直流急行型電車たちの思い出 ~ 学生時代の写真から ~ [しなの鉄道169系]
昨日、しなの鉄道で169系直流急行型電車の最後の勇姿をカメラに収めた。
【2013年4月28日9時57分】 しなの鉄道・平原-御代田
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 50.0 mm 露出 F5.6 1/800秒 +1/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
28日には浅間山バックのこのポイントで撮った。
何度も書いてきたように、自分が学生時代を過ごした1990年台、これら急行型電車は
本来の「急行」としての活躍の場は、ほぼ全滅状態だったが、
波動輸送用やローカル用として、直流電化区間では珍しくない存在。
…… ……
夏休み、冬休みのシーズンともなれば、この直流急行型電車の“本家”165系で運転の、
「大垣夜行」の座席を確保するために、23時40分の発車時刻の5時間近く前から、
東京駅のホームに新聞紙を敷いて並んでいたものだった。
廉価版の一眼レフに、量販店でまとめ買いの富士フォルムのISO400くらいのネガカラーが
当時のガキ鉄、つまり、自分の標準装備。
大学生になった1996年前後、これらをバッグに詰め込んで、講義をさぼっては
列車を乗り継いで各地を巡っていた。もちろん、下手は下手なりに、
当時から大好きだった、直流急行型電車たちにも狙ってカメラを向けたものだった。
(1)葛西臨海公園駅のホーム
中学から高校にかけて、(今以上に)おカネがなくてどうしようもなかった頃、
撮影に出かけたくても...
そんなとき、120円の乗車券を手に「大回り乗車」を装って、色々な駅のホームへ。
半日くらいにわたってカメラを構え続けたのも良い思い出。
いまのような「駅ナカ」なんて考えられなかった時代、お腹が空いて、
どうしようもなかったが、土休日ともなると、ディズニーランド臨としてJR東日本の
各地からやってくる団体臨時列車の多彩な顔ぶれを片っ端から撮り続けた。
憧れは、169系「Nストライプ」色。後追い・逆光、メチャクチャな撮影だが...
この塗色、国鉄末期に長野管内の急行用として運用される169系に施された。
大好きな塗装だったが、間もなくオリンピック開催に向けて、塗装が再変更。
撮れずじまいに終わった。後に、しなの鉄道に譲渡される169系たちもこの塗色だった。
(2)七久保のカーブ
大学生になったのは96年春。理工学部志望がひょんなことから商学部へ。
経営学とか経済学とか...、日々の講義は全然興味ない内容ばかり。
自然、講義をさぼってアルバイト → その資金で<鉄>活動 の毎日。
飯田線の超有名撮影地で「Nストライプ」から「新長野色」に変更後の
169系の快速「みすず」を撮った。山々には雲がかかり、電車もいわゆる「面潰れ」。
どうしようもない写真だが、当時の自分にとっては「納得の一枚」
(3)165系「最後の楽園」は中央西線
21世紀が近づいてきた頃、JR各社では165系列の置き換えが本格化した。
長らく、普通電車のほぼ全てを、神領の165系急行型電車で賄ってきた中央線の
中津川-塩尻間にも新車313系が投入去れ始めた。慌てて、「ムーンライトながら」で
早朝の金山駅へ。
ここから中央線・中津川ゆき、さらに松本ゆきと乗り継いで降り立ったのは
落合川駅だっただろうか。鉄道雑誌の写真で見て、「いつか撮りたい!!」と思っていた
ポイントはカラオケボックスの駐車場の奥だった。
恐る恐る管理人さん(?)の所をノックして、撮影許可を願い出ると、意外にも快諾。
カメラを構えて、列車を待っている間に眠ってしまった記憶がある。
いま、見てみると、もうちょっと引きつけて撮るべきだったとか、
思うところもない訳ではないが、これも当時の自分には会心の一枚だった。
…… ……
と、普段より酷い写真で申し訳ありませんでした。
ちゃんと記録を残していないので、記憶違いの箇所があるかも知れません。
仕事が溜まっており、連休休み返上で明日は臨時出社、明後日から遠征予定です。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
[お知らせ]
当ブログでは、ただいま「過去記事に nice!+コメント 歓迎キャンペーン」を実施しています。
ぜひ、古い記事も、お読みいただいた際には、記事のご感想などを寄せていただけると
幸いです。コメント欄にお願いいたします。
【2013年4月28日9時57分】 しなの鉄道・平原-御代田
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 50.0 mm 露出 F5.6 1/800秒 +1/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
28日には浅間山バックのこのポイントで撮った。
何度も書いてきたように、自分が学生時代を過ごした1990年台、これら急行型電車は
本来の「急行」としての活躍の場は、ほぼ全滅状態だったが、
波動輸送用やローカル用として、直流電化区間では珍しくない存在。
…… ……
夏休み、冬休みのシーズンともなれば、この直流急行型電車の“本家”165系で運転の、
「大垣夜行」の座席を確保するために、23時40分の発車時刻の5時間近く前から、
東京駅のホームに新聞紙を敷いて並んでいたものだった。
廉価版の一眼レフに、量販店でまとめ買いの富士フォルムのISO400くらいのネガカラーが
当時のガキ鉄、つまり、自分の標準装備。
大学生になった1996年前後、これらをバッグに詰め込んで、講義をさぼっては
列車を乗り継いで各地を巡っていた。もちろん、下手は下手なりに、
当時から大好きだった、直流急行型電車たちにも狙ってカメラを向けたものだった。
(1)葛西臨海公園駅のホーム
中学から高校にかけて、(今以上に)おカネがなくてどうしようもなかった頃、
撮影に出かけたくても...
そんなとき、120円の乗車券を手に「大回り乗車」を装って、色々な駅のホームへ。
半日くらいにわたってカメラを構え続けたのも良い思い出。
いまのような「駅ナカ」なんて考えられなかった時代、お腹が空いて、
どうしようもなかったが、土休日ともなると、ディズニーランド臨としてJR東日本の
各地からやってくる団体臨時列車の多彩な顔ぶれを片っ端から撮り続けた。
憧れは、169系「Nストライプ」色。後追い・逆光、メチャクチャな撮影だが...
この塗色、国鉄末期に長野管内の急行用として運用される169系に施された。
大好きな塗装だったが、間もなくオリンピック開催に向けて、塗装が再変更。
撮れずじまいに終わった。後に、しなの鉄道に譲渡される169系たちもこの塗色だった。
(2)七久保のカーブ
大学生になったのは96年春。理工学部志望がひょんなことから商学部へ。
経営学とか経済学とか...、日々の講義は全然興味ない内容ばかり。
自然、講義をさぼってアルバイト → その資金で<鉄>活動 の毎日。
飯田線の超有名撮影地で「Nストライプ」から「新長野色」に変更後の
169系の快速「みすず」を撮った。山々には雲がかかり、電車もいわゆる「面潰れ」。
どうしようもない写真だが、当時の自分にとっては「納得の一枚」
(3)165系「最後の楽園」は中央西線
21世紀が近づいてきた頃、JR各社では165系列の置き換えが本格化した。
長らく、普通電車のほぼ全てを、神領の165系急行型電車で賄ってきた中央線の
中津川-塩尻間にも新車313系が投入去れ始めた。慌てて、「ムーンライトながら」で
早朝の金山駅へ。
ここから中央線・中津川ゆき、さらに松本ゆきと乗り継いで降り立ったのは
落合川駅だっただろうか。鉄道雑誌の写真で見て、「いつか撮りたい!!」と思っていた
ポイントはカラオケボックスの駐車場の奥だった。
恐る恐る管理人さん(?)の所をノックして、撮影許可を願い出ると、意外にも快諾。
カメラを構えて、列車を待っている間に眠ってしまった記憶がある。
いま、見てみると、もうちょっと引きつけて撮るべきだったとか、
思うところもない訳ではないが、これも当時の自分には会心の一枚だった。
…… ……
と、普段より酷い写真で申し訳ありませんでした。
ちゃんと記録を残していないので、記憶違いの箇所があるかも知れません。
仕事が溜まっており、連休休み返上で明日は臨時出社、明後日から遠征予定です。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
[お知らせ]
当ブログでは、ただいま「過去記事に nice!+コメント 歓迎キャンペーン」を実施しています。
ぜひ、古い記事も、お読みいただいた際には、記事のご感想などを寄せていただけると
幸いです。コメント欄にお願いいたします。
以前にコメントした、
「天竜」色(「かもしか」色ともいいますね)の写真アップ、
ありがとうございます(^^)。
京葉線に乗り入れたことなどあったのですね〜。
そして、西線で撮られたデカ目の165系や、
鉄橋で捕らえた改心の一枚もいいですね!
どのお写真も、拝見して懐かしく感じました。
by あおたけ (2013-05-01 19:48)
あおたけさん
コメントありがとうございます。白地に大きく緑の「N」が入った急行天竜、かもしか色は、自分も大好きな塗色でした。本文にも書いた通り、自分がカメラを持ってでかけるようになって間もなく「長野色」に塗り替えられ、結局、あのカット以外、撮れずじまいでした。願わくば、信州の地で撮ってみたかったです。
余談ながら、聞いたところ、しなの鉄道169系もこの塗色を復元する構想があったみたいです。ただ、坂城で保存が決まり、湘南色が2本になったため、「しなの鉄道色」を最後の日を待たずに消滅させてはならない、ということで見送られたみたいです。もしかしたら、最終日の9連は、「しな鉄色」+「かもしか色」+「湘南色」の三色混成で走っていたかも知れません。
by あるまーき (2013-05-01 20:47)
どのお写真も夢中でシャッターを押した熱い気持ちが伝わってきて、
素敵だと思います!(^^
by さといも野郎 (2013-05-01 22:43)
さといも野郎さん
コメントありがとうございます。また、拙い写真に対しての過分なお言葉、恐縮しております。
HDD内の写真を見直しても、古いネガを取り込んでみても、撮った瞬間の記憶が甦ってきたり...、結構、時間が経つのも忘れて楽しんでいます。
by あるまーき (2013-05-01 22:48)