったわけで。
(今年は、東海道新幹線の、“不審者注意”放送がちょっと長くなったような...)

「車内無線LAN接続サービスのご案内」とか「スマホの“ながら歩き”は...」とか
そういうのが追加される反面、「車内公衆電話はテレホンカード専用で...」という
アナウンスはいつの間にか聞かなくなった。

<変態鉄>がMDレコーダーを買って、車内録音を始めたのが1997年のこと。
それからの18年間でも、そうした小さな変化がいくつも読み取れる...。
そんなことを考えているのも、<変態鉄>が<変態野郎>である証なのかも知れない。

あぁ、明日もPV数が低調になりそう...。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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