2015年8月「吊り掛け駆動」の電車を追って(5)黒野駅のいま<後編> [スカーレットのトラムたち[名鉄岐阜線]]
今日からしばらく仕事がヒマな...というか、ラクな期間に入る。水曜はお休みだった。
そうなれば、カメラを持って“出撃”となるところだが、生憎の雨。
仕事の時は晴れているのに公休日になると雨。昔から、運の悪い男なのである。
ということで、自室に籠もってブログを書いていたのだった。
【2015年8月14日9時46分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
さて、引き続き、8月13~16日にかけての撮影記。
キレイに整備された木造駅舎、その窓ガラスに映るモ510形の“顔”...
自分にとって思い入れのある名鉄岐阜線の話題を書いているだけあって、
普段以上に話が長くなっている。今日も「黒野駅レールパーク」の話題。
…… ……
2015年8月14日(金)晴れ
黒野駅レールパークには駅舎の他、プラットホーム1面とその部分の線路が
残されている。
【2015年8月14日9時41分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
名鉄岐阜線全廃10年ということで、普段は美濃駅に展示されているモ512号車を
大野町が借り入れる形で、1年間限定でこちらにやって来ている。
【2015年8月14日9時39分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
1年間の期間限定と言うことでありながら、40年以上にわたって揖斐・谷汲線の
スター的存在として、末期を中心に絶大な人気を誇った車両だけあってか、
立派な説明看板まで用意されていた。尤も、記述にはマニア的に「???」と思う部分も。
【2015年8月14日9時41分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
さて、丸窓電車の隣に見える丸い「2」番ホームの表示、待合室と一体になった
上屋の造形に注目である。旧本揖斐側、駅の西側から黒野駅を見る形で撮影。
【2015年8月14日9時44分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
ただちょっと残念だったのは、こちらの関係。
地元の夏祭りを控えて、ツナギ姿のお兄さんたちがテントの設営やら何やら
準備をはじめていたのだが、立入禁止になっているホーム部分は、
格好の“資材置き場”という認識だったようで...、段ボール箱やらテントの金具やら。
写真が撮りにくかったのが、<変態鉄>としては...。
でも、夏祭りのポスターが“丸窓電車”、それだけ地元でも知られた存在だったという
ことだろうか。
【2005年2月頃】 名鉄揖斐線・黒野駅(当時)
さて、こちらは2005年2月、廃止の日を目前に控えた黒野駅。
ちょうど反対側、東側から見ると「2」番ホームの表示、駅舎の感じもあまり変わらず、
モ512が展示されている場所の位置関係がよくわかる。
この写真で、小さな詰所(?)が写っているが、ちょうどその付近からホームを見たのが...
【2015年8月14日9時47分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
こんな感じである。廃線後、多くの施設が撤去されたが、でも雰囲気はよく残っていて
また、プラットホームの保存状態も非常に良好なのだった。
ただし、ホームとモ510形のいる付近には鎖が設置され、ホーム上は立入禁止。
丸窓電車の車内も公開されていない。
【2005年2月頃】 名鉄揖斐線・黒野駅(当時)
という訳で、2005年2月、まだ現役だった頃のホーム上での1枚。
当時は何の気なしにテキトーに撮ったのだが、まさか、10年後に新旧比較できるとは...
冒頭の写真と同じ方向からの撮影、背後に見える駅舎から位置関係がわかる。
現在の写真では、ホームの隣のスペースは芝生で遊具が設置されているが、
ここの部分には揖斐線電車の車庫があった。
【2005年2月頃】 名鉄揖斐線・黒野駅(当時)
現役最末期、新型車両が中心となり運用を失っていたモ510形が車庫で昼寝していた。
この翌日、団体貸切で黒野-徹明町-新関を往復するという運用に入った。
この様子を撮影しに来て、前日に“偵察”に訪れた時の1枚である。
ちなみに手前に伸びる線路はすでに廃止になっていた本揖斐までの区間のもの。、
たぶん、構内入換え作業などの関係で駅部分が残されていたのだろうが...
【2015年8月14日9時40分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
いまでは、ちょうどその部分にあたる線路の終端部にトロッコが留置されていた。
錆び付いた感じが何とも味わい深いのである。
【2015年8月14日9時48分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
暑くなってきたところで、駅舎に戻ろう。
【2015年8月14日9時49分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
現在、NPO法人が運営するカフェ併設のパン屋さんになっており、地元の人たちで
賑わっていた。ちょうど出札口の内側に当たるスペースがパン屋さん、
そのすぐ奥、駅舎内でパンを焼いている。そう、作りたてが味わえる。
何というのか、イートインのような形態で、好きなパンをとって
レジでドリンクをお願いすると、窓側のテーブルで楽しむことができる。
アイスコーヒーとパン1個で350円、現役時代の揖斐・谷汲線の写真や当時の資料が
展示されたスペースで一息ついたのだった。
【2015年8月14日10時03分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
ちなみに駅舎2階は鉄道模型のジオラマがあるそうだが...、平日はお休み。
予定より1本早いバスで岐阜に戻ろう。パンを食べ終えて、黒野駅を後にした。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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そうなれば、カメラを持って“出撃”となるところだが、生憎の雨。
仕事の時は晴れているのに公休日になると雨。昔から、運の悪い男なのである。
ということで、自室に籠もってブログを書いていたのだった。
【2015年8月14日9時46分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
さて、引き続き、8月13~16日にかけての撮影記。
キレイに整備された木造駅舎、その窓ガラスに映るモ510形の“顔”...
自分にとって思い入れのある名鉄岐阜線の話題を書いているだけあって、
普段以上に話が長くなっている。今日も「黒野駅レールパーク」の話題。
…… ……
2015年8月14日(金)晴れ
黒野駅レールパークには駅舎の他、プラットホーム1面とその部分の線路が
残されている。
【2015年8月14日9時41分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
名鉄岐阜線全廃10年ということで、普段は美濃駅に展示されているモ512号車を
大野町が借り入れる形で、1年間限定でこちらにやって来ている。
【2015年8月14日9時39分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
1年間の期間限定と言うことでありながら、40年以上にわたって揖斐・谷汲線の
スター的存在として、末期を中心に絶大な人気を誇った車両だけあってか、
立派な説明看板まで用意されていた。尤も、記述にはマニア的に「???」と思う部分も。
【2015年8月14日9時41分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
さて、丸窓電車の隣に見える丸い「2」番ホームの表示、待合室と一体になった
上屋の造形に注目である。旧本揖斐側、駅の西側から黒野駅を見る形で撮影。
【2015年8月14日9時44分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
ただちょっと残念だったのは、こちらの関係。
地元の夏祭りを控えて、ツナギ姿のお兄さんたちがテントの設営やら何やら
準備をはじめていたのだが、立入禁止になっているホーム部分は、
格好の“資材置き場”という認識だったようで...、段ボール箱やらテントの金具やら。
写真が撮りにくかったのが、<変態鉄>としては...。
でも、夏祭りのポスターが“丸窓電車”、それだけ地元でも知られた存在だったという
ことだろうか。
【2005年2月頃】 名鉄揖斐線・黒野駅(当時)
さて、こちらは2005年2月、廃止の日を目前に控えた黒野駅。
ちょうど反対側、東側から見ると「2」番ホームの表示、駅舎の感じもあまり変わらず、
モ512が展示されている場所の位置関係がよくわかる。
この写真で、小さな詰所(?)が写っているが、ちょうどその付近からホームを見たのが...
【2015年8月14日9時47分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
こんな感じである。廃線後、多くの施設が撤去されたが、でも雰囲気はよく残っていて
また、プラットホームの保存状態も非常に良好なのだった。
ただし、ホームとモ510形のいる付近には鎖が設置され、ホーム上は立入禁止。
丸窓電車の車内も公開されていない。
【2005年2月頃】 名鉄揖斐線・黒野駅(当時)
という訳で、2005年2月、まだ現役だった頃のホーム上での1枚。
当時は何の気なしにテキトーに撮ったのだが、まさか、10年後に新旧比較できるとは...
冒頭の写真と同じ方向からの撮影、背後に見える駅舎から位置関係がわかる。
現在の写真では、ホームの隣のスペースは芝生で遊具が設置されているが、
ここの部分には揖斐線電車の車庫があった。
【2005年2月頃】 名鉄揖斐線・黒野駅(当時)
現役最末期、新型車両が中心となり運用を失っていたモ510形が車庫で昼寝していた。
この翌日、団体貸切で黒野-徹明町-新関を往復するという運用に入った。
この様子を撮影しに来て、前日に“偵察”に訪れた時の1枚である。
ちなみに手前に伸びる線路はすでに廃止になっていた本揖斐までの区間のもの。、
たぶん、構内入換え作業などの関係で駅部分が残されていたのだろうが...
【2015年8月14日9時40分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
いまでは、ちょうどその部分にあたる線路の終端部にトロッコが留置されていた。
錆び付いた感じが何とも味わい深いのである。
【2015年8月14日9時48分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
暑くなってきたところで、駅舎に戻ろう。
【2015年8月14日9時49分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
現在、NPO法人が運営するカフェ併設のパン屋さんになっており、地元の人たちで
賑わっていた。ちょうど出札口の内側に当たるスペースがパン屋さん、
そのすぐ奥、駅舎内でパンを焼いている。そう、作りたてが味わえる。
何というのか、イートインのような形態で、好きなパンをとって
レジでドリンクをお願いすると、窓側のテーブルで楽しむことができる。
アイスコーヒーとパン1個で350円、現役時代の揖斐・谷汲線の写真や当時の資料が
展示されたスペースで一息ついたのだった。
【2015年8月14日10時03分】 岐阜県大野町・黒野駅レールパーク
ちなみに駅舎2階は鉄道模型のジオラマがあるそうだが...、平日はお休み。
予定より1本早いバスで岐阜に戻ろう。パンを食べ終えて、黒野駅を後にした。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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