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55.雨の降る寒い朝、富山のキハ<後編> [飛越ゴハチを追った日々]

今日の話題に入る前に。
「やはり!!!!」だった。まず、見ていただきたい。

20150113_pv.png

これ、拙ブログの管理画面、その中の13日の時間別アクセス解析である。
朝のうちはいつも通りのアクセス状況だったのだが、9時を過ぎるとガクッと落ち込む。
そのまま日中一杯、何だか3年前のブログ開設当初のようなアクセス数に...

「うんっ!? もしかして...」と思っていたら、やはり。

……  ……

“What's new?”にサーバー障害のことが出ていた(→ こちら)。
それによれば、

> 発生日時  2015年1月13日(火)am11:00頃〜
> 原因    ファイルサーバーのシステム障害

ただ、拙ブログのアクセス解析を見る限り、障害の発生は9時頃のような気がするが。
でも、そんなことより、思わず、笑っちゃったのは、次の一言。

『現在、暫定対応を行いましたが、管理画面含む全てのブログサービスの動作が一時的に重くなる場合があります。』

このソネブロの“動作が一時的に重くなる”ことがあるそうだ。
これ以上、どこがどう重くなれる!? と、逆に楽しみなのだ。

ソネブロ自体は非常に居心地の良いブログサービスであるように思うのだが...
この動きの遅さだけは何とかして欲しいと思っている。

という訳で、13日の昼間に拙ブログを訪問しようとしてアクセスできなかった皆さま、
大変、申し訳ありませんでした。

……  ……

さて、今日も昨日に続いて、2011年2月9日、冷たい雨の富山で撮ったキハの写真を。
翌月に迫った高山本線増発社会実験の終了は、すなわち、<変態鉄>がこよなく愛した
キハ58系急行型ディーゼル動車の定期運行終了を意味していた。

IMG_9091.JPG
【2011年2月9日10時16分】 高山本線・速星駅

あと1ヶ月...、納得できるような写真が撮れずに焦るばかりだった頃。

2011年2月9日 雨時々曇り

9:08 速星駅を出発して越中八尾に向かったキハ58+28編成は、越中八尾で折り返して
10:07に速星に戻ってくる。その間には、9:20頃に北陸本線から継走されてきた
貨物列車が到着、速星駅に隣接した化成品工場に引きこまれる。
その入換え作業を間近で見られるのも楽しみだが、でも、<軟弱鉄>には...

速星駅は委託駅で日中は駅員さんがいる。国鉄時代からの駅舎にはダルマストーブ。
駅舎内のベンチの並ぶ真ん中に、金属製の柵で囲まれてストーブが置かれている。
お尻が冷たくないように、ベンチには座布団が置いてあり...

ストーブにあたりながら、ぼーーっと待つというのを選択したのだった。

IMG_9101.JPG
【2011年2月9日10時16分】 高山本線・速星駅

そして、朝のゴハチニハチ運用、最後の1本は10:07発の第857D列車。
跨線橋からのお手軽撮影。ホームの富山方には9時過ぎに貨物列車を牽いてきた
DE10型ディーゼル機関車が午後まで待機している。その一瞬の並びを。

でも、この日はハズレ。キハが国鉄急行色でも機関車が“JR貨物更新色”。
こちらが原色なら最高なのだが...

IMG_9114.JPG
【2011年2月9日12時28分】 北陸本線・富山駅

とりあえず、富山駅に戻ってきたのだった。
ホーム端から撮ったのは北陸本線の“食パン電車”。
国鉄末期の財政難の中、北陸地方のローカル列車の置換えに新車を投入する...
しかも、電装品が極めて高価だった交直流車を、ローカル輸送のために新製するなど
絶対に無理だった国鉄。余剰になっていた特急型寝台電車をローカル転用という
“苦し紛れ”の策で誕生したのが419系。

「暫定的措置」のはずが、いつしか、四半世紀近くにわたって北陸本線の“顔”として
君臨してきた。改造車然とした車内は決して過ごしやすかったわけではないが、
でも、引退となると多くの<鉄>がカメラを構えていたのだった。

いくら681・683系が席巻しても、この当時の富山駅ホームはカメラを持っていて
飽きることなく過ごせる駅だった。

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【2011年2月9日12時38分】 高山本線・富山駅

名古屋からキハ85系特急「ワイドビューひだ」が到着。
この列車が、新幹線開業後も富山駅に発着する唯一の特急列車となるのか!?

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【2011年2月9日12時45分】 高山本線・富山駅

さて、ホーム端に立って、神通川鉄橋の方向を凝視していた<変態鉄>。

来るか、来ないか!?

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【2011年2月9日12時48分】 高山本線・富山駅

来た!! ただ、この暗さでは被写体ブレを防ぐことは出来なかった。

でも、キハ58+28編成がお昼過ぎの富山駅に入ってきた。
軽量ディーゼル動車キハ120系で運用される高山本線のローカル列車。
ゴハチニハチは朝晩のラッシュ時、車両が足りなくなるときだけ...のはずだったが、
何と言っても収容の大きな車両、沿線の高校の下校時刻が早くなる日、
つまり、定期考査とか始業式・終業式とか、そういう日に限って、午後の2往復、
軽量キハ120系を大柄なゴハチニハチに置き換える措置が定例化していた。

こればかりは時刻表にも予告されず、駅でも教えてくれず...
当日、この代走を見つけて、急いで撮影地へ...というのは、この飛越ゴハチ撮影の
楽しみの1つでもあった。(“空振り”したことも数知れず...)

IMG_9128.JPG
【2011年2月9日12時48分】 高山本線・富山駅

仮設ホームで客扱い中のキハ。

それを撮っていると...

後ろの北陸本線ホームではこの並びが。

IMG_9131.JPG
【2011年2月9日12時50分】 北陸本線・富山駅

先ほど、“食パン顔”の写真をご紹介したが、本来の特急型電車の顔をした
こちら側も。同形式とはいえ、長年の間に後天的な差異が生じており、
貫通扉の溶接・ハメ殺し改造、前面幕の埋め込み、タイフォンカバー...

高度経済成長期、昼間は座席、夜はそれを寝台にして、昼夜を問わず走り続ける
特急型寝台電車として登場したのが581・583系だった。車庫に戻さない...という発想。
モーレツに働き続ける電車として製造されたが、大半はほどなく余剰車になって
しまった。“世界初の特急型寝台電車”としての活躍はわずか。
その人生ならぬ“車生”の大半をローカル電車として過ごすことになった
ある意味、不運の車両だが、そのおかげで「特急型」としての任務を全うした
グループより、長く生き延びたのだった。

さて、419系を撮っているうちにゴハチニハチの発車時刻。

IMG_9133.JPG
【2011年2月9日12時57分】 高山本線・富山駅

暗い中、少しでも被写体ブレを防ぐためには広角側で撮るしかなかった。

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【2011年2月9日12時57分】 高山本線・富山駅

冷たい雨の降る中、富山駅を離れて神通川鉄橋に向かっていく。

IMG_9147.JPG
【2011年2月9日12時57分】 高山本線・富山駅

あと1ヶ月となった“飛越ゴハチ”、<変態鉄>が最後まで残してしまった撮り方、
それは雪の中を行く姿。雪の千里カーブでゴハチニハチの姿を捉えたい...

でも、年度末のこの時期、<変態鉄>とはいえ、なかなかそれはできなかった。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
ロシアってスゴい美女が多いと思うんですが、
中年になると皆太るイメージが・・・ 偏見?
by johncomeback (2015-01-15 08:05) 

あるまーき

johncomebackさん

コメントありがとうございます。
寒いところだけに、食生活なども影響しているかもしれませんが...。
“中年になると...”は、ロシアに限らず万国共通かも知れませんね(笑)。
by あるまーき (2015-01-15 11:12) 

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